監督・脚本:品川ヒロシ
主題歌:湘南乃風
出演:哀川翔(宗形博也)、鈴木砂羽(桜)、木村祐一(反町)、宮川大輔(吉田あきら)、RED RICE(信也)、風間俊介(しげる)、窪塚洋介(白川)、中野英雄(木山)、鶴見辰吾(武史)、山本舞香(日向)、シシド・カフカ(直美)
クラブで豪遊していたヤクザの組長宗形は敵対する竹下組に襲われ大怪我、反撃した武史は刑務所で10年つとめることになった。組は解散の憂き目に遭い、宗形はトラック1台の運送業に転じ、武史の娘日向を引き取ってひっそりと暮らして来た。武史が出所する日、高校生の日向は父親に会いたくないと家出してしまう。心配でたまらない武史は別れた妻・桜と、親子3人の思い出の島に日向を探しに行く。
そのころ、抗争相手だった竹下組の反町も、クスリを持ち逃げした吉田を追って同じ島に向かっていた。吉田は独自に調合した新薬を売りさばいていたが、咳と高熱の出る疫病が蔓延。吉田も感染して死んだ後なぜかゾンビに変身。島のあちこちで凶暴なゾンビが増殖しつつあった。
品川監督は長くゾンビの映画を作りたいと思い続けていたそうで、戦うなら“警察”か“ヤクザ”だろうと、この作品に結実したようです。哀川翔さんは芸能生活30周年。その節目にゾンビと日本刀で戦うなんて、そんなアニキが大好き。
最初のゾンビとなって疾走する(速い!)吉田は宮川大輔さん。気合の入ったメイク(怖い!)で怪演。孤立した島は謎の病気に加えてゾンビ化で大混乱。身体をはったアクションを見せる女子高生、カーチェイスもあればアクションもてんこ盛り、親子の情愛でホロリともさせる、なんでもあり映画です。ゾンビになった役者さんたちがとっても楽しそう(思いがけない方が混じっています)でした。(白)
2015年/日本/カラー/シネスコ/108分
配給:KADOKAWA、吉本興業
(C)2015「Zアイランド」製作委員会
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★2015年5月16日(土)全国ロードショー