2014年01月09日

『グォさんの仮装大賞』    原題:飛越老人院 (英題:FULL CIRCLE)

監督・脚本:チャン・ヤン (『スパイシー・ラブスープ』『こころの湯』『胡同のひまわり』)
出演:シュイ・ホァンシャン、ウー・ティエンミン、リー・ビン、ワン・ダーシュン、ツァイ・ホンシアン、チャン・フアシュン
 

妻に先立たれたグォさん。妻の連れ子だった息子夫婦との同居は居心地悪く、友人チョウさんの入居している老人ホームで余生を過ごすことに。チョウさんは、老人ホームのリーダー的存在。引き篭りがちの皆の気持ちを盛り立てようと、人気テレビ番組「仮装大賞」への出演を申し込む。皆の猛練習が始まる。けれども、遠く離れた天津での大会に出演するのを、ホームの職員や家族たちは猛反対。なんとか抜け出して行くしかない! おんぼろバスを調達して、元バス運転手だった者の運転で天津を目指す・・・

 

2012年の東京国際映画祭「アジアの風」部門で『老人ホームを飛びだして』のタイトルで日本初上映された作品。その折、最初の30分しか観られず、老人ホームを飛びだす姿をいつか観たいと思っていました。おんぼろバスでモンゴル族の住む草原を抜けて天津に向かって行く一行の姿に大喝采。


グォさん役は、『孔子の教え』で老子を演じたシュイ・ホァンシャン。チョウさん役は、『古井戸』『變臉 この櫂に手をそえて』の監督で俳優としても活躍するウー・ティエンミン、アルツハイマーでチョウさんを夫だと思い込んでいるリー夫人役に、『初恋のきた道』のおばあさん役のリー・ビン。老練俳優たちの名演技にうなります。
guosan.jpg@
 2012 Desen InternationalMedia Co., Ltd

「病院で死にたくない。笑って死にたい」「目標がなくなれば終わり」など、いずれ人生の終末を迎える身に染みる言葉の数々・・・。グォさんの老人ホームの仲間たちは、それぞれに身体が思うように動かなかったり、家族との亀裂など悩みを抱えているけれど、仮装大賞に向かって突き進みます。好きなことをして、いつまでも笑って過ごしたい! ()
 

2012/中国/北京語/104/シネマスコープ/カラー/ドルビーデジタル/

配給:コンテンツ・セブ
 

2014111日シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開!

公式ホームページ http://guosan.jp/

☆公開を前にチャン・ヤン監督から届いたコメント
「両親との関係が良好でなかった私は、家族、特に父子関係について問う作品をつくってきました。しかし彼らが年老いた今、身近な高齢者である両親が何を考えてきたのか、理解したいと強く思うようになってきました。伝統的な家族の形を失いつつある今の中国で、その受け皿である老人ホームは、まだまだその役割を果たせていません。子供と過ごすことを望むお年寄りたちと、個人主義が広がる家族との間には溝が生まれ、孤立したお年寄りの中では孤独死も起きています。だからこそ、彼らの思いに触れたこの作品で、高齢者問題にスポットを当てたいと思いました。」

guosan poster.jpg 
楽しいポスターも届きました!



posted by sakiko at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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