監督:ユン・ジョンチャン
出演:ハン・ソッキュ(『シュリ』『八月のクリスマス』)、イ・ジェフン(『建築学概論』)、オ・ダルス(『オールド・ボーイ』『10人の泥棒たち』)、チョ・ジヌン(「ソル薬局の息子たち」)、カン・ソラ
かつてはオペラ歌手として嘱望されていたサンジン(ハン・ソッキュ)。今は、片田舎にある芸術高校の音楽教師だ。ある日、歌がうまいと評判の転校生ジャンホ(イ・ジェフン)が黒塗りの車に乗って登校してくる。唯一の肉親である祖母を亡くし、ヤクザの世界で生きているのだ。校長(オ・ダルス)からサンジンにジャンホをコンクールで入賞させろと指令がくだる。ジャンホの声量に驚くものの、授業中にもヤクザの兄貴分チャンス(チョ・ジヌン)の電話を優先する態度に、サンジンは猛特訓する気力も失せる。やがて、オペラハウスでのコンクールの日がやってくる・・・
2009年、韓国SBSのオーディション番組「スターキング」に出演し、高校生とは思えない歌声とその不遇な生い立ちで脚光を浴びたキム・ホジュン。彼をオペラ歌手へと導いた恩師ソ・スヨンとの出会いと葛藤を映画化したもの。
今年10月 11日に公開された『ザ・テノール 真実の物語』も、韓国のオペラ歌手ベー・チェチョルの実話をもとに描いた映画でした。 オペラ歌手として活躍している最中に甲状腺ガンで声を失うものの再起を果たした話。テイストは違うものの、努力が報われることに心が揺さぶられます。韓国では、オペラが日本よりも身近なものなのでしょうか・・・
思わぬ場所にジャージャー麺の出前を頼む姿に大笑い。オペラ歌手とジャージャー麺の組み合わせからも、オペラが庶民に近いものなのかなぁ〜と思わせてくれました。(咲)
配給・宣伝:コンテンツセブン
2013年/韓国/127分/シネマスコープ/カラー/ドルビーデジタル
公式サイト:http://www.paparotti.jp/
★2014年12月13日 シネマート六本木にて感動のロードショー!