2014年10月26日

イラク チグリスに浮かぶ平和

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監督・撮影:綿井健陽(わたい・たけはる)
プロデューサー:小西晴子
編集:辻井潔

2003年3月、アメリカ・イギリス軍のバクダット攻撃が始まった。「大量破壊兵器」を保有しているというのがその理由だった。フリーの映像ジャーナリスト綿井健陽が開戦の数日前から取材を開始、4月の空爆後の病院でアリ・サクバンに出会う。彼は3人の子供を一度に失っていた。同世代の彼を追い、家族にも会う。それから幾度か訪れ、2013年アリに再会するはずだった。

花火を遠くから見ているような空爆の映像に戦慄しましたが、その下で子どもを含む多くの一般市民が犠牲になっていました。詳細な情報はどれだけ流れたのだったか、このドキュメンタリーで初めて惨禍を観たような気がします。わが子を失った親たちの悲痛な声が耳にいつまでも残ります。当時日本もアメリカの軍事行動を支持していたのですから、情報はアメリカ寄りだったのでしょう。
再訪したとき、サクバン一家に限らず、バクダッドの市民たちは家を破壊され、家族を失い、仕事のあてもなく暮らしていました。振り返れば70年前の日本も同じではなかったでしょうか。時代こそ違え、遠い話ではありません。(白)


2014年/日本/カラー/108分/ドキュメンタリー
配給:東風
http://www.peace-tigris.com/
(C)ソネットエンタテインメント/綿井健陽
★2014年10月25日(土)よりポレポレ東中野にて公開、ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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