監督:佐々部清
脚本:橋本剛実、佐々部清
撮影:早坂伸(J.S.C.)
音楽プロデューサー:ムシカラボ
劇中歌:「電車の窓から」back nunber(UNIVARSAL SIGMA)
出演:桐山漣(真山佳幸)、升毅(真山年男)、宮崎美子(真山明子)、杉野希妃(倉田唯香)、安田聖愛(真山幸恵)、伊嵜充則(小林徹)
町工場を継ぐのを嫌い、ミュージシャンになるのを夢見て故郷を出た真山佳幸。東京で頑張っているけれど、まだまだ胸を張って帰れる状態ではない。そうして10年も経ってしまっていた。重い腰を上げたのは、父から連絡が入ったからだ。以前と変わらず陽気に出迎えてくれた母、すっかり大きくなった妹、年老いた父、かつての級友たちに再会する。
群馬県太田市の合併10周年記念事業として製作された作品。題材は目新しいものではありませんが、誰にもおこりそうな、ありそうなエピソードを丁寧に重ねて描いています。仕事一筋の実直な父、優しくて明るい母、不在の兄の分までしっかりしている妹、10年経って大人になったけれど、変わらずに思ってくれる友人たち。平凡な暮らしの中で受け継がれている行事など、佳幸が離れていた大切なことにスポットライトをあてています。エピソードをつないでいるのが、いろいろな歌や音楽。繰り返し歌う劇中歌がいつまでも残りました。(白)
2015年/日本/カラー/105分
配給:クリーク・アンド・リバー
(C)「群青色の、とおり道」製作委員会、太田市
http://gunjyoiro.jp/
★2015年7月11日(土)ユーロスペース他全国順次ロードショー