監督・脚本・プロデューサー:ディアミッド・ラベリー、マイケル・ヒューミット
出演:ジョイ・ダンロップ、ロバート・ダンロップ、ウイリアム・ダンロップ、マイケル・ダンロップ、マーレー・ウオーカー
ナレーション:リーアム・ニーソン
アイルランド、マン島。
1949年に始まった公道で行われる世界選手権ロードレースに賭けるダンロップ・ファミリーの男たち。
閉鎖された公道を時速320kmで駆け抜ける驚愕のレース。
兄ジョイ・ダンロップは、5年連続世界チャンピオンを獲得。2000年7月、エストニアのレースで人生の終焉を迎える。享年48歳。死後14年になる今も、マン島TTレースの勝利記録は破られていない。
兄に憧れライダーとなった弟ロバート・ダンロップ。1994年のマン島TTレースで壁に激突。再起不能と言われたが蘇り、勝利を手にする。が、2008年5月、再びレースでの事故で命を落とす。
ロバートの二人の息子、長男ウィリアムと次男マイケルは、父がレース予選で亡くなった直後、決勝戦に挑む。大会本部は二人の精神状態を考え、出場停止を言い渡すが、誰も二人を止めることは出来なかった・・・
過酷なロードレースに賭ける男たちの栄光と悲劇を描いたドキュメンタリー。
父親の壮絶な死を目の当たりにした翌日に決勝戦に臨む息子たち。次男マイケルは、見事優勝する。まさに父へのはなむけ。勝利を手にした翌日、父の葬儀。その日の祖母の目が忘れられないと言うマイケル。長男ジョイを亡くし、喪失感で生きる気力を失った祖母。次男ロバートも逝ってしまい、もう生きる意味がないと語る。いつか孫も・・・という思いがよぎる姿が涙を誘う。それでも、危険な賭けをやめない男たち! 母や妻や子どもたちを差し置いても挑みたい気持ちはわからないでもないけど、私はやっぱり平々凡々静かに暮らしたい。といいながら、それを差し置いても魅力ある家族愛に溢れたドキュメンタリー! (咲)
2014年/イギリス映画/102分/英語
提供 Euro Pictures inc.
配給:レイドバックコーポレーション
公式サイト:http://road.euro-p.info/index.html
★2015年4月11日(土)よりシネマート新宿にてロードショー