出演:リュ・スンリョン(『神弓 KAMIYUMI』『王になった男』)、パク・シネ(「となりの美男<イケメン>」)、カル・ソウォン、チョン・ジニョン(「トンイ」)、オ・ダルス(『オールド・ボーイ』『10人の泥棒たち』)、パク・ウォンサン、キム・ジョンテ(「ドリームハイ2」)、チョン・マンシク(『ミッドナイトFM』)、キム・ギチョン他
知的年齢6歳の父ヨングは、6歳の娘イェスンを育てるシングル・ファーザー。「明日お給料が出たら買ってあげるね」と、ショーウィンドーに飾ってあるセーラー・ムーン模様の黄色いランドセルを見上げる父娘。その目の前でランドセルが売れてしまう。「それはイェスンのランドセル」と買主に食ってかかるヨング。翌日、買ってもらったばかりの黄色いランドセルを背負った女の子が「ほかに売ってるお店を知ってるの」とヨングを案内していく。途中で少女が突然倒れる。落ちてきた煉瓦が当ったのだ。一生懸命介抱するヨングだったが、少女にいたずらをした上に殺してしまったと逮捕されてしまう。何が起こったかも理解できないまま刑務所の7番房に入れられるヨング。7番房の先輩、スリや詐欺、密輸、姦通犯の男たちから手荒い洗礼を受ける。やがて、一人娘に会いたいというヨングの思いを叶えようと、7番房の仲間たちは策を練り、慰問の聖歌隊に混じらせてイェスンを7番房に忍び込ませることに成功する。でも、いつまでも隠して留め置くわけにはいかない・・・
少女時代のイェスンを演じたカル・ソウォンちゃんが、とにかく愛くるしい。
インド映画『神さまがくれた娘』(2014年2月15日公開)も、知的年齢6歳の父親が一人で娘を育てているという設定。物語はまったく違うけれど、5歳の娘を演じたサーラーちゃんがそこはかとなくカル・ソウォンちゃんと似ていて、同時期に日本で公開される縁を感じました。どちらも少女が大人たちをすっかり食ってしまっている感があるのですが、知的障害のある父親を演じた『7番房の奇跡』のリュ・スンリョンも、『神さまがくれた娘』のヴィクラムも渾身の演技。また『7番房の奇跡』では、韓国ドラマファンなら、「あ、どこかで見た!」というお馴染みの俳優さんが出てきて、楽しめること請け合います。
(ちょっと苦言を呈すれば、どちらの映画も、音楽がこれでもかという感じで涙を誘おうとするのです。天邪鬼の私はどちらの映画も泣きませんでしたが、普通の人なら泣けます!)
大人になったイェスンを演じたパク・シネさん来日記者会見報告をWeb版シネマジャーナルに掲載しています。http://www.cinemajournal.net/special/2013/cell7/index.html
第50回大鐘賞映画祭
主演男優賞ほか4部門受賞
★2014年1月25日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館他 全国ロードショー!
公式サイト: http://7banbou.com
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私って普通だぁ〜。いや普通で良かった!
やっぱり泣かせ方がうまい韓国映画!
刑務所事情に「本当?」がありましたが
子役のうまさで、そんないちゃもんは吹っ飛んでしまいました。
会場は鼻水のすする音があちこちから聞こえました。