監督・原案・脚本:ダンテ・ラム
撮影:ケニー・ツェー
出演:ダニエル・ウー(デイブ・ウォン)、ニック・チョン(ホン・コン)、アンディ・オン(ペン・チャン)、リウ・カイチー(マン)
正義感の強い警官デイブが救急病院内の派出所に一人勤務していたとき、腹に重傷を負ってやってきた男がいた。同じ血液型だったため、輸血に応じ、男は命を取り留める。男を追ってきた香港警察特捜部によると、男は凶悪な強盗集団の一人、ホンだった。まだ誰とも知れない怪我人を見殺しにはできなかったデイブだが、仲間を殺された特捜部にホンを助けたことをとがめられる。
香港の俳優で警官姿が似合うのは…アンディ・ラウとダニエル・ウーという人が多いのではないでしょうか?この作品ではすがすがしい制服姿を見せるものの、ホンに遭遇したことで、蓋をしていた過去の闇にとらわれていく辛い役回り。かたやニック・チョンは公開されたばかりの『激戦 ハート・オブ・ファイト』(これもダンテ・ラム監督)のファイとは全く違う、憎憎しいキャラです。ダンテ・ラム監督お得意のひとくくりにできない善悪の攻防が展開されていく、心理サスペンスの色濃い見ごたえある作品。(白)
2014年/中国・香港/カラー/111分
配給:フリーマン・オフィス
(C)2014 Emperor Film Production Company Limited
http://cmaf-makei.jp/
★2015年2月14日(土)より、シネマート六本木ほかにて全国順次公開