2018年11月10日

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(原題:Johnny English Strikes Again)

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監督:デビッド・カー
脚本:ウィリアム・デイビス
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
音楽:ハワード・グッドオール
出演:ローワン・アトキンソン(ジョニー・イングリッシュ)、ベン・ミラー(ボフ)、オルガ・キュリレンコ(オフィーリア)、ジェイク・レイシー(ヴォルタ)、エマ・トンプソン(首相)

イギリスの諜報機関「MI7」が大規模なサイバー攻撃を受け、現役スパイたちの情報が漏洩してしまった。動けるのはすでに隠居している元スパイのみ。子どもたちにあやしげなスパイ術を教えていたジョニー・イングリッシュも召集された。相棒のボブとともに、ハッカーを探し出そうと意気込むジョニー、アナログ人間の二人には荷が重過ぎる捜査だった・・・。

『ジョニー・イングリッシュ』(2003)、『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(2011)に続く第3弾。おなじみのスパイ映画のパロディを全力で脱力してやっています(?)。あいかわらず、とんちんかんなジョニー・イングリッシュは、何かやらかすだろうという期待にたがわないはちゃめちゃぶり。首相も美女も怖くない。アナログなおっさんのやることなすこと、最先端のスキルを持つ敵には想定外のことばかり。CG満載の新作映画を見慣れた目には、なんだかなつかしい秘密兵器の数々や、カーチェイスのシーンが出てきました。女優陣もなかなか楽しませてくれました。あははと笑えて元気になれるこういう映画もたまにはいいですよ。(白)

2018年/イギリス/カラー/シネスコ/89分
配給:東宝東和
(C)2018 Universal Studios and Studiocanal SAS
https://johnnyenglish.jp/
★2018年11月9日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 01:26| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月09日

アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語  原題:Anna Karenina. Istoriya Vronskogo   英題:Anna Karenina. Vronsky’s Story

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監督:カレン・シャフナザーロフ
原作:レフ・トルストイ + ヴィケーンチイ・ヴェレサーエフ
出演:エリザヴェータ・ボヤルスカヤ、マクシム・マトヴェーエフ、ヴィタリー・キシュチェンコ、キリール・グレベンシチコフ、マカール・ミハルキン

1904年、日露戦争が始まり、軍医として戦地満州に赴いたセルゲイ・カレーニン。ある日、アレクセイ・ヴロンスキーという名の大佐が運び込まれてくる。ほかでもない、この男のために母アンナは、自分と父を捨てたあげく、鉄道に飛び込み命を絶ったのだ。かつては殺したいほど憎んでいた男だが、セルゲイも年齢を重ね、母が自殺に至った真実を知りたいと尋ねる。ヴロンスキーは、「人は記憶を捏造する。愛の真実は無数にある」と、自分にとってのアンナ・カレーニナとの愛の真実を語り始める・・・

ヴロンスキーから語られるのは、1872年の冬、モスクワ駅で初めてアンナを知った時のことから。政府高官カレーニンの妻と知りながら、恋に落ちてしまったヴロンスキーの側から描かれるアンナ・カレーニナ。
あまりにも有名なトルストイの「アンナ・カレーニナ」ですが、家にある世界文学全集で読んだのが中学生の時のこと。もちろん、すっかり忘れています。今一度、読んでみたくなりました。
なお、この映画は、トルストイの原作に、ヴィケーンチイ・ヴェレサーエフの日露戦争の体験記を取り入れて、アンナ・カレーニナの亡くなった後がどうだったのかも描いたもの。ロシアらしい重厚な映画で、小説「アンナ・カレーニナ」を知らなくても、存分に愛の物語を味わえます。(咲)


2017年/ロシア/ロシア語/カラー/1.85:1/5.1/138分
配給:パンドラ
後援けロシア文化フェスティバル
公式サイト:http://anna2017.com/
★2018年11月10日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開







posted by sakiko at 09:15| Comment(0) | ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

走れ!T校バスケット部

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監督:古澤健
原作:松崎洋「走れ!T校バスケット部」(幻冬舎文庫)
脚本:徳尾浩司
出演:志尊淳、佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、佐藤寛太、鈴木勝大、 西銘駿、阿見201、竹内涼真(友情出演)、千葉雄大(友情出演)、真飛聖、YOU、竹中直人、椎名桔平

連戦連敗、向かうところ負けばかりの超弱小チーム「T校バスケット部」。
そんなT校に、バスケの強豪H校で1年生ながらエースとして活躍していたスタープレーヤー、田所陽一が編入してくる。
陽一は親友をイジメから救った事で自分自身が標的となり、H校を自主退学していた。
もう二度とバスケはしない――。
そう心に誓い、勉強に専念する陽一だったが、新たな仲間たちとの出会い、脳裏に焼き付いて離れないリングに引き寄せられるボールの軌道が、陽一を再びコートへと駆り立てる。
情熱と葛藤、仲間と家族、あきらめきれない夢 ―。
陽一を迎えた新生「T校バスケット部」が全国大会に向けて走り出す!

