2014年07月27日

友よ、さらばと言おう(原題:MEA CULPA)

tomoyosarabatoiou.JPG

監督:フレッド・カヴァイエ
出演:ヴァンサン・ランドン(シモン)、ジル・ルルーシュ(フランク)、ナディーン・ラバキー(アリス)

警備会社に勤めるシモンは元トゥーロン警察の敏腕刑事だった。人身事故を起こしてしまってから人生は一変、6年の刑期を終えて出所するが、妻子とは別れてしまった。相棒だったフランクがいつも気遣うが、シモンは固く心を閉ざしたままだ。ところがシモンの最愛の息子が殺人現場に遭遇してしまったことから、マフィアに命を狙われていることを知る。

ヒット作を送り出してきたカヴァイエ監督の最新作。本作に主演のヴァンサン・ランドンは『すべて彼女のために』(2008)、ジル・ルルーシュは『この愛のために撃て』(2010)、『プレイヤー』 (2012)で監督とタッグを組んでいます。渋いおじさま2人のバディムービーでもありますが、愛するもののために命がけというフレンチ・ノワールの王道に、車と銃のアクションと、あっと驚く展開が待っています。
始まりが、悪夢で目覚める男の背中のアップで、これどこかで観たぞと考えたら、大好きな香港映画『男たちの挽歌』(1986/ジョン・ウー監督)の冒頭でした。やはり悪夢でがばっと起きるティ・ロンの背中に汗で張り付いたシャツ、透けて見える刺青にハッとしましたっけ。この作品は香港ノワールのさきがけとなったのでした。カヴァイエ監督ももしかしたら『男たちの挽歌』観ているのかも。濃さ加減がよく似ています。(白)


2014年/フランス/カラー/90分/
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)Thomas Bremond (C)copyright Gaumont - LGM Cinema
http://www.tomoyo-saraba.com/
★2014年8月1日(金)より新宿武蔵野館他全国順次公開
posted by shiraishi at 20:26| Comment(1) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分で追記。昨年の東京国際映画祭で「サムライ賞」を受賞したのがジョン・ウー監督。スペシャルトークの中で、昔からフレンチ・フィルム・ノワールの大御所ジャン・ピエール=メルヴィル監督のファンで、『男たちの挽歌 最終章』は『サムライ』へのオマージュと。
カヴァイエ監督もメルヴィル監督の作品を観てきているはずで、男たちの友情と裏切り、命がけで助けに走るのはノワールの王道なのでありました。今年9月『Radin! 』(ダニー・ブーン主演)というコメディ作品が出たようです。(白)
Posted by 白 at 2016年10月08日 00:07
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