2015年12月10日

創造と神秘のサグラダ・ファミリア(原題:SAGRADA: El misteri de la creació)

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監督・脚本:ステファン・ハウプト
撮影:パトリック・リンデンマイヤー
音楽:クリストフ・シェルテンライブ
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット、コンチータ&ラモン・スグラニェス

スペイン、バルセロナ。1882年に着工されたサグラダ・ファミリア(カタルーニャ語で聖家族贖罪教会)は、完成までに300年かかると言われながら今も建築中。1883年に2代目の建築家として就任したアントニオ・ガウディの構想を元にした斬新なスタイルを誇る。2005年に世界遺産に登録され、観光客を引き付けてやまない。内戦によりガウディの遺した図面や模型を焼失してしまったが、コンピューター技術を駆使して、ガウディの没後100周年にあたる「2026年完成予定」と公式に発表されている。

建築関係者しか入れない内部にカメラが入り、観光では見ることができない高所や、細部も見せてくれる映像と、建築プロジェクトに関わっている人々のインタビューとで構成されています。ずっと一目観たいと思いつつも叶わなかった(これから可能性があるだろうか?)私には嬉しいドキュメンタリーでした。中でも1978年から彫刻家として参加している外尾悦郎さんのお話がことに興味深かったです。元々彫刻家であったとはいえ、未完の建築に携わることになって仏教徒からクリスチャンに改宗、ガウディの技術を追い求めるのでなく、ガウディの心に近づき「彼の見たものを見ようとした」というのに感銘を受けました。「神はお急ぎにならない」とガウディが言ったそうですが、2016年に完成するのかどうか気になるところです。動画サイトに完成したらこうなります、というのがアップされていて、やはりこの目で見たいと思ってしまいました。手始めにこの作品をどうぞ。(白)

1982年に初めてサグラダ・ファミリアを訪れ、1882年に建築を始めたとの看板に、ちょうど百年!と、感慨深く思ったのを思い出しました。当時は、1階のホールは、まさに建設中の様相。それでも、塔の半ばあたりまで小さな古いエレベーターで昇って、塔と塔の間を結ぶ橋も渡ってみたりしました。地下にはちゃんと礼拝室があって、ちょうどミサが行われていて大勢の市民が集まっていました。観光客は縄を張った後ろから見学できました。建設中なのに、ちゃんと教会として機能しているのを知りました。
それから8年後の1990年に再訪し、ファサードなどがかなり出来上がっていて、8年の間の成果を目の当たりにしました。それでも、完成までは数十年。今回、本作を観て、ほんとに完成の日が近づいているのを感じました。ガウディは天国でどんな思いでいるでしょう・・・(咲)


2012年/スイス/カラー/スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/16:9/94分
配給・宣伝:アップリンク
(C)Fontana Film GmbH, 2012
http://www.uplink.co.jp/sagrada/
★2015年12月12日(土)YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次公開
posted by shiraishi at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | スイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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