2015年11月13日

FOUJITA

FOUJITA chirasi.jpg

監督・脚本:小栗康平
出演:オダギリジョー、中谷美紀、アナ・ジラルド、アンジェル・ユモー、マリー・クレメール、加瀬亮、りりィ、岸部一徳

パリが愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか?

1920年代、フランス・パリ。
パリへ来て10年、乳白色の裸婦像で絶賛され、エコール・ド・パリの寵児となったフジタ。モデルの妻とカフェ・ロトンドに繰り出し、画家やモデルたちから、「フーフー(お調子者)」の愛称で呼ばれ、華やかな日々。

1940年代、日本。
戦争の足音と共に帰国。国民総力決戦美術展で自身の描いた「アッツ島玉砕」を眺めるフジタ。 やがて東京にも空襲の危機が迫り、五番目の妻となった君代と、東北の村に疎開する・・・

日仏合作で藤田嗣治の知られざる人生に挑んだ小栗康平監督。
東京国際映画祭でのワールドプレミアの舞台挨拶で、小栗監督は「いわゆる伝記映画ではなく、1920年代のエコール・ド・パリといわれた華やかな時代と、1940年代の戦争中の日本をまたぐように生きた藤田を描きました」と語りました。
私にとって藤田嗣治といえば、秋田の平野政吉美術館に飾られている大きな壁画「秋田の行事」(高さ3.65m・幅20.5m)が真っ先に思い出されます。フランスで活躍した画家の絵がなぜ秋田に?と思ったのが、彼への最初の興味でした。
パリにいた彼が日本に帰り、さらにまたフランスに戻った事情については、伝記映画ではないとおっしゃったように、詳しくは語られていませんでした。
叙情的に描かれていて、まるで絵画を見ているようです。
ラスト、たたずまいの美しい小さな教会の壁画(*注)には、ちゃっかりFOUJITAの自画像も片隅に描かれている様子が映し出されます。実は向かい合うように妻の君代さんが描かれているそう。見逃しました。ぜひ注意深くご覧になってみてください。(咲)
*注:死の直前に描きあげたランス市にある小さな教会ノートル・ダム・ド・ラ・ペの壁画。設計からフレスコ画まですべてをフジタが手掛けている。


DSCF1291 foujita.JPG
東京国際映画祭 ワールドプレミアでの舞台挨拶の様子はこちらでどうぞ!

配給:KADOKAWA
2015年/日本・フランス/日本語・フランス語/126分
公式サイト:http://foujita.info/
★2015年11月14日(土)角川シネマ有楽町・新宿武蔵野間・ユーロスペースほか全国順次公開


posted by sakiko at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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