2015年03月15日

陽だまりハウスでマラソンを(原題:Sein letztes Rennen)

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監督・脚本:キリアン・リートホーフ
出演:ディーター・ハラーフォルデン(パウル・アヴァホフ)、タチア・ザイプト(マーゴ・アヴァホフ)、ハイケ・マカッシュ(ビルギット・アヴァホフ)

メルボルンオリンピックのマラソンで金メダルを獲得した元アスリートのパウルは、妻のマーゴと郊外の家で穏やかな暮らしを楽しんでいた。マーゴが倒れたのをきっかけに、多忙な娘を煩わさないよう住み慣れた家から老人ホームに夫婦で移ることにした。
我が家と違って何もすることのないホームの生活はパウルには退屈で、子どもだましのようなイベントも腹立ちの種。がまんも限界にきたパウルは自主トレーニングを始め、もう一度マラソンに挑戦すると宣言。はじめは呆れたマーゴもサポートに回り、入居者たちも2人を応援するようになった。ホームの職員たちは規律が乱れると規則を振りかざし、マラソン出場を阻止しようとする。

いくつになっても、挑戦することを諦めないパウルの姿に力づけられます。主演のディーター・ハラーフォルデンはドイツでは有名なコメディアンだそうです。この作品で78歳の史上最高齢でドイツ映画祭最優秀主演男優賞を受賞しました。撮影に入る前にトレーニングを始め、体重を落とし、万全の備えをしたとか。役のために始めたランニングは今でも続けているそうです。すごい。
キリアン・リートホーフ監督は、高齢の男性が走ることでウツを克服したという記事を読んで、長い時間をかけて脚本を練っていかれたそうです。高齢者の介護、住まい、施設の問題点、家族や友人との関わりなど身近なエピソードを盛り込んで、国は違っても共感できる内容です。
2014年6月に公開された『人生はマラソンだ!』はメタボな中年男性たちが、車の修理工場を潰さないために走るストーリーでした。男の夢や挑戦を支え、応援するチャーミングな女たちにも注目してお楽しみ下さい。(白)


2013年/ドイツ/カラー/シネスコ/105分
配給:アルバトロス・フィルム
http://hidamarihausu.com/
★2015年3月21日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


posted by shiraishi at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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