監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ジュード・ロウ、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、デヴィッド・スレルフォール、コンスタンティン・カベンスキー
海洋サルベージの専門家ロビンソン(ジュード・ロウ)は、ある日突然、11年間勤めた会社からクビを言い渡される。イギリス海軍に所属した15年も含め、30年近くも潜水艦一筋で、「もう潜水艦の操舵手の時代じゃない」と言われても、ほかの仕事は考えられなかった。仕事で留守がちのロビンソンに愛想をつかして、妻クリシー(ジョディー・ウィットテイカー)は彼のもとを去り、今や見知らぬ金持ちの男が12歳の息子マーティンを育てている。途方にくれていた折、彼はかつての同僚のカーストンから、第二次大戦時に莫大な金塊を積んだドイツ軍のUボートが黒海のジョージア(旧グルジア)沖の深海に沈没したままになっているという話を聞く。深海に潜って船を見つけ金塊を手に入れようともくろむ。仲介する男から金持ちのスポンサーも紹介され、老朽化したロシア製のディーゼル潜水艦を入手し、自ら艦長を買って出る。潜水艦経験者を中心に、ロシア人とイギリス人の荒くれ男12人でチームを組み、黒海に沈む金塊をめざす・・・
黒海に沈むナチスドイツのUボートに積まれた金塊を探せ・・・という、うたい文句にぐっと惹かれました。黒海沿岸の地が映画に写るのは一瞬。その後は、ずっと海の奥底。英語とロシア語が行き交う潜水艦の中で、次々に事件が起こります。金塊を目の前にした人間の欲望・・・ 自分も海の底にいるような圧迫感の中で、どうなることかと手に汗握る展開! 最後の最後まで息が抜けませんでした。
(咲)
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2014年/イギリス・ロシア/1時間55分/シネスコ
提供:カルチュア・パブリッシャーズ 配給:プレシディオ
公式サイト:http://blacksea-movie.net
★2015年8月15日(土)より 新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー