監督:ジョン・エリック・ドゥードル
脚本:ジョン・エリック・ドゥードル、ドリュー・ドゥードル
撮影:レオ・アンスタン
出演:オーウェン・ウィルソン(ジャック)、ピアース・ブロスナン(ハモンド)、レイク・ベル、スターリング・ジェリンズ、クレア・ギア
ジャックは妻と娘2人を伴い、東南アジアのとある国に赴任した。大きな規模の支援事業を始めるため、顔写真つきの歓迎横断幕がホテルに張られていて気恥ずかしい。新しい生活に胸を躍らせていた矢先、クーデターが勃発する。なにがなんだかわからないうちに政府の要人が次々と殺され、街は無法地帯と化している。「外国人を殺す」という怒号が聞こえ、ホテルに面した道路に発砲する暴徒の群れが見える。ジャックは妻子を守り、宿泊客とともに屋上に駆け上がるが、救助のヘリと思われたのは容赦なく狙い撃ちをする敵だった。間一髪で逃げ延び、現地で出会ったハモンドに助けられる。国境を越えろと言われるのだが・・・。
あちこちでテロが頻発するこのごろ、どこかでこんなことに巻き込まれることがあるかもしれません。そんな目に遭うことはあるまいと思いますが、万が一、自分だったら何ができるのか・・・何にもできなさそうです。
初めは少し頼りないパパだったジャックが、窮地に陥ったときにみせた頑張りに胸が熱くなります。あれよあれよというまに周りは危険な状態になり、すぐ外国人と知れる一家はいっときも気がぬけません。ジャックと一緒に逃げ道を探し、子どもたちをなんとか助けたいとドキドキします。ママと娘たちもどれだけ頑張ったか、劇場でごらんください。
ピアース・ブロスナン演じるハモンドはなかなか正体が明らかにならないのですが、“いやいや元007よ、悪いようにはしないだろ”とつい思ってしまいます。違う作品だというのに、刷り込みはいつまでも残るものです。(白)
2015年/アメリカ/カラー/ビスタ/101分
配給:クロックワークス
(C)2015 Coup Pictures, LLC. All rights reserved.
http://www.coup-movie.com/
★2015年9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー!!