c2014 YAMAHA MUSIC PUBLISHING,INC.
2016年2月20日(土)全国ロードショー新宿ピカデリー&丸の内ピカデリーほか
音楽監督 瀬尾一三
撮影監督 翁長裕
キャスト 中島みゆき 中村中 石田匠
2014年11月15日(土)〜12月16日(火)東京・赤坂ACTシアターで開催され、23公演3万人を動員した中島みゆきの「夜会」。『夜会VOL.18「橋の下のアルカディア」』の劇場版が公開されている。2008年から2009年にかけて行われた『夜会VOL.15「〜夜物語〜元祖・今晩屋」』以来6年ぶりに書き下ろされた「夜会」。脚本・作詞・作曲・歌、そして主演の5役すべてを中島みゆきが務める。書き下ろされた劇の挿入歌は過去最多の46曲を収録。「橋の下のアルカディア」では、中島みゆきのほか中村中、石田匠が歌を歌う。
ほとんどの店のシャッターが下り、たった二つしか店を開けていない地下道。そこに住む占い師(中島みゆき)とバーの代理ママ(中村中)、そして、今はガードマンをしているが、以前は占いの店の隣に店があった男(石田匠)。その地下道はかつて防空壕だった。そして、さらに昔は「暴れ川」。その怒りを鎮めるために人柱の犠牲が払われていた。外の世界から隔離され、見捨てられた街で暮らす3人の過去と記憶が追憶のように出現する。
1975年にデビューし、「時代」「世情」「ファイト!」「空と君のあいだに」など、シンガー・ソングライターとして数多くの名曲を世に送り出してきた中島みゆき。その中島みゆきを語る上で欠かすことのできないのが「夜会」。1989年、Bunkamuraシアターコクーンの誕生と共にスタートした。本人は「コンサートとも演劇ともミュージカルとも称しがたい舞台表現」と語っている。脚本・作詞・作曲・歌、演技と、1人5役を務めるというもの。
今回は、中島みゆき一人で歌を担当するのではなく、中村中 石田匠の二人が歌い手として参加している。二人はけっこうたくさんの歌を歌い、みゆきさんに劣らずいい味を出している。
チケットをなかなかゲットできないファンにとっては、とても楽しみな劇場公開であり、生で見た人にとってもアップの映像などは貴重。ファンでない人にとっては意外な中島みゆきを見ることができる。(暁)
2014年/日本/約120分/カラー/5.1ch/DCP
公式HP http://yakai-movie.jp/
配給:ローソン HMV エンタテイメント
協力:株式会社ヤマハミュージックパブリッシング・株式会社ヤマハミュージックアーティスト