2016年01月18日
ビューティー・インサイド(原題:The Beauty Inside)
監督:ペク
脚本:キム・ソンジュン、パク・ジョンイ
撮影:キム・テギョン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:ハン・ヒョジュ(ホン・イス)、ムン・スク(ウジンの母)、イ・ドンフィ(サンベク)、パク・ソジュン、キム・デミョン、イ・ヒョヌ、パク・シネ、上野樹里ほか(ウジン)
ウジンは18歳の誕生日以来、眠りから覚めると中味は同じまま、外見が別の人間に変わるようになってしまった。 性別も年齢も違う人種になることもあった。自分の意思に関わりなく、なぜこんなことになったのか、どうしたら元に戻るのかわからない。ウジンの秘密を知るのは母親と親友のサンベクだけ。同じ人に会わずに済む家具製作をサンベクと始めて10年余りたった。普通の人生などもう望んでいなかったが、ある日イスに出会って恋に落ちてしまう。
毎日変わるウジン役のため123人が参加。セリフのある役は21人の俳優が演じ、上野樹里もウジンの一人で出演しています。たくさんの俳優が出演しているので、書き切れませんでした。原案は2013年のカンヌ国際広告祭でグランプリを受賞した、インテルと東芝によるソーシャルフィルム「The Beauty Inside」。CMディレクター出身のペク監督が、ドラマを足して長編映画にしました。一人ひとりの短いエピソードを積み重ねるので、CM出身の監督にはぴったりだったかも。
不老不死になって姿が変わらないというお話はこれまでにもいくつもありましたが、目が覚めるたびに姿が変わるというのは初めてです。どんな姿になるのかは、なってみないとわからないので、イスに会いたいウジンは苦心惨憺。そこが笑いを呼ぶのですが、本当にこんな目にあったら気が変になるかもしれません。諦めて折り合いをつけたり、面白いと思う余裕ができるには時間がかかりそうです。自分だったらどうするか、考えてみるのも一興。(白)
老若男女、韓国人じゃなくて異国の人だったりと、毎日変わるウジン! 演じた123人の名前すべてが「輝国山人の韓国映画」のサイトに出ています。もしかして、お気に入りの俳優さんが出ているかも。ぜひチェックしてから映画を観にいってください。登場順で出ていますので、出てきそうなあたりで心構えを!
もっとも私が知っている人はごくわずか。皆、プレス資料に名前が出ていたので、いつ出るかなぁ〜と待ち構えました。イ・ジヌク(『卑劣な街』『怪しい彼女』)は、いつものようにいかにもの好青年。キム・ジュヒョク(「プラハの恋人」「武神」)は、昨年末にKBSの人気バラエティ番組「1泊2日」を惜しまれながら降板したばかりですが、本作でもなかなか重要なポジションで登場。独特の禿げ頭のキム・サンホは、ドラマ「棚ぼたのあなた」や『黒く濁る村』『海にかかる霧』『ワンドゥギ』など数多くの映画の名脇役で、もう、この人が出てくるだけで笑ってしまうおじさん。今回も絶妙のタイミングで登場します。(『きみに微笑む雨』で成都に出張したチョン・ウソンを出迎えた駐在員で酒好きのおっさんといえばわかるでしょうか・・・)
恋に落ちてしまったウジンは、思いを告白するのにイケメンで朝を迎える日を待ちます。そして、この顔を保つために3日間寝ないでイスとの逢瀬を重ねます。
さて、このイケメン役は誰なのか・・・ これは観てのお楽しみ! (咲)
2015年/韓国/カラー/シネスコ/127分
配給:ギャガ・プラス
(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights Reserved.
公式サイト:http://gaga.ne.jp/beautyinside/
2016年1月22日(金)TOHOシネマズ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック