2014年02月23日

東京難民

tokyonanmin.JPG
監督:佐々部清
原作:福澤徹三「東京難民」(光文社刊)
脚本:青島武
撮影:坂江正明
音楽:遠藤浩二
主題歌:高橋優「旅人」
出演:中村蒼(時枝修)、大塚千弘(北条茜)、青柳翔(順矢)、山本美月(瑠衣)、中尾明慶(小次郎)、金子ノブアキ(児玉)、井上順(鈴本)、金井勇太(軽部)、落合モトキ(俊)ほか

時枝修は、ごく普通の大学生だった。親から仕送りを受け気楽な毎日を送っていたが、ある日授業料の未払いを理由に大学を除籍されてしまう。父親が大きな借金を抱えて失踪していたのだ。家賃を滞納し、アパートからも追い出された修はネットカフェに寝泊りするその日暮らしになった。
騙されて入ったホストクラブでは請求額が払えず、代わりにそこで働くことになる。先輩ホストの順也にノウハウを仕込まれ、看護士の茜を常連客にした。裏側を見てしまった修は逃げ出すが見つかって叩きのめされる。死にかけた修を救ってくれたのはホームレスの鈴本だった。

普通の大学生が転落していくさまをこと細かく描いている。日払いのバイトやネットカフェ難民の生活、ホストクラブの裏側などドキュメンタリーを見るようだった。ホストに入れ込んで借金を背負う女性もまた転落していく。一人は実家に逃げ帰り、一人は風俗嬢になった。
修があまりにも孤立しているのが疑問だった。数日でも転がり込める友達はいないのか、相談窓口はないのか。普段から危機感なく暮らしていると、なんの解決策も浮かばず対処できないのだろう。それでも修はそのときどき知り合った人を大切にし、面倒をみてもらえるようになる。顧客にした茜にも罪悪感を持っている。人間的には落ちきってしまわないところに、救いがある。人気の中村蒼くんの人の良さそうなところ、可愛らしさを愛するファンは、映画とはいえあまり酷い目に遭ったままは辛い。それは裏切られないので安心して。(白)

日本/カラー/130分/R15+
配給:ファントム・フィルム
http://tokyo-nanmin.com/
(C)2014『東京難民』製作委員会
★2月22日(土)より有楽町スバル座ほかにて全国公開!

ミッキーさんの映画評はこちら
posted by shiraishi at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック