2015年07月04日

シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島

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監督:宮下新平(『ドラえもん のび太の恐竜2006』)
シリーズ構成:川崎ヒロユキ(『山賊の娘ローニャ』)
脚本:早船歌江子(『紙の月』)
キャラクターデザイン・作画監督:佐藤好春(『となりのトトロ』)
原案:「アラビアンナイト」
声の出演:村中 知、田辺桃子、永澤菜教、宮澤 正、青山 穣、鹿賀丈史

「フランダースの犬」「トムソーヤの冒険」「赤毛のアン」「小公女セーラ」など【世界名作劇場】を手がける日本アニメーション40周年記念作品。
「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」の中でも、よく知られた「シンドバッド」の冒険を描く3部作の第1部。
船乗りの父が幼い頃に航海に出たまま戻らず、母とお猿のミミと暮らしている少年シンドバッド。いつか自分も父のように船に乗って海の向こうの未知の地へ行こうと夢見ている。ある日、空から飛んできたペンダントをつかむシンドバッド。それは伝説の魔法族の少女サナの大事な魔法のペンダントだった。サナはシンドバッドの目の前で怪しい集団にさらわれてしまう。彼女を助けるため、シンドバッドはラザック船長率いるバハル号に乗船し、冒険の旅に出る・・・

シンドバッドが冒険に旅立つまでの出来事も丁寧に描いた第一部。これからの冒険物語も楽しみです。
映画の中で、「シンドはインド、バッドは風、シンドバッドはインドの風っていう意味なんだよ」と説明している場面があります。せっかく説明してくれているけれど、風は、正しくは「バード」。Baghdadも、バグダッドと日本では表記されるけど、これも「バグダード」が発音に近い。どちらも英語表記から日本語表記にしたからの間違い。すご〜く気になるけれど、シンドバッドで長年皆に親しまれてきたから、ここはぐっと我慢。
乗り込むバハル号。「バハルは、大海っていう意味なんだよ」とアラビア語の意味を教えてくれます。
異国情緒あふれるアラビア湾岸(これもイラン贔屓の私にはペルシア湾岸ですね)の町の風情も楽しいのですが、これも、町並みはともかく、服装がちょっと気になる・・・ と、つい水を差してしまいたくなります。でも、子どもたち、さらには大人にも夢と勇気を与えてくれる物語。素直に楽しめます。親子連れでぜひお楽しみください。あ、大人一人でも、ちゃんと楽しめます!(咲)


2015年/日本/50分
企画・プロデュース:白組、日本アニメーション
アニメーション制作:日本アニメーション
配給:イオンエンターテイメント
宣伝:パジー・エンタテインメント
公式サイト:http://sinbad.jp/
★2015年7月4日より、全国ロードショー
posted by sakiko at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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