2017年07月29日

ブレンダンとケルズの秘密(原題:The Secret of Kells)

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監督:トム・ムーア、ノラ・トゥーミー
脚本:ファブリス・ジョルコウスキー
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:エバン・マクガイア(ブレンダン)、ブレンダン・グリーソン(アボット・ケルアッハ)、クリステン・ムーニー(アシュリン)、ミック・ライリー(エイダン)

9世紀のアイルランド。少年僧のブレンダンは高い塀に囲まれた修道院で修業中の身。名高い修道士のエイダンが「聖なる書」を抱えてスコットランドから逃れてきた。バイキングが暴れまわっており、ここまでやってくるのも近いかもしれない。塀の完成を急ぐ修道僧たち。エイダンは知恵と力の源となる「聖なる書」を完成させるために、ブレンダンに「インクの材料になる植物の実」が必要だという。
ブレンダンは実を探しに魔法の森に分け入っていく。オオカミに襲われそうになったとき、妖精の少女アシュリンが現れ、実を探す手助けをしてくれる。

海の妖精と人間の交流を描いたファンタジー『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(2016年日本公開)のトム・ムーア監督のデビュー作品。『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』は青の濃淡の色使いが印象的でした。こちらはアイルランドカラーの鮮やかな緑の濃淡が美しいです。少年少女の出会いにバイキングと人々の闘いもあり、なかなかドラマチックにできています。ふんだんに使われているケルト文様が美しい〜。
エイダンが大切に書き継いでいる「聖なる書」は、聖書の写本[ケルズの書]のことで、ケルト文様と呼ばれる独特の装飾がどのページにも描かれています。ダブリン大学図書館に350年間保管されている国宝であり、今も多くの人が見学に訪れています。日本でも画像を多く掲載した書籍が出版されていますが、買うには高額なので図書館から借りて、緻密な文様と羽ペンで書かれたらしいカリグラフィー(書き文字)にうっとりしています。(白)


2009年/フランス、ベルギー、アイルランド合作/カラー/75分
配給:チャイルド・フィルム、ミラクルヴォイス
(C)Les Amateurs, Vivi Film, Cartoon Saloon
http://secretofkells.com/
★2017年7月29日(土)YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開。
posted by shiraishi at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする