監督・脚本:ジョン・カーニー
撮影:ヤーロン・オーバック
音楽:グレッグ・アレクサンダー
出演:キーラ・ナイトレイ(グレタ)、マーク・ラファロ(ダン)、ヘイリー・スタインフェルド(バイオレット)、アダム・レヴィーン(デイヴ)、ジェームズ・コーデン(スティーヴ)
かつては華々しい業績を誇っていた音楽プロデューサーのダン。いまや時流に遅れ、長年のパートナーだった社長からクビを宣告される。自分が興した会社なのに、だ。バーで酔いつぶれていた耳に入ってきたのは、イギリスのシンガーソングライター、グレタの歌だった。彼女はすっかり人気者になった歌手の恋人と別れたばかり。ダンにアルバムを作ろうと誘われて、ようやく気持ちが上向いてくる。資金がない二人は、友人知人の協力を頼んでニューヨークの街中でゲリラレコーディングをすることにした。
前作『ONCEダブリンの街角で』が好評を博したジョン・カーニー監督の最新作。今回もミュージシャンが主人公ですが、ヒロインはキーラ・ナイトレイ。彼女の歌うのを初めて観ました。歌い上げるタイプでなく、メロディにのせて話しかけるような素直な歌でした。
ニューヨークの街をあちこち移動して演奏、レコーディングをするシーンが出色です。『トゥルー・グリット』(2010年)で注目されたヘイリー・スタインフェルドがダンの娘役で出演。キーラのライブでギター演奏を見せます。(白)
2014年/アメリカ/カラー/104分
配給:ポニーキャニオン
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★2015年2月7日(土)より、シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開