シュートが決まるとこちらまでハイな気分に。チームスポーツを楽しそうにする姿から仲間への信頼感が伝わってくる。勝つ楽しみを知り、強くなっていく彼らに引き込まれた。そして、勝つことよりもフェアプレーがカッコいいという母の教えがピンチの主人公を支える。これはバスケだけではなく、生きていく上での指標となる。

またYOUが演じる顧問の労わりも心に沁みる。上に立つものはこうあるべきか。決勝戦後、相手校の顧問との対比で明らかに。
志尊淳に心癒される至福の120分。爽やかさ満点の竹内涼真が登場するボーナスタイムまであり、心が躍る。戸塚純貴は菅田将暉っぽい良さが感じられた。(堀)


2018年/日本/カラー/115分
配給:東映
(C) 2018「走れ!T校バスケット部」製作委員会
http://tkoubaske.jp/
★2018年11月3日(土)全国東映系にてロードショー
posted by shiraishi at 20:32| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ステータス・アップデート(原題:Status Update)

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監督:スコット・スピアー
出演:ロス・リンチ、オリヴィア・ホルト、ハーベイ・ギーン、コートニー・イートン

カリフォルニア出身のカイルは両親の別居によって、母、妹と3人で祖父が住むコネチカット州に引っ越しをする。自分に自信のないカイルは高校に馴染めず、恋人がいないのが悩み。ある日、同級生にスマホを壊され、学校帰りにスマホショップに寄ったところ、ソーシャルアプリ「ユニバース」がダウンロードされた新しいスマホを渡される。「ユニバース」はプロフィール欄になりたい自分を書き込むとその通りになる魔法のアプリだった。カイルは「ユニバース」を駆使して、高校でのステータスを上げていくが…。

カイルは踊って歌ってスポーツ万能となり、学内でのステータスが急上昇。努力もせずに手に入れた能力をちやほやされて舞い上がる。美人から口説かれて、友だちとの約束を忘れてしまう。高校生でなくてもありがちかも。あれもこれもと手を出し、本当にやりたかったことが蔑ろに。自分を見失い、大切なものも失ってしまう。にっちもさっちもいかなくなる。そんなカイルに母は地道にやり直すしかないとアドバイス。そう、失敗してもいい。人生は地道がいちばん!(堀)

2018年/アメリカ/英語/106分/カラー/DCP
配給:AMGエンタテインメント
(C) 2017 STATUS UPDATE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. http://status-update.jp/
★2018年11月3日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 20:30| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バグダッド・スキャンダル(原題:Backstabbing for Beginners)

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監督・脚本:ペール・フライ
原作:マイケル・スーサン
脚本:ダニエル・パイン
出演:テオ・ジェームズ、ベン・キングズレー、ジャクリーン・ビセット、 ベルシム・ビルギン

2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する“オイル・フォー・フード”プロジェクトを担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配る。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構がかかわっていることを知る。やがて世界に例を見ない巨額の詐欺事件に発展していくのであった。

湾岸戦争によって経済制裁を受けたイラクは困窮し、食料や衣料品が不足。多くの命が失われていた。そこで国連の管理下で石油を売却し、その利益で食料を配給する人道支援計画が実施された。「石油・食料交換プログラム」と呼ばれるこの計画は安保理決議986に基づき実行されたが、大きなお金が動くことで利権を求める者を生み出し、国連史上最悪の汚職スキャンダルとなった。

本作はこの計画に関わっていた元国連職員マイケル・スーサンが書いた「Backstabbing for Beginners」が原作。主人公は外交官だった父親と同じ道を目指して、国連職員となる。国連事務次長の特別補佐官に任命され、石油・食料交換プログラムに関わるのだが、着任当日さっそくCIAが接触を計ってくるなど、怪しさ満点。上司に同行してバグダッドに行けば、さらに危険にさらされる。前任者は謎の死を遂げたという。美人通訳はハニートラップか。立場により正しさの判断が違う。 誰を信じればいいのかわからない。サスペンス感たっぷりで引き込まれる。国連事務次長役のベン・キングズレーの不敵な笑みが怖い!(堀)


2018 年/デンマーク=カナダ=アメリカ/ 106 分/5.1ch/シネスコ/カラー
配給:アンプラグド
(C) 2016 CREATIVE ALLIANCE P IVS/ BFB PRODUCTIONS CANADA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
http://baghdad-s.com/

★2018年11月3日(土)シネマカリテほか全国順次公開
posted by shiraishi at 20:29| Comment(0) | デンマーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする