監督:エディ・ホニグマン
撮影:フフト・ヒルタイ
出演:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)
オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並ぶ世界三大オーケストラ。2013年に創立125年を迎えるのを記念して、一年に50回の公演を開催することになった。このワールドツアーに密着し、舞台裏や指揮者、楽団員、コンサートを楽しむ観客たちを撮影した公式記録映画。
エディ・ホニグマン監督は山形国際ドキュメンタリー映画祭にたいへん縁の深い方で、これまで何度も作品が上映され受賞もしています。この楽団の公式記録映画として撮影された本作は、観客が興味を持ちそうなバックステージ、練習風景がおさめられています。それだけでなく、オフの楽団員のようす、世界各地でコンサートを楽しみにしているファンたちの表情を細やかにとらえていて、門外漢の私にも音楽の良さがしみじみと伝わってきました。厳しい生活を送っている南アフリカの学生たちが、楽器の演奏中に見せるはじける笑顔、ステージを食い入るように見る強い視線に生の音楽の力をびんびんと感じます。(白)
2014年/オランダ/カラー/ビスタ/98分
配給:S・D・P
(C)2014 Cobos Films & AVRO
http://rco-movie.com/
★2016年1月30日(土)より渋谷ユーロスペース 他全国順次公開