2015年02月15日

娚(おとこ)の一生

otokono.jpg

監督:廣木隆一
原作:西炯子(にし・けいこ)
脚本:斉藤ひろし
撮影:鍋島淳裕
音楽:遠藤浩二
主題歌:JUJU「Hold me, Hold you」
出演:榮倉奈々(堂薗つぐみ)、豊川悦司(海江田醇)、向井理(中川俊夫)、安藤サクラ(秋本 岬)、前野朋哉(園田哲志)、落合モトキ(友生貴広)、根岸季衣(今日子)、濱田マリ(小夜子)、徳井優(民夫)、木野花(坂田佳代)

堂薗つぐみは東京の大手企業でキャリアをつんできたが、辛い恋愛にも疲れていた。周りに知らせず退職して田舎の祖母の家でひっそりとすごしていた。体調を崩していた祖母が亡くなった後、離れのカギをもらっていたという大学教授の海江田が訪れる。とまどうつぐみに、まだ相続権のないつぐみと自分は、同じ状況だと煙に巻き、離れに住み始めた。祖母と師弟であったほかにも特別な関係だったらしい海江田は独身で、四十九日で集まった親戚を前につぐみへの愛を口にする。

人気コミックが原作の大人のラブストーリー。主人公ふたりはそれぞれ廣木隆一監督の作品に出演していますが、共演はこれが初。もう恋することはないだろうと思っていた二人が、亡き祖母が引き合わせたように恋に落ちていきます。恋はしようと思うのでなく、いつのまにか「落ちるもの」と言ったのは誰だったでしょう。
豊川悦司さんを『丹下左膳 百万両の壺』(2004)の舞台挨拶で見ていますが、長身なのも手伝って立ち姿がとてもすてきでした。目鼻立ちが整ってハンサム!っていうのでなく(ファンの方すみません)佇まいが良いのです。この作品でも、ちょっと強引なのに憎めない、セクシー+ダンディな50男です。「無理無理!」と言っていたつぐみが落ちるのも無理ありません。
今公開中の『さよなら歌舞伎町』もそうですが、廣木監督の作品はたくさんの登場人物の配役も良く、短い出番でも印象に残ります。(白)


2014年/日本/カラー/119分
配給:ショウゲート
(C)2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
http://otokonoissyou-movie.jp/
★2015年2月14日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック