2017年10月11日

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(原題:War for the Planet of the Apes)

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監督:マット・リーブス
脚本:マーク・ボンバック、マット・リーブス
出演:アンディ・サーキス(シーザー)、ウッディ・ハレルソン(大佐)、スティーブ・ザーン(バッド・エイプ)、カリン・コノバル(モーリス)、アミア・ミラー(ノバ)、テリー・ノタリー(ロケット)、タイ・オルソン(レッド・ドンキー)、マイケル・アダム(スウェイトルカ)、トビー・ケベル(コバ)、ガブリエル・チャバリア(プリーチャー)、ジュディ・グリア(コーネリア)

生き残っている人間と猿との全面戦争の2年後。シーザーは猿たちと滝の裏側に砦を築き身を潜めて暮らしていた。人間側には冷酷非情な大佐が軍を率い、容赦のない攻撃をかけている。大佐の奇襲に遭い、シーザーの妻と息子が命を落としてしまった。大佐への憎悪に燃えたシーザーは、群れを新たな隠れ家へと移動させ、一人復讐のために旅立つつもりだった。シーザーを気遣うモーリスやロケットは、彼の気持ちを理解して同行を申し出る。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)に続くシリーズ最終章。いつも冷静沈着なリーダーだったシーザーが家族を失って初めて悲しみと怒りで我を忘れてしまいます。アンディ・サーキスは猿の造形の下、迸る感情を見せて激しく観客の心を揺さぶります。最初に観た『猿の惑星』の着ぐるみからなんと進化したことでしょう。俳優の演技と共に、それぞれの造形に苦心してこられたモーション・キャプチャ―や美術のスタッフたちに拍手を送りたいです。
大佐役のウディ・ハレルソン、戦争のただなかにあって敵の猿にとっては冷酷非情な男ですが、彼は人間世界を救うリーダーでもあります。シーザーとは表と裏で背中合わせに立っているような役柄で、熱演でした。
最終章となる今回は、猿と人間を繋ぐ小さな出会いが用意されています。シーザーが産まれてから人間に受けた愛情を、今度は口のきけない少女が猿たちから受けることになります。シーザーと大佐との壮絶な闘いの対極にあり、観客にわずかな希望をもたらしてくれました。(白)


2017年/アメリカ/カラー/シネスコ/140分
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
http://www.foxmovies.jp/saruwaku-g/
★2017年10月13日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 19:49| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

74歳のペリカンはパンを売る。

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監督:内田俊太郎
撮影:石原弘之、内田俊太郎
出演:渡辺多夫、渡辺陸、名木広行、伊藤まさこ、保住光男

昭和17年に創業の老舗のパン屋さん「ペリカン」。ロールパンと小ぶりの食パンだけにしぼり、毎日食べても飽きないご飯のようなパンを74年間焼いてきた。時代は変わってもおいしいパンを提供したいという店長と職人さんの気持ちは変わらない。
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浅草田原町にある小さな間口のパン屋さんに密着したドキュメンタリー。先代からの精神を受け継ぐ若き店長。マスクで目元しか見えなくてもハンサム、外すともっとハンサム。ベテランの職人さんの無駄のない動きにほれぼれします。「何年やっても毎日違う」と日々精進を怠りません。
試写を観たら食べたくなって田原町のお店(台東区寿4-7-4)に行ってきました。予約済みのパンがずらりと並んでいます。品切れになったら閉店なので予約するのが確実です。小ぶりの食パンが買えました。シンプルだから飽きない、のが納得の美味しさでした。国際通りにそってもう少し南下したところにペリカンカフェ(台東区寿3-9-11)が誕生しました。美味しいトーストやサンドイッチをいただくことができます。映画を観た後にぜひ足を延ばしてみて。(白)


2017年/日本/カラー/80分
配給:オルケスト
(C)ポルトレ
http://pelican-movie.tokyo/
新しい情報は
https://www.facebook.com/pelicanbrandmovie/
★2017年10月7日(土)ユーロスペースにて公開中
posted by shiraishi at 10:59| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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