2015年02月16日

君が生きた証(原題:Rudderless)

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監督:ウィリアム・H・メイシー
脚本:スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
撮影:エリック・リン
音楽:イーフ・バーズレイ
音楽監修:リズ・ギャラチャー
出演:ビリー・クラダップ(サム)、アントン・イェルチン(クエンティン)、フェリシティ・ハフマン(エミリー)、セレーナ・ゴメス(ケイト)、ローレンス・フィッシュバーン(デル)

やり手の広告マンとして忙しく過ごしていたサムは、一人息子のジョシュを銃乱射事件で亡くしてしまった。2年後、仕事を辞め、妻と別れ、独りボートで荒んだ暮らしをしているとき、ジョシュの遺品を受け取る。中には音楽好きだった息子のノートやデモCDがあった。息子のことを何一つ理解していなかったことに気づいたサムは、思わずギターを取り出してみる。
場末のバーに出かけ、飛び入りでギターをつまびき、ジョシュの遺した歌を歌うサム。喧騒の中で聞きほれていたのは内気なロック青年のクエンティンだった。彼に誘われてバンドに加わったサムは、息子との時間を取り戻したような気持ちになる。

名優ウィリアム・H・メイシーの初監督作。バーのマスター役で出演もしています。息子を亡くした父親と父親のいない青年が音楽を通じて友情を育む物語。父と息子(同じくらいの青年)がメインなので母親はほんの少ししか出てきません。失意の父親と違って新しく人生を歩み始め、遺品をみな置いていくところがちょっと「え?」でした。
『あの頃ペニー・レインと』(2000)でロック歌手役だったビリー・クラダップ。体型が少しも変わらず、大きな息子のいる父親役。アントン・イェルチンは『アトランティスのこころ』(2002)で可愛い子役でアンソニー・ホプキンスと共演、その後『スター・トレック』『ターミネーター4』などの大作にもコンスタントに出演。バンド活動もしていて、本作で歌と演奏を披露しました。(白)


2014年/アメリカ/カラー/105分
配給:ファントム・フィルム
(c)2014 Rudderless Productions LLC. All Rights Reserved.
http://rudderless-movie.com/

★2015年2月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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