2018年11月18日

いろとりどりの親子(Far from the Tree)

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監督:レイチェル・ドレッツィン
原作:アンドリュー・ソロモン「Far from the Tree Parents,Children and The Search for Identity」

ジェイソンと、母エミリー、タイピングを覚えるまで言葉を発することがなかった自閉症のジャックと、彼のためにあらゆる治療法を試したオルナット夫妻、ダウン症のジェイソンと母、身体障がいや発達障がい、LGBTなど「違い」を持つ子と親、夫婦など6組を紹介している。原作者のアンドリュー・ソロモンもその一人として出演し、現在の姿を見せている。

世界24カ国で翻訳されたベストセラーの映画化。アンドリュー・ソロモンは自らゲイであることを両親にうちあけましたが、受け入れてもらえませんでした。母親は彼を拒否したまま亡くなり、アンドリューは深刻な欝に苦しんだそうです。その後、同性愛は個性として認められるようになり、父親と和解します。アンドリューは自分の経験もふまえ、「治療すべきものと、祝福されるものの境目がどこにあるのか?」に注目します。以来10年間にわたって300以上の親子にインタビューを行い、900p にもなった著作を出版。
この本の書評を読んだレイチェル・ドレッツィン監督が映画化を申し入れました。アンドリューが多数の申し込みの中から彼女に決めたのは、最も明確にテーマを理解していたから。障がいを持つ子とその親が直面する困難、その経験がもたらす喜びへの過程を描き、お互いを受容していくことの大切さを知らせてくれます。(白)


2018年/アメリカ/カラー/ビスタ/93分
配給:ロングライド
(C)2017 FAR FROM THE TREE, LLC
http://longride.jp/irotoridori/
★2018年11月17日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 20:27| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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監督:武正晴
原作:中村文則
脚本:武正晴、宍戸英紀
撮影:西村博光
音楽:海田庄吾
出演:村上虹郎(西川トオル)、広瀬アリス(ヨシカワユウコ)、日南響子(トースト女)、新垣里沙(隣の母)、岡山天音(ケイスケ)、リリー・フランキー(刑事)

大学生のトオルは雨の夜、男が倒れているところを通りかかる。もう息はなく、傍らには銃が落ちていた。トオルはそれを拾って持ち帰る。初めて見る銃は魅惑的で、力の象徴のように思えた。その日からトオルの生活は少しずつ変わっていく。悪友のケイスケに誘われて参加した合コンで知り合った女性の部屋に泊まるユウスケ。翌朝のテレビニュースであの男の遺体が発見されたことを知った。
大学ではユウコが親しげに話しかけてくる。トースト女とは別にユウコとのかけひきを楽しむことにした。銃があることが自分の支えになっている気がする。そのうち見ているだけではなく、バッグにバッグに入れて持ち歩くようになった。そこへ刑事と名乗る男が接触してくる。

日々ゲーム感覚ですごしている大学生が、本物の銃・初めての無敵のアイテムを手に入れました。トオルが感じる力は、武器としての銃の力。装備したとたんに攻撃力があがったわけです。しかし、本人の経験値が低いので、闇に引っ張られているという、ゲームをやる人にはわかりやすいですね。
隣からは子どもを虐待しているらしい物音と悲鳴が聞こえてきます。善悪の判断力は残っていても、しだいに銃の持つ力に侵食されてくるトオル。演じる村上虹郎くんの変化がみものです。
刑事役のフランキーさんは柔らかい笑顔で、腹の底を見せません。善人にも悪人にもふれる幅があって、圧倒的に多い良い人役より『凶悪』の先生が強烈な印象を残して忘れられません(ピエール瀧より怖かった)。本作でも刑事のくせにちっとも歯止めになっていません。
村上虹郎くんは『ハナレイ・ベイ』のサーファー青年も軽やかで良かったな。TIFFでジェムストーン賞を受賞。(白)


2018年/日本/白黒・カラー/DCP/97分
配給:KATSU-do、太秦
(C)吉本興業
http://thegunmovie.official-movie.com/
★2018年11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 20:10| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする