監督:前田弘二
原作:川崎フーフ
脚本:林民夫、前田弘二
音楽:きだしゅんすけ
出演:佐々木蔵之介(ダンナ/清水浩太)、永作博美(ヨメ/清水優子)、佐藤仁美(エリ)、杉本哲太(ケーゾー)、高橋周平(ギテー)、並樹史朗(ギフ)、大石吾朗(ダンナの父)、吉本選江(ダンナの母)、宇野祥平(佐藤)、小市漫太郎(上司)
20歳で出会って以来17年、作家志望のコウタと本好きのユウコはずっといい友達だった。里帰りしたユウコがお見合いをすると聞き、コウタは思わず長距離バスに飛び乗ってかけつけプロポーズする。ユウコは嬉しいと返事、2人はダンナとヨメになった。
入籍直後、妊娠がわかり喜んだのもつかのま、なんとヨメに直腸ガンが見つかる。夫婦の大事件をダンナはブログに綴り、以後友人知人への報告代わりとする。待望の長男ペ〜が生まれて育児と治療に頑張る2人だったが、ペ〜が最初の誕生日を迎えないうちに、ヨメの体調が悪化、天国へ行ってしまった。
実話を綴ったブログがテレビのドキュメンタリーになり、「がんフーフー日記」として書籍化(小学館)されました。映画では493日間の結婚生活その後を脚色、残されたダンナの前にヨメがユーレイとなって現われます。元気で豪快でハンバーガー好きなヨメのまんまです。ダンナのほかには見えません。現在と過去とファンタジーが交錯しますが、混乱することなくわかりやすいです。
明るくて茶目っ気のある永作さんのヨメと、ちょっと頼りないけど優しいダンナの佐々木さん。漫才のような2人の掛け合いが楽しく、ほんとは辛い話なのにからりとして泣けるコメディに仕上がっていました。当時のブログがこちらに残されています(最新が2012年)。短い結婚生活の中で10ヶ月闘病、ぺ〜君が生まれ、ご家族&友人に囲まれ、とっても濃い時間をすごした川崎フーフさん。本と映画からたくさんエネルギーをもらいました。ぺ〜君大きくなったでしょうねぇ。(白)
2015年/日本/カラー/ビスタ/95分
配給:ショウゲート
(C)2015 川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会
http://fu-fu-nikki.com/
★2015年5月30日(土)全国ロードショー