監督:脚本:福田雄一
撮影:佐藤康祐
音楽:瀬川英史
出演:菅田将暉(ナオキ)、城田優(アオイ)、若葉竜也(ノリオ)、吉岡里帆(明子)、柿澤勇人(レイ)、松下優也(ヒロ)、新井浩文(山崎)、ムロツヨシ(アキラ店長)、佐藤二朗(ナオキの父:五郎)
品川のホストクラブ「明烏」で働くナオキは、いつも売り上げ最下位。膨らんでしまった借金1000万円をやっと返せる目途が立った。大喜びで同僚と祝杯をあげ、酔いつぶれて目がさめると、あったはずの現金がどこにもない。酔って見た夢とわかって金策に走り回ることになってしまった。おまけに田舎出の明子の面倒までみるはめになる。明子はお金もないのにホスト遊びをして居残り中だった。
返済期限は12時間後、まにあわなければ海の底に沈むかもしれない!絶体絶命のピンチ、どーする?ナオキ!
品川に「明烏」と聞けば、落語好きな人はその元ネタにピンとくるでしょう。アフロヘアのナオキと一緒に冷や汗かきつつ、福田ワールドをお楽しみください。1000万円の借金を12時間で返すなんて、どう考えても無理そうなのですが。さて、どんな落ちになりますやら。
イケメンホストが揃ったところに、ムロツヨシさんと佐藤二朗さんが独特のスパイスを効かせていて、このシーンで他の役者さんたちが吹かなかったのか、と思わず余計な心配をしてしまいました。
城田優さんが作詞したという「ドンペリダンス」を踊るシーンも観ものです。居残り女子の吉岡里帆さん、もとチビ玉の若葉竜也さんも印象的。こんなに大人になっていたとは。(白)
2015年/日本/カラー/シネスコ/106分
配給:ショウゲート
(C)2015「明烏」製作委員会
http://akegarasu-movie.com/
★2015年5月16日(土)全国ロードショー