2018年01月30日

第10回恵比寿映像祭

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映像とアートの祭典
第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル Mapping the Invisible」が2月9日より東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場 他にて始まります。展示や上映をはじめ、ライブ、シンポジウム、地域との連携プログラムなども展開。10回目の開催となる今回は「インヴィジブル Mapping the Invisible」がテーマ。
展示では、ラファエル・ローゼンダール、ポール・シャリッツ、ガブリエル・エレーラ・トレス、永田康祐、「コティングリー妖精写真および資料展示」、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、横溝静、青柳菜摘、ジェームス・リチャーズ、マルティーヌ・シムズなどの作品、上映プログラムにはミャンマー出身の映画監督ミディ・ジーのジャパンプレミア作品や出光真子の特集上映など。

★2018年2月9日(金)〜2月25日(日)東京都写真美術館、日仏会館、他
公式 https://www.yebizo.com/jp/



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2018年01月28日

THE PROMISE/君への誓い 英題:THE PROMISE

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監督:テリー・ジョージ(『ホテル・ルワンダ』)
出演:オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイル、ジェームズ・クロムウェル、ジャン・レノ

1914年の南トルコの村シルーン。医師を志すアルメニア人の青年ミカエル(オスカー・アイザック)は、裕福な家の娘マラル(アンジェラ・サラフィアン)と婚約。彼女の持参金を学資にして、オスマン帝国の首都コンスタンチノープルの医科大学に入学する。
ミカエルは父の従弟メスロブ(イガル・ノール)の邸宅に下宿する。メスロブの娘の家庭教師アナ(シャルロット・ルボン)や、彼女の恋人でアメリカ人ジャーナリストのクリス・マイヤーズ(クリスチャン・ベイル)と親しくなる。
第一次世界大戦が始まりトルコも参戦。招集を受けたミカエルは医学生として徴兵免除を申請するが、アルメニア人だからと受け付けてもらえない。大学で親しくなった大物政治家の息子エムレが役人に賄賂をつかませて救ってくれる。
戦意高揚とともにトルコ人の民族主義が高まり、アルメニア人への差別が横行し始める。ミカエルとアナは、アルメニア人を狙う暴徒の群れと遭遇。怪我を負ったミカエルはアナと一緒に近くのホテルに避難。いつしかお互いに心を寄せていた二人は、その夜、初めて結ばれる。東トルコの取材から戻ったクリスは、アナの心がミカエルに向いていることに気づきながら、東トルコで目にしたアルメニア人弾圧の事実を世界に発信することに力を注ぐ。
その後、多くのアルメニア人が拘束され、ミカエルもその一人として強制労働に就かされる。なんとか脱走し、故郷の村に戻るが、老人と女子供しか残っていない。マラルと結婚し、山中の小屋に潜伏する・・・

第一次世界大戦中の1915〜16年にオスマン帝国統治下で起こったアルメニア人の悲劇を背景にした4人の男女の友情や愛憎を描いた壮大な物語。
テリー・ジョージ監督が『ホテル・ルワンダ』製作中に知ったアルメニア人の追放問題。現在のトルコ共和国政府は、戦争中の悲劇として、大虐殺を認めていません。真実は当事者のみ知ることですが、私自身、東トルコを旅した時に、今は使われていない立派なアルメニア教会をいくつも観ました。そこにアルメニアの人たちが暮らしていた証だと思いました。どういった経緯で、アルメニア人は故郷を追われたのでしょう・・・   
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公開を前に来日したテリー・ジョージ監督にお話を伺いました。この映画を作るのにあたって、細心の注意を払って調査を重ねたことを語ってくださいました。インタビューの詳細は後日お届けします。(咲)


2016年/スペイン・アメリカ/2時間14分/カラー/シネマスコープ
配給:ショウゲート
後援:アルメニア共和国大使館
公式サイト:http://www.promise-movie.jp/
★2018年2 月3日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー





posted by sakiko at 21:16| Comment(0) | スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

欲望の翼 原題 阿飛正傳 Days of Being Wild

ウォン・カーウァイ監督初期の傑作『欲望の翼』デジタルリマスター版が、13年ぶりにスクリーンによみがえる
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(c)1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.
◆2/3(土)より渋谷のBunkamuraル・シネマ、3/17よりテアトル梅田で公開

監督・脚本:王家衛(ウォン・カーウァイ)
製作総指揮:アラン・タン
製作:ローヴァー・タン
撮影クリストファー・ドイル
編集:パトリック・タム
美術:ウィリアム・チョン
武術指導:董瑋(トン・ワイ)ほか
音楽:ザビア・クガート ロス・インディオス・タバハラス
キャスト
ヨディ:張國榮(レスリー・チャン)
スー:張曼玉(マギー・チャン)
ミミ:劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
サブ:張学友(ジャッキー・チュン)
警官タイド:劉コ華(アンディ・ラウ)
ヨディの母:潘迪華(レベッカ・パン)
謎の人物:梁朝偉(トニー・レオン)

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(c)1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.

  脚のない鳥がいるそうだ
   ひたすら飛び続けて
    疲れたら風に乗って眠る
     地上に降りるのは死ぬ時だけだ

「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは"1分の友達"だ。」と、ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売店の女性スー(マギー・チャン)にそう話しかける。「夢で会おう」、「この1分を忘れない」などとせまるヨディを煙たがるが、スーは彼のことを好きになっていく。結婚を望んだスーだが、ヨディにはそのつもりはなかった。傷心のスーはヨディの元を去る。ヨディはダンサーのミミ(カリーナ・ラウ)とつきあい始めたが、ヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)もミミに恋心を抱くようになる。そして、傷心のスーを慰めた警官のタイド(アンディ・ラウ)は彼女に惹かれていく。
やがて、ヨディは母親(レベッカ・パン)が実の親ではないことを知り、実の母親を探しにフィリピンへと向かう。ミミは姿を消したヨディを探しまわる。ミミに想いを寄せるサブは、ヨディからもらった車を売りミミにお金を届ける。警官をやめて船乗りになったタイドは航海に出る。スーはタイドに連絡しようとするが電話は繋がらない。
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(c)1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.

60年代の香港を舞台に、ヨディの周りで交錯する若者たちの出会いと恋。夢と運命、若者たちのそれぞれの想いは満たされずすれ違う。
フィリピンでヨディとタイドは偶然知り合い、行動を共にすることになるが、二人の運命は…。香港での暗い色調の画面、フィリッピンの湿度の高さを感じさせる密林の青緑色の色調、そして明るさ。屋根の上を伝って逃げる二人や列車の中までの疾走感。もがきながら生きている若者たちの表現の仕方が当時新しかった。

『いますぐ抱きしめたい』『恋する惑星』『ブエノスアイレス』などで知られるウォン・カーウァイ監督の2作目。各国映画祭でセンセーションを巻き起こし、世界的な注目を浴びるきっかけとなった本作。それまでの香港映画と違う独特な浮遊感や疾走感が混じる語り口とクリストファー・ドイルによる映像美。豪華なトップスター6人を起用したキャスティング。数字やタイムスリップ的なや時へのこだわりや印象的な音楽が話題になり、ウォン・カーウァイ監督の独特なスタイルが確立されていった作品。
この作品がデジタル化され、13年ぶりの劇場公開とのこと。ぜひお見逃しなく。
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(c)1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.
この作品を何回観たことだろう。最初に観た時は、なんだか物語はよくわからないけど、映像の斬新さや、舞台設定の面白さ、音楽の使い方とか、そういうところに興味がいった。また、当時はフィリピンの映像も観たことがなかったので、ものめずらしかった。展開が??で、どうなっているのと思いながら、色彩と若者の疾走感が興味深かった。その後、香港に行ったときには、アンディが巡回してチェックをしていたあの公衆電話があった場所にも行ってみた。実際は公衆電話はなくて、ただのトンネルが残っているだけだったが、そこに立つと、『欲望の翼』での、警官姿のアンディの姿が思い出された。それも、もう15年以上前になってしまった。もしかしたら、その場所はもうないかもしれないけど、今度香港に行ったら、そこにまた行ってみようと思った、再度の『欲望の翼』鑑賞だった。ちなみに去年、その公衆電話の場所を探しに行った友人は「みつけることができなかった」と言っていたので、やはり、もうないのかも…。
今回、見直してみて、ヨディはこんなにも実の母親にこだわっていたんだったっけ?と思った私。最後のトニーが突然出てきたシーンも謎のままで気になる。やっぱり続編作られないのか…(暁)

1990年/香港/95分/カラー/モノラル/字幕翻訳:寺尾次郎
配給:ハーク
オフィシャルサイト









posted by akemi at 21:09| Comment(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

