2014年04月27日
クジラのいた夏
監督:吉田康弘
脚本:大浦光太、吉田康弘
撮影:千足陽一
音楽:きだしゅんすけ
出演:野村周平(チューヤ)、松島庄汰(J)、浜尾京介(ギズモ)、松岡卓弥(町田)、佐津川愛美(弓子先輩)
地方都市で育った仲良し4人組のチューヤ、J、ギズモ、町田。高校を卒業して先が決まらないチューヤだったが、ついに地元を離れて独り立ちすることにした。かといって明確な目標や夢があるわけでもなく、なんとなく憧れの先輩弓子がいる東京に行きたくなっただけ。そんなチューヤを心配する親友3人は、ボーリング場で大送別会を催すのだった。しかし、弓子が地元に戻ったと聞いたチューヤは東京行きの決心が揺らぎ始める。留まるべきか、離れるべきか?
『江ノ島プリズム』(2013)の吉田康弘監督と、野村周平が再びタッグを組んだ直球青春ストーリー。大人になりきれない若者たちの友情や焦燥感などが一晩のできごとに詰め込まれています。
この年頃、確かな将来の設計図を持っている人がどれだけいるでしょう。大学へ行って4年間先延ばししながら道を探っている人が多いかと思います。選んだ(選ばれた?)大学で、就職先で道が違ってくるでしょう。そのたびに迷いと決断にせまられます。時間はいやおうなく過ぎてしまい、あらあらというまにこの年に(自分)。そんなことを思い出しながら観ていて、4人組の友情に共感し、ラストに「頑張れ〜」と言いたくなりました。しかし映画とはいえ、イケメンばかりの4人ってありえな〜い。(白)
2014/日本/カラー/89分/
配給:ユナイテッドエンタテインメント
(C)2014「クジラのいた夏」製作委員会
http://www.kujira-movie.com/
★5月3日(土)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
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