2014年11月01日

マダム・マロリーと魔法のスパイス(原題:The Hundred-foot Journey)

madamu.jpg

監督:ラッセ・ハルストレム 
製作:スティーブン・スピルバーグ、オプラ・ウィンフリー、ジュリエット・ブレイク
原作:リチャード・C.モライス (集英社文庫)
音楽:A.R.ラフマーン
出演:ヘレン・ミレン(マダム・マロリー)、オム・プリ(パパ)、マニッシュ・ダヤル(ハッサン)、シャルロッテ・ルボン(マルグリット)、ミシェル・ブラン(町長) 

インド、ムンバイ。賑やかなバザールの一角にあるカダム家のレストラン。次男ハッサン(マニッシュ・ダヤル)は、料理名人のママから「絶対味覚」を伝授されて腕をふるっていた。ある日、選挙がらみの抗争に巻き込まれ、レストランが焼き討ちにあい、店とママを失ってしまう。失意のパパ(オム・プリ)は、一家を連れてロンドンに渡る。空港近くで店を開くも、寒いし、英国の野菜には魂がないと、1年後、一家は新天地を求めてフランスへ。
南フランスの山間でレストランにぴったりの空き家を見つけたパパ。ほどなく、おんぼろ車が故障して、近くの村に留まることになる。手助けしてくれた女性マルグリット(シャルロット・ルボン)の家で、ありあわせの材料で作った料理に舌鼓を打つ一家。マルグリットは、パパが目を付けた空き家の真向かいにあるミシュラン1つ星のフレンチ・レストラン<ル・ソル・プルルール>の副料理長だった。オーナーのマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)は、夫の死後、人生を賭けてレストランを守り、もう一つ星を加えたいという野望を持っていた。
そんな高級レストランの真向かいに開店したインド料理レストラン<メゾン・ムンバイ>は、大音響でインド音楽を流し、気位の高いマダム・マロリーは眉をしかめる。しかも、市場で食材のハトを買い占められてマダムは怒り心頭。両店のバトルが始まる・・・

フランス料理とインド料理の対決かと思ったら、ハッサンはママ秘伝のスパイスをフレンチの隠し味にしてしまうのです。みごとな食文化の融合! 若いハッサンとマルグリットが恋に落ちていくのは当然の成り行きですが、相容れなかったマダム・マロリーとパパが歩み寄っていく姿が素敵です。お互いの文化に敬意を表することが、共生の基本であることを感じさせてくれます。本作、舞台はフランスなのに、皆が英語で意思疎通をはかってしまっているのが気になりますが、まぁそこは映画ですから!

昨年の『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2011年/イギリス=アメリカ=アラブ首長国連邦、日本公開2013年2月1日)、今年に入って、『聖者たちの食卓』(2011年/ベルギー、日本公開 2014年9月27日)『ミリオンダラー・アーム』(2014年/米、 日本公開2014年10月4日)など、このところ、欧米の映画にインドが登場するのも嬉しい現象。
本作も冒頭のバザールの雑踏が、まさにインドでワクワクしました。(咲)


2014/アメリカ/2時間2分/シネスコ/サウンドシステム:ドルビー5.1
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(c)2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
http://disney-studio.jp/spice/

★2014年11月1日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック