2014年08月02日

「市川雷蔵祭 初恋」

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日本映画の黄金期15年の俳優生活で159本の映画に出演、37歳の若さでこの世を去ってしまった市川雷蔵。今も多くの映画ファンを魅了する昭和の大スターです。
映画デビュー60周年、没後45年にあたる今年、46作品を一挙上映。かつての雷蔵ファンも再び雷蔵に恋してほしい、彼を知らない世代の方には彼の魅力にふれ、恋におちてほしい、という思いがこの映画祭のタイトル「初恋」となりました。

これまでも市川雷蔵作品をたびたび観てきましたが、何度観ても様々な役柄を演じ分ける演技の幅広さに驚嘆します。現代劇、時代劇問わず、シリアスな表情を見せたかと思えばひょうきんな三枚目も似合う方。このほど、下記の初デジタル化された6作品(上から5本が市川雷蔵祭初上映作品)が美しい映像で甦りました。トップスターの地位を築いた『炎上』(1958年)以前の若々しい雷蔵の魅力が溢れています。

『いろは囃子』1955年/加戸敏監督
『鬼火駕篭』1957年/弘津三男監督
『喧嘩鴛鴦』1956年/田坂勝彦監督
『旅は気まぐれ風まかせ』1958年/田坂勝彦監督
『二十九人の喧嘩状』1957年/安田公義監督
『花の白虎隊』1954年/田坂勝彦監督

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代表作の並ぶ46作品には当時の美人女優たちが総動員されているほか、勝新太郎、仲代達矢、佐藤慶、天知茂、根上淳らの若き日の姿が観られるのも嬉しいです。作品と詳しいスケジュールは公式HPでお確かめください。また手描き映画看板が、8月2日から9月5日まで角川シネマにて掲出予定です。(白)

http://www.cinemakadokawa.jp/raizohatsukoi/
『影を斬る』(C)KADOKAWA1963,『旅は気まぐれ風まかせ』(C)KADOKAWA

★2014年8月9日(土)より9月19日(金)角川シネマ新宿にて公開。大阪、京都、福岡順次公開予定。
劇場窓口にて前売り券をお買い求めの方にポストカードプレゼント。
入場者プレゼント&スタンプラリー実施 10作品以上ご覧の方に抽選でオリジナルグッズをプレゼント。
posted by shiraishi at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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