監督:フォン・シャオガン(馮小剛)
出演: シュイ・ファン(徐帆)、チャン・チンチュー(張静初)、リー・チェン(李晨)、チェン・ダオミン(陳道明)
1976年7月28日、中国・唐山市を大地震が襲う。建物が倒壊し夫を失った母は、翌朝、瓦礫の下で双子の姉弟が生きているのを知る。どちらか一人しか助けられないと言われ、「息子を・・・」と苦渋の選択をする母。息絶え絶えの中でその声を聞いていた姉は奇跡的に生き延び救援隊の夫婦の養女となる。そして32年が経ち、四川大地震の現場に駆けつけた姉は弟と再会する・・・
当初、2011年3月26日(土)に日本での公開を予定していましたが、その直前、3月11日に東日本大震災が発生。公開が延期されました。
東日本大震災から、早や4年が経とうとしています。実際に被災され、家族を亡くされた方たちにとっては、大震災は今なお現実のものだと思います。
本作は、大地震で被災された人々のその後と家族の絆を見つめた「心の復興」を描いた映画。4年経った今、この映画が公開される意味は、2011年の3月11日が過去のことになっている私たちに、被災された方々の気持ちを思い起こさせてくれることにあるのではと思います。(咲)
4年たって、東日本大震災があった後、再度、この作品を観ると、地震のシーンがより怖く感じられ、救援シーンもよりリアルに感じました。そして、東日本大震災から4年目の3月11日が来ました。この数日の震災地の状況がTVで映し出されると、復興が進んでいるところと、変わらないところの差が大きいことをあらためて思いました。それでも道路や線路が開通されたというニュースを見ると、少しづつでも復興は進んでいるのだと感じます。大地震の記憶が遠くになってしまわないようにしたいと思います。(暁)
『唐山大地震』馮小剛(フォン・シャオガン)監督インタビュー
2011年1月18日(火)
http://www.cinemajournal.net/special/2015/tozan/index.html
2010年/中国/35ミリ/135分
配給: 松竹メディア事業部
公式サイト:http://tozan-movie.com/
★2015年3月14日(土)より東劇、立川シネマシティほかで全国ロードショー