2015年04月19日

セシウムと少女

sesiumu.jpg

監督・脚本・原案:才谷遼
撮影:加藤雄大
出演:白波瀬海来(ミミ)、長森雅人(らーさん/雷神)、飯田孝男(ふーさん/風神)、川津祐介(うみさん/海神)、山谷初男(たーさん/田の神)、なんきん( ミッキー/芸能の神)

東京・阿佐ヶ谷に住む高校生のミミは、ある日送電線の下で雷の神様に会ったのをきっかけに、次々と摩訶不思議でくたびれた神々と知り合いになった。老人ホームで暮らす静おばあちゃんが失ってしまった九官鳥をさがすため、ミミは神様たちの力を借りて1940年代にタイムスリップする。そこで出会ったのは16歳の静、ミミと静はすっかり意気投合して楽しい日々を送る。
そして2011年の3月、東日本大震災の3日後、東京にセシウムの雨が降りそそぐ。

大学時代に岡本喜八監督に師事し、東京のミニシアター「ラピュタ阿佐ヶ谷」の支配人として映画に携わってきた才谷遼氏の初監督作品。様々なスタイルのアニメーションが実写の間にいくつも登場します。ミミを演じた白波瀬海来(しらはせ・かいら)のみずみずしさと神様たちのくたびれ加減の組み合わせがいいです。試写室にいらした才谷監督が「つめこみすぎ、映画的でないとたくさん批判された」と挨拶されていました。最初の作品はどのシーンも捨てがたく、切り難いはず。確かにエピソードが多いので、観客は焦点がしぼりにくいかもしれません。熱意は充分受けとりました。(白)

2015年/日本/カラー/109分
配給:ふゅーじょんぷろだくと
(C)2015 ふゅーじょんぷろだくと
http://cesium-to-shyoujyo.com/
★2015年4月25日(土)ユジク阿佐ヶ谷にて公開
posted by shiraishi at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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