2014年08月06日

365日のシンプルライフ(原題:Tavarataivas)

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ヘルシンキ在住、26歳のペトリは彼女にふられたのを機会に、モノであふれる自分の生活を見直すことにした。ルールは4つ。
1 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
2 1日1個だけ倉庫から持ってくる
3 1年間、続ける
4 1年間、何も買わない

1日目の夜、空っぽになった部屋から倉庫まで、全裸で駆け抜けるペトリくん(前と後ろを新聞紙で隠している)。掴みはOK! 観客は興味津々でこの成り行きに注目するはず。
最初の一つは何? 毎日一つずつで暮らせるの? 食料は? 仕事は?
フィンランドから届いたこのドキュメンタリーに、目からウロコがぽろぽろ落ちた。フィンランドでも彼のフォロワーが続出したとか。
暮らしていく上で本当に必要なモノ、自分を幸せにするモノ、を考え直すきっかけをくれる作品。
モノについてだけではなく、彼を応援する人たちが登場する。モノ運びを手伝う友人、食料を差し入れる弟、お婆ちゃんとの会話には、こちらもほっこりさせられた。5月〜6月開催の<EUフィルムデーズ2014>にて本邦初上映され、監督とサプライズゲストが登壇し、満席の会場が沸いたそうだ(筆者は試写で鑑賞)。

ここ数年、世は断捨離(だんしゃり)ブーム。入ってくるものを断つ、不要なものを捨てる、ものへの執着から離れる・・・もともとはヨガの行法であったとか。モノがない時代を経験した後、モノがたくさんあることが幸せ、な気になっていた。我が家でも「後で使うかもしれない」、「もったいない」と手放せなかったモノで、いつしか家中がいっぱいになっている。事情が許せば、この映画のようにいったんゼロにして、要るモノを考えながら足していくのが一番わかりやすい。なかなかできないけど。身一つで生まれてきたのだから、年とともに減らしたいのに、言うは易く行うは難し。やれやれ・・・。(白)


2013年/フィンランド/カラー/80分/ドキュメンタリー
配給:パンドラ、kinologue
(C)Unikino 2013
http://www.365simple.net/
★2014年8月16日(土)より オーディトリウム渋谷にて公開
posted by shiraishi at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 北欧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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