羊の木

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監督:吉田大八
原作:山上たつひこ、いがらしみきお
脚本:香川まさひと
撮影:芦澤明子
音楽:山口龍夫
主題歌:ニック・ケイブ・アンド・ザ・バッド・シーズ
出演:錦戸亮(月末一)、木村文乃(石田文)、北村一輝(杉山勝志)、優香(太田理江子)、市川実日子(栗本清美)、水澤紳吾(福元宏喜)、田中泯(大野克美)、松田龍平(宮腰一郎)、中村有志(雨森辰夫)、安藤玉恵(内藤朝子)

過疎化が進み、すっかりさびれてしまった漁港の町・魚深(うおぶか)。市役所職員の月末(つきすえ)は新しく転入してくる男女6人の受け入れ担当になった。まずは町に到着する一人ひとりを迎えに行き、新居へと案内するのだがどうも違和感がぬぐえない。不審に思って上司に尋ねると「国家の極秘プロジェクト」と打ち明けられる。彼らは全員殺人犯、受刑者を仮釈放し人口流出に悩む過疎の町へ送り込もうというのだった。それは限られた者しか知らず、もちろん町民たちは彼らの前科や素性を知らされることはない。
思わぬことに驚愕する月末だったが仕事とあれば拒むわけにもいかず、できるだけ平常心で彼らに接しようと心がける。中でも宅配の仕事についた宮腰一郎と話がはずみ、宮腰は月末の趣味のバンドに興味を持つ。しかし幼馴染の石田文が魚深に戻り、ギターを担当したのが嬉しい月末は、文が宮腰と親しくなっていくのが心配になる。

6人の殺人犯vs気のいい市役所職員。6人は誰もが主役で映画が1本できそうなほど濃いキャラなので、錦戸亮さんの「ひたすら“受け”の芝居」が観られます。気弱で相手を信じたい気持ちと「もしかしたら」と疑う気持ちの間で揺れてしまう錦戸さんに、思わずきゅんとなってしまうファンも多いはず。錦戸さんを振り回す6人それぞれの罪状は公式サイトでお確かめ下さい。
原作者が山上たつひこさん、いがらしみきおさんのお2人。いがらしみきおさんの「かむろば村へ」は『ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜』(2015年/松尾スズキ監督/松田龍平主演)として映画化されていますが、山上たつひこさん原作は初めての映画化ではないでしょうか?思いがけない設定のため、善と悪、罪と罰、人との断絶などなど、考えさせられる問題が多々ありますが、隠されている笑いのタネもお楽しみに。(白)


2017年/日本/カラー/ビスタ/126分
配給:アスミック・エース
(C)2018「羊の木」製作委員会 (C)山上たつひこ いがらしみきお/講談社
http://hitsujinoki-movie.com/
★2018年2月3日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 20:08| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アバウト・レイ 16歳の決断(原題:3 Generations)

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監督:ゲイビー・デラル
脚本:ニコール・ベックウィズ、ゲイビー・デラル
撮影:デビッド・ジョンソン
出演:ナオミ・ワッツ(マギー)、エル・ファニング(レイ)、スーザン・サランドン(ドリー)、テイト・ドノヴァン(クレイグ)、リンダ・エモンド(フラニー)、サム・トラメル (マシュー)

16歳のレイは女の子として生まれたけれど、いつしか身体に違和感を持ち自分は男の子なんだと気づいた。「男の子として生きたい、ホルモン治療を始めたい」と母親のマギーに訴える。シングルマザーのマギーは戸惑い、不安に思うがレイの意志を尊重しようと努力する。一緒に住んでいるマギーの母のドリーはレズビアンで、もうひとつ理解できないながらもレイを支えるつもりだ。
ただしレイの治療を始めるには、父親の承認も必要だった。マギーはしぶしぶ音信不通だった元夫のクレイグに同意のサインをもらいに行くことになった。

性同一性障害に悩んでいたレイが母親と祖母に打ち明け、男性として生きることを宣言します。原題は「3世代」。3人のそれぞれの思いや対応がちょっとずつ違うところが面白いです。恋多き母親マギー、先進的と思えば意外にとぼけている祖母ドリー。とまどいながらも、愛するレイの望みを尊重して応援するのですが、それだけではありません。右往左往するうちに、これまでレイに隠していたドリーの秘密があらわになり・・・と互いが理解しあうためのしかけもちゃんと入っていました。
最近は姉のダコタ・ファニングよりも出演作が多そうなエル・ファニング、レイをきりっと演じて男前になりそう。それにしても母も祖母も美人なことよ。(白)


2015年/アメリカ/カラー/ビスタ/92分
配給:ファントム・フィルム
(C)2015 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.
http://aboutray16-eiga.com/
★2018年2月3日(土)新宿ピカデリーほかにてロードショー
posted by shiraishi at 20:04| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする