2015年01月04日

劇場版 神戸在住

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監督:白羽弥仁 
原作:木村紺「神戸在住」(講談社 刊)
出演:藤本泉、菅原永二、浦浜アリサ、松永渚、柳田小百合、松尾貴史、田中美里(友情出演)、仁科貴、愛華みれ、竹下景子

父の転勤で、東京から神戸にやって来た19歳の辰木桂。大学の美術科に入学したての頃、東遊園地で一休みしている桂に、中年女性が声をかけてくる。「震災前は、あそこに家があったんよ」と公園の向こうのビルを指す。
大学では、神戸や近隣の関西出身のクラスメート洋子、タカ美、和歌子と親しくなり、授業が終わると一緒に街歩きしたり、カフェでおしゃべりしたりして神戸の町にも慣れてくる。桂も同級生たちも、震災後の生まれ。すっかり綺麗になった町からは、阪神・淡路大震災の惨状を想像できない。
ある日、桂は元町でギャラリーを営むイラストレーターの日和洋次と出会う。車椅子生活をおくる日和だが、精力的に創作活動を行って有力な賞も受賞し、絵の売上金を各地の震災復興に寄付するなど社会貢献でも注目を集めていた。そんな日和の姿に、桂は励まされ、自身の中で何かが変わっていく・・・

1995年1月17日の朝、テレビをつけた時に、生田神社がぺしゃんこになった姿が飛び込んできて、にわかに何が起こったのか理解できなかったのを昨日のことのように思い出します。生まれ故郷・神戸での大震災。親戚や同級生も被害を受けて、身近な出来事でしたが、実際に体験していない私には、やっぱり他人事。でも、いつ自分に降りかかるかもしれないのが自然災害。
阪神・淡路大震災から20年という節目に放映されるドラマと同時に公開が始まる劇場版。
日本の各地に、災害で被害を受けて、心の傷がいつまでも癒されない人たちがいることに思いが至ります。
でも、実のところ、『神戸在住』には、旧居留地、その隣にある大丸、元町、南京町、そしてトアロードから異人館のある北野町・・・と、懐かしい神戸の町のあちこちが出てきて、私にとっては望郷の念を掻き立てるものでした。ご覧になったら、きっと神戸の町を歩きたくなるはず! 観光誘致にもなっているかな?(咲)


配給:アイエスフィールド 
製作:サンテレビジョン 
後援:兵庫県、神戸市、 神戸市教育委員会、神戸新聞社 
特別協賛:神戸山手学園/協賛:ミント神戸、神戸ポートピアホテル、鞄月ナ、叶_戸製鋼所、且O井住友銀行、樺r田泉州銀行 

2014年/日本/カラー/96分/ステレオ/ビスタサイズ/G
公式サイト:http://www.is-field.com/kobe-zaiju/
★2015年1月17日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
放送版ドラマは、2015年1月17日(土)サンテレビジョンにて20時00分放送 

スタッフ日記ブログ
●神戸から帰った直後に観た『神戸在住』で、故郷の良さをしみじみ (咲)
http://cinemajournal.seesaa.net/article/409151795.html

posted by sakiko at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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