出演: ヨ・ジング(『Sad Movie <サッド・ムービー>』「太陽を抱いた月」「イルジメ〔一枝梅〕」)、キム・ユンソク(『チェイサー』『哀しき獣』『10人の泥棒たち』)、チョ・ジヌン(『ホームランが聞こえた夏』『容疑者X』「ソル薬局の息子たち」「根の深い木」)、チャン・ヒョンソン(『シュリ』「蒼のピアニスト」)、キム・ソンギュン、パク・へジュン、イ・ギョンヨン(『ベルリンファイル』)、パク・ヨンウ(『武士−MUSA−』)
17歳の少年ファイ(ヨ・ジング)は、5人の父親から犯罪を教え込まれて育った。父親たちの実像は、表向きは植木販売業を営む犯罪集団「白昼鬼」。男児を誘拐するも身代金の受け渡し場所には刑事の包囲網。巨額の身代金を撮り損ね、誘拐した男児をファイと名付けて犯罪者に育てあげたのだった・・・
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5人の父親たちは個性豊か。冷酷なリーダーのソクテ(キム・ユンソク)、温厚で口下手だけどカーチェイスのエキスパートのギテ(チョ・ジンウン)、犯罪の天才的プランナーのジンソン(チャン・ヒョンソン)、凄腕スナイパーのボムス(パク・ヘジュン)、狂気な行動派ドンボム(キム・ソンギュン)。
天才的犯罪プランナー役のチャン・ヒョンソンは、KBS 2TVの人気バラエティ番組「ハッピーサンデー−スーパーマンが帰ってきた」のレギュラー。先日、日本でも放映された第19回で、二人の息子たちを『ファイ 悪魔に育てられた少年』のDVD制作現場に連れて行く場面がありました。DVDのケースに一生懸命サインをしていたのは、キム・ソンギュン。「刃物のおじさん?」と聞く男の子に、「そう、笑う人だ」とにこやかに答える。次に現れたのは、キム・ユンソク。カリスマ俳優、国民的俳優のテロップが流れる。「『哀しき獣』で骨持ってた人?」と男の子。「この映画で、おじさんはボスだったぞ」と笑顔で答える姿からは、あの凄味のあるソクテは想像できない。チャン・ヒョンソンが、「つらかった舞台時代からの付き合い」としみじみと語ります。「パパは何の役?」という下の男の子に、「パパは作戦を練る人だよ」と兄。「出演者の中で一番利口なんだね」と弟。「実際はそうじゃないけど」と率直な会話が続きます。次にチョ・ジヌンも登場。「運転のおじさんだ!」と沸く男の子たち。皆、ほんわかした雰囲気で、映画の中の犯罪者とは大違い。あ〜さすが役者! こんな年季の入った役者たちの中で、ヨ・ジングは、不気味さを秘めながらも純粋な心を持つ少年ファイ役を見事に演じきっています。(咲)
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2013年/韓国/ カラー/ドルビーSRD/シネマスコープ/125分
配給:ツイン
公式サイト:http://www.hwayi-movie.net/
★2014年4月19日 シネマート新宿ほかにて全国順次公開