監督:ジョージ・C・ウルフ
出演:ヒラリー・スワンク(ケイト)、エミー・ロッサム(ベック)、ジョシュ・デュアメル(エヴァン)、ロレッタ・デバイン(マリリン)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(エリザベス)
ケイトは弁護士の夫と友人たちに囲まれ、誕生日を祝っていた。得意のピアノを披露しているとき指に異変がある。その場は取り繕ったものの、病院での診断は次第に身体が不自由になっていく難病のALSだった。それから1年半、料理が好きで家事全般に有能だったケイトは車椅子生活になり、自分の着替えにも人の手を借りねばならない。夫のエヴァンは彼女を励まし続けるが、気持ちは晴れなかった。介護人を断り、女子大生のベックの面接をする。エヴァンは家事も介護も満足にできないベックを雇うのに反対するが、ケイトは病人扱いしない友人として彼女が必要だった。
東京国際映画祭招待作品になり、プロデューサーも兼ねている主演のヒラリー・スワンクが来日し笑顔で観客を魅了していきました。綺麗でした。2度のアカデミー賞主演女優賞に輝き、すっかりベテランの風格も出てきたヒラリーですが、スタイルの良さと「男前」なのは変わりません。新しい友情を得て、難病に侵されながらも日々楽しむことを忘れないケイトをきりりと演じています。髪型もファッションも生き方もケイトと正反対のベックをエミー・ロッサム、歌手でもある彼女の歌声も聞くことができます。女性版『最強のふたり』といえば当たっているかも。
そういえばオマール・シーもエミー・ロッサムも口が大きいです。陽気でで包容力を感じるのは人相学にもあるんでしょうか。我慢してきたケイトと、共感したベックが向かい合って大声で叫ぶシーン、最近大きな声を出すことがないのでちょっと羨ましかったのでした。山か海にいかないと迷惑ですね、あ、カラオケという手もある。(白)
2014年/アメリカ/カラー/ビスタ/102分
配給:キノフィルムズ
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http://sayonarano-kawarini.com/
★2015年11月7日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー