2014年06月08日
私の男
監督:熊切和嘉
原作:桜庭一樹「私の男」(文藝春秋刊)
脚本:宇治田隆史
撮影:近藤龍人
美術:安宅紀史
浅野忠信(腐野淳悟)、二階堂ふみ(腐野花)、モロ師岡(田岡)、河井青葉(大塩小町)、山田望叶(10歳の花)、高良健吾(尾崎美郎)、藤竜也(大塩)
花は10歳で孤児となった。奥尻島を襲った津波で家族を失って一人ぽっちの花を遠縁の淳悟が迎えにくる。オホーツクの街紋別で、若い淳悟は花の父となり、二人は睦まじく暮らす。ほかに誰も必要ないかのように。
花が来るまで淳悟の恋人だった小町は、幼さに変わって女の妖艶さを身につけていく花に愕然とする。
う〜、重い映画でした。小さい北の町、人を拒む流氷の海での撮影もさぞ厳しいものだったでしょう。中学生で原作を読んで、花ちゃんをやれて嬉しいという二階堂ふみさんが凄いです。純粋で淫ら、甘い毒・・・何を言っても不足です。花と淳悟にまとわりつくねっとりした空気と一緒に「腐野」という苗字が記憶に刻まれました。(白)
日本/カラー/129分/シネスコ
配給:日活
(c)2013「私の男」製作委員会
http://watashi-no-otoko.com/
★6月14日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー!
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック