2018年09月01日

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(原題:Borg/McEnroe) 

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監督:ヤヌス・メッツ
脚本:ロンニ・サンダール
撮影:ニルス・タストゥム
出演:スヴェリル・グドナソン(ビヨン・ボルグ)、シャイア・ラブーフ(ジョン・マッケンロー)、ステラン・スカルスガルド(レナート)、ツバ・ノボトニー(マリアナ)、レオ・ボルグ(ビヨン・ボルグ/少年時代)

1980年、ウィンブルドンの決勝。世界ランク1位のテニスプレイヤー、ビヨン・ボルグには歴史的記録となる5連覇の偉業がかかっている。端正な外見、冷静沈着な試合内容から「氷の男」と呼ばれていたが、大きなプレッシャーに耐え続けて神経をすり減らしていた。子どものころからボルグの指導を続けてきたコーチのレナートと、婚約者のマリアナだけがそんな彼の姿を知っている。
ボルグへの挑戦者は、アメリカの悪童とマスコミにバッシングをうけているジョン・マッケンロー。世界ランク第2位だが、審判に激しく抗議し、観客に悪態をつく問題児と見られている。彼は弁護士の父に誉められたい、認めてもらいたい一心でこれまで真剣勝負をしてきたのだ。

テニスが趣味で、当時の試合を見た方々は、もう一度当時の興奮が甦るでしょう。何の知識がなくても(私のように)、手に汗握って見続けることができます。2人がそこにたどりつくまでどんな人生を送ってきたのか、その軌跡も描かれます。死闘の末、2人が無二の親友となったというのに胸が熱くなります。試合当時、ボルグは24歳、マッケンローは21歳。こんなに若くして、テニス界の頂点に来てしまった二人。
ボルグ役を『ストックホルムでワルツを』(2013)のスベリル・グドナソン、マッケンロー役を『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフが演じました。どちらも本人の雰囲気、外見によく似ています。別々に過酷なトレーニングを続けて試合を再現した2人、それぞれの代表作になったんじゃないでしょうか。ボルグの少年時代を演じているのは実の息子のレオくん。ヤヌス・メッツ監督は、子どもの頃に見た試合が忘れられなかったそうです。どのスタッフも大事ですが、特に迫力の試合を再現したカメラマン、編集さんたちと、完成した作品に大喜びされたのでは。(白)


2017年/スウェーデン・デンマーク・フィンランド合作/カラー/シネスコ/108分
配給:ギャガ
(C)AB Svensk Filmindustri 2017
http://gaga.ne.jp/borg-mcenroe/
★2018年8月31日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 19:33| Comment(0) | 北欧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アントマン&ワスプ(原題:Ant-Man and the Wasp)

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監督:ペイトン・リード
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:クリストフ・ベック
出演:ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)、エバンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ)、マイケル・ペーニャ(ルイス)、ウォルトン・ゴギンズ(ソニー・バーチ)、ボビー・カナベイル(ジム・パクストン)、ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン)、ローレンス・フィッシュバーン(ビル・フォスター)、マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)、ハナ・ジョン=カーメン(ゴースト/エイヴァ)

アベンジャーズに組した戦いで、FBIの監視下に置かれることになったアントマンことスコット。足首に居所を示すセンサーつきのバンドをつけられている。娘にも会えず、悶々とした日々をすごしていたところ、アントマンスーツの考案者であるピム博士にあることを依頼された。その任務を達成するため、バディとなるのは博士の娘のホープ。新しいワスプに変身できる最強のヒロインだが、家族の問題を胸に抱えていた。

ワスプ(Wasp)は何かの略語ではなく、単純にスズメバチのこと。アントマンは体長1,5cmのアリに変身できるけれど、移動は走るだけ。とてつもなく遠い道のりを背中に乗せて飛んでくれるというありがたい味方ができました。おまけに天才で、強くて、見た目も中味もすばらしいというデキル女性。飾り物でない女性ヒーローが増えて嬉しいかぎり。今後はギャラも男優の何分の一というのでなく、ちゃんとそれなりの額が出ますように。
ミシェル・ファイファーはホープの母親役。彼女のためにアントマンは命がけの旅をするはめになります。このあたりの背景がまあすごい。想像力がかなり必要です。面倒なことはおいといて、荒唐無稽なアクションをただ楽しむのもあり。いろんなものが大きくなったり小さくなったりするだけでも面白い。キティちゃんペッツの出現はきっとお子様が喜びます。
そして敵方にも強力なキャラ登場。ものを通り抜けるゴーストは『レディ・プレイヤー1』で巨大企業IOIに勤めるフナーレ役だったハナ・ジョン=カーメン。マーベルの登場人物たちにはそれぞれにドラマがあって、どの人にもファンがつくだろうなぁと納得。
今作のある“小さな”事件は、次のアベンジャーズにつながるのだとか、いったいどれのことかしら?なにしろ事件だらけ。(白)


2018年/アメリカ/カラー/シネスコ/118分
配給:ディズニー
(C)Marvel Studios 2018
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html
★2018年8月31日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 17:33| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする