2016年12月25日

MERU/メルー 原題 Meru

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(c) 2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.


2016年12月31日(土)大晦日より公開決定!

サンダンス映画祭2015で 「観客賞」を受賞したノンフィクションの決定版
ヒマラヤ・メルー峰シャークスフィンに挑んだ男たちの、壮大かつ瞑想的な登頂記録

監督・撮影 ジミー・チン エリザベス・C・バサヒリィ 
出演
コンラッド・アンカー
ジミー・チン
レナン・オズターク

ヒマラヤ山脈メルー中央峰にそびえる岩壁“シャークスフィン”は、多くのトップクライマーを拒絶してきたヒマラヤの世界最難ルート、「シャークスフィン」に、取り憑かれたように挑み続けるコンラッド・アンカー、ジミー・チン、そしてレナン・オズターク。
この難攻不落の直登ダイレクトルートに挑んで敗れた3人の一流クライマーたちが、難関を乗り越え、ビッグウォール・クライミングに立ち向かっていく姿を描いた、壮大なスケールの山岳ヒューマン・ドキュメンタリー。
過去30年間、一人の成功者も出していない、もっとも困難な直登ルート。手ごわい難所が連なるこの6,500メートルの峻峰は、百戦錬磨のクライマーにとっても悪夢でしかなく、だからこそ挑戦意欲をかき立てる。90キロの登攀具や食料の入った荷物を背負いながら、雪と氷と岩に覆われた1,200メートルのテクニカルな山肌を登攀することは、チャレンジの入口でしかない。真のシャークスフィンが姿を見せるのはその先。それはクラックや足場がほとんど存在しない、垂直にそびえる花コウ岩。450メートルに及ぶ文字通りの“壁”だ。ベストセラーとなった『空へ―悪夢のエヴェレスト』の著者ジョン・クラカワーは言う。「メルーを制するにはアイスクライミングが巧いだけでは駄目だ。高度に強いだけでもダメ、ロッククライミングの技術だけでも足りない。これまで多くの優秀なクライマーたちがその壁に挑み、敗れてきた。それは今後も変わらない。メルーはエヴェレストとは違う。シェルパを雇ってリスクを人任せにはできない。まったく別次元のクライミングなんだ」。

ジミー・チンのことは「クライマーとして世界中のトップクライマーたちとの遠征をこなす一方で、世界のトップアスリートのブレイクスルーとなる挑戦の撮影も多く実現してきた。チベット、チャン・タン高原のトラバース、カラコルム峰の初登頂、ヒマラヤの初の初滑降などで一躍世界的に有名なカメラマンとなる。エベレスト山を頂上からスキーで滑降した数少ないスキーヤーの一人でもある」と、紹介されていたのですが、山岳映画を多く紹介してきた私ですが、彼のことを全然知りませんでした。それにしても、登山技術もすばらしいし、さらにカメラもこなすというのはすごい!! 人間技とは思えない。(暁)


2015年/アメリカ/上映時間91分
配給 ピクチャーズデプト
オフィシャルサイト http://meru-movie.jp/
2016年12月31日(土)
新宿ピカデリー / 丸の内ピカデリー / 109シネマズ二子玉川ほか全国順次公開!
posted by akemi at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イスラーム映画祭2

昨年12月、初めて開かれた『イスラーム映画祭』。イスラーム文化圏を扱った映画の数々に、連日、多くの観客が詰めかけました。映画を通じて、多様なイスラーム世界に触れたいという多くの人の願いに応えて、2回目のイスラーム映画祭が2017年1月14日(土)より渋谷ユーロスペースを皮切りに全国3都市で開催されます。

【東 京】※全9作品
会期 : 2016年1月14日(土)〜20日(金)
会場 : 渋谷ユーロスペース( http://www.eurospace.co.jp/ )
【名古屋】※全9作品
会期 : 2016年1月21日(土)〜27日(金)
会場 : 名古屋シネマテーク( http://cineaste.jp/ )
【神 戸】※全8作品
会期 : 2016年3月25日(土)〜31日(金)
会場 : 神戸・元町映画館( http://www.motoei.com/ )

主催 : イスラーム映画祭実行委員会

オフィシャルWEBサイト http://islamicff.com/
Facebook : http://www.facebook.com/islamicff
Twitter : http://twitter.com/islamicff

上映作品
◆『私たちはどこに行くの?』★オープニング作品
原題 : Et maintenant on va où? 英題 : Where do we go now?
監督 : ナディーン・ラバキ(『キャラメル』)
2011年/フランス=レバノン=エジプト=イタリア/102分 / ブルーレイ

戦争で荒廃した、ムスリムとクリスチャンが半数ずつ暮らすレバノンの小村。
争いの絶えない男たちの間に入って、女性たちが宗教を越えて共闘して争いを止めようとする悲喜劇。
中東=イスラーム一色というイメージと異なるレバノンならではの作品で、アラブ各国でヒットし、トロント国際映画祭では観客賞を受賞。
女優でもあるナディーン・ラバキ監督の作品。

◆『敷物と掛布』
原題 : Farsh w Ghata 英題 : Rags & Tatters
監督 : アフマド・アブダッラー
2013年/エジプト/87分 / ブルーレイ

2011年1月25日のエジプト革命。その中心地だったタハリール広場ではなく、周辺の貧困地域を舞台にしたドラマ。台詞を極力排して音楽が効果的に使われ、“敷物と掛布”とは一つの音楽ジャンルを表す。

2016年2月11日に、中東映画研究会主催の上映会(@東大)で拝見した映画。
エジプト革命の時に、刑務所から大勢の服役囚が脱走したが、主人公はその一人。イスラーム教徒の主人公が、デモに参加して投獄された青年と一緒に逃げるが、その青年の家を訪ねてコプト教徒(キリスト教徒)だとわかる。エジプトにおけるコプト教とイスラームの関係など映画の背景について、ニューズウィーク日本版のコラムに、川上泰徳氏が解説を書かれています。ぜひお読みください。
http://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2016/12/post-27.php

主な舞台は死者の町(お墓)。ゴミ収集人たちなど底辺の人たちが登場するのですが、とてもスタイリッシュな映像。台詞や説明があまりないので、よくわからなかった部分もあり、もう一度観るのが楽しみな作品。
11月末にアフマド・アブダッラー監督が来日し、『マイクロフォン』(2010年)が上映されましたが、こちらも洗練された映画で、これまでのエジプト映画のイメージを覆されました。(咲)


◆『泥の鳥』
原題 : Matir moina 英題 : The Clay Bird
監督 : タレク・マスゥド
2002年/バングラデシュ=フランス/98分 / ブルーレイ

バングラデシュ独立戦争を背景にした、ある家族の物語です。作者の幼少体験を基に、子供たちの姿が叙情味豊かに描かれます。ベンガルに伝わる“バウル音楽”も興味深い、カンヌ国際映画祭・批評家連盟賞受賞作です。

◆『蝶と花』
原題 : Peesua lae dokmai 英題 : Buttefly and Flowers
監督 : ユッタナー・ムクダーサニット
1985年/タイ/127分/ブルーレイ

ムスリムが多いマレーシア国境付近の町を舞台に、貧しい一家を支える主人公が、闇仕事を通じて成長する姿を描く、みずみずしい青春ドラマです。緑豊かな自然や列車からの風景も心に沁みる、タイ映画史上の名作です。

◆『改宗』
原題 : Muallaf 英題 : The Convert
監督 : パーヌ・アーリー、コン・リッディー
2008年/タイ/83分/ブルーレイ

結婚と改宗という二つの決断を果たした女性の、新たな人生を描くロードドキュメンタリーです。結婚とは何かについても考えさせられ、彼女の迷いや歓びから、やがてぎこちなくも素朴な夫婦の愛の物語が見えてきます。


◆『バーバ・アジーズ』
原題 : Bab'Aziz 英題 : Bab'Aziz
監督 : ナーセル・ヘミール / Nacer Khemir
2004年/チュニジア=ドイツ=フランス=イギリス/アラビア語、ペルシャ語/96分/35mm

盲目のイスラーム修道僧とその孫娘が、30年に一度だけ開かれるという集会を目指し、沙漠を歩いていく。
アラブからペルシャ、そして中央アジアへと旅をする、ロード・ムービー。スーフィー音楽や様々な国の民族音楽が物語を彩り、“アラビアンナイト”さながらの世界を堪能させてくれます。

今やフランス映画やハリウッドでも活躍するイランの女優ゴルシーフテ・ファラハーニーさんが、男装の麗人という雰囲気で登場しますので、お見逃しなく!(咲)


◆『十四夜の月』
原題 : Chaudhvin Ka Chand 英題 : The Moon of the Fourteenth
監督 : M.サーディク
1960年/インド/ウルドゥー語、ヒンディー語/170分/35mm

イスラーム文化花咲く北インドのラクナウを舞台にした、古典メロドラマです。女性が顔を隠す習慣ゆえに始まる三角関係の悲恋を、歌や踊りも満載に描いています。ヒロインの美しさを讃える歌が当時大ヒットしました。

◆『マリアの息子』
原題 : Pesar-e Mariam 英題 : The Son of Maryam
監督 : ハミド・ジェベリ
1999年/イラン/ペルシャ語/72分/35mm

第12回東京国際映画祭(1999年)で日本初上映。
2006年2月 イラン大使館で上映

イラン西部オルーミーイェ近郊の村で、イスラーム教徒の男の子が、病気で倒れたキリスト教司祭に代って教会を守るという心温まる話。

オルーミーイェ近郊には、キリスト教だけでもアルメニア教会、アッシリア教会のほか、カトリックやプロテスタントの教会があります。ユダヤ教のシナゴーグもあって、かつては様々な宗教の人たちが共生していたことがわかります。10年程前にアッシリア教会とシナゴーグのそれぞれの長に会いたいと訪ねたのですが、イスラーム革命以降、テヘランや外国に移住してしまったと聞きました。(咲)

◆『ミスター&ミセス・アイヤル』
原題・英題: Mr.and Mrs. Iyer
2002年/インド/英語、ヒンディー語、タミル語、ベンガル語/118分/ブルーレイ
監督 : アパルナ・セン

宗教対立に巻き込まれた、ヒンドゥー女性とムスリム男性のドラマです。
緊迫した状況下で惹かれあう2人の姿に、融和への祈りが込められていま
す。深刻な題材を描きつつも胸をしめつける、珠玉のラブストーリーです。


◆『神に誓って』 ★名古屋と神戸のみ特別上映
原題 : Khuda Kay Liye 英題 : In the name of god
監督 : ショエーブ・マンスール
2007年/パキスタン/ウルドゥー語、英語、パンジャブ語、アラビア語、パシュトウ語/168分/ブルーレイ

パキスタン国内における過激な原理主義とリベラルなムスリムの軋轢や、欧米のイスラーム嫌悪など、様々なテーマを重厚に描いた社会派ドラマです。

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2016年12月23日

ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年メモリアル ―イタリア・ネオレアリズモの軌跡― 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』『若者のすべて』『揺れる大地』

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名門貴族の末裔であるルキーノ・ヴィスコンティ(1906〜76)。中・後期の作品はその出自ゆえ創り得た絢爛豪華なもの。一方、前期には自身の階級と相反する社会の底辺の人たちが必死に生きる姿を描いている。今回上映される3作品は前期のもの。庶民の悲哀がずっしりと迫ってくるが、圧倒的な映像美は初期から一貫している。

(製作年度順)
『郵便配達は二度ベルを鳴らす デジタル修復版』(1942年製作)★監督デビュー作
『揺れる大地 デジタル修復版』(1948年製作)
『若者のすべて デジタル修復完全版』(1960年製作)

以下、上映日程順に紹介します。

◆『若者のすべて デジタル修復完全版』
原題:ROCCO E I SUOI FRATELLI
出演:アラン・ドロン、レナート・サルヴァトーリ、アニー・ジラルド、他
音楽:ニーノ・ロータ

今回上映される「179分完全修復版」は、マーティン・スコセッシ設立のザ・フィルム・ファンデーションとグッチの資金提供によりフィルムを4Kで修復、2015年に完成した「デジタル4Kリマスター版」。劇場では4K完全修復版マスターから変換した2Kで上映。
2015年第68回カンヌ国際映画祭カンヌ・クラシックスにてワールドプレミア上映。

父が亡くなり、南の村から長男の住むミラノにやってきた母親と四人の息子たち。長男は都会の女性と婚約し当てにならない。折りしもの大雪に雪かきで日銭を稼ぐしかない兄弟。
大都会で生きる術を模索する姿や、兄弟の愛憎を描いた大河ドラマ。

原題は、『ロッコと彼の兄弟たち』。アラン・ドロンが演じた三男ロッコが、物語の核となっている。ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の屋上で、愛する彼女との別れを決意するロッコ。アラン・ドロンの目から一筋の涙がこぼれる様の何と美しいこと!

1960年/イタリア=フランス/179分/モノクロ/ヨーロピアン・ヴィスタ/モノラル
日本初公開:1960年12月27日(イタリフィルム配給 旧・日比谷映画劇場)
完全版/1982年6月8日(東宝東和配給 俳優座劇場)
★2016年12月24日(土)から新宿武蔵野館ほか全国で順次開催


◆『郵便配達は二度ベルを鳴らす デジタル修復版』
原題:OSSESSIONE
原作:ジェイムズ・ケイン 
音楽:ジュゼッペ・ロザーティ
出演:クララ・カラマイ、マッシモ・ジロッティ、フアン・デ・ランタ、他

現存する最良の35mmネガコピーと、近年発見されたオリジナル・ネガから現像されたポジフィルムを元に、CSC-CINETECA NAZIONALE(ナショナル・フィルム・アーカイヴ)と、Ripley’s Film、Viggoのコラボレーションにより修復され、2016年6月に完成した「デジタル2Kリマスター版」

監督デビュー作。ジェームズ・M・ケインの原作を、舞台を北イタリアの田舎町に置き換えて製作。食堂を営む初老の夫と年の離れた女ざかりの妻。精悍な流れ者に妻が惚れたことから起こる悲劇。

1942年/イタリア/126分/モノクロ/スタンダード/モノラル
日本初公開:1979年5月26日(インターナショナル・プロモーション配給 有楽シネマ)
★2017年1月7日(土)から新宿武蔵野館ほか全国で順次開催


◆『揺れる大地 デジタル修復版』 
原題:LA TERRA TREMA (EPISODIO DEL MARE)
原案・脚本:ルキーノ・ヴィスコンティ
出演:アントニオ・アルチディアコノ、ジュゼッペ・アルチディアコノ、アントニオ・ミカーレ、他
音楽選曲:ルキーノ・ヴィスコンティ、ヴィリー・フェッレロ

CSC-CINETECA NAZIONALE (ナショナル・フィルム・アーカイヴ)と、Ripley’s Film、Viggoのコラボレーションにより、2016年3月に完成した「デジタル2Kリマスター版」。

シチリアの漁村。父を海で亡くし一家を支える長男。仲買人に搾取されていることに疑問を持ち、家を抵当に入れて船を買う。大漁の鰯に喜び、家族総出で鰯加工に勤しむが、嵐の日に海に出て船を失ってしまう。
家を差し押さえられ、行き場のなくなった一家の悲哀がずっしり迫ってくる。
どこかで観たと思ったら、『ニュー・シネマ・パラダイス』で、映画館でこの映画が上映されている場面がありました。
シチリア、アーチ・トレッツァの漁村で撮影。出演者もすべて住民からキャスティング。台詞はシチリア方言で標準語字幕をつけて上映という徹底したリアリズムにこだわった力作。

1948年/イタリア/160分/モノクロ/スタンダード/モノラル
日本初公開:1990年1月19日(日本ヘラルド映画配給 銀座文化劇場)
★2017年1月21日(土)から新宿武蔵野館ほか全国で順次開催


ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年メモリアル
配給:アーク・フィルムズ/スターキャット
公式サイト:http://www.visconti-neo.com/
posted by sakiko at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

映画美学校映画祭2016

映画美学校はインディペンデントな映画制作をサポートする実験工房として1997年にスタート。そのサポート体制の一環として、2002年より毎年「映画美学校映画祭」を開催。この映画祭では、初等科、高等科を問わず、映画美学校各コース修了生が監督、演出した作品は全て上映いたします。事前の審査は行いません。応募の条件は「公開に値する」と作り手本人が判断した作品であることです。フィクション・コース、ドキュメンタリー・コースだけでなく2011年より開設されたアクターズ・コース、脚本コースも参加し、現在は映画だけではなく上演も行うなど、より多様化しております。本年は20作品の映画、演劇作品が集まりました!!

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上映作品より『ぽんぽこマウンテン』
2016/10min/ドキュメンタリー
※上映後監督によるティーチインあり
監督:吉田孝行(ドキュメンタリー・コース研究科2012年修了生)
白い色のエア遊具の上で、ぽんぽこ飛び跳ねて遊んでいる子ども達。
世界10カ国以上の映画祭・ヴィデオアート祭で上映。

★12月23日(金)、24日(土)、25日(日)開催
【料金】
一日有効券(入替なし)
前売:500円(映画美学校事務局にて販売)
当日:600円

※12/23(金・祝)のみ整理番号付き前売り券を販売
※ 2016年度映画美学校受講生は入場無料。入場時に映画美学校受講証を必ず提示

【会場、お問い合わせ】
映画美学校
〒150−0044 東京都渋谷区円山町1−5 KINOHAUS B1F
(渋谷・文化村前交差点左折/ユーロスペース下)
TEL:03−5459−1850(受付時間:月-土/12:00〜20:00)
公式サイト



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2016年12月18日

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(原題:Miles Ahead)

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監督・製作・共同脚本:ドン・チードル
音楽:ロバート・クラスパー
出演:ドン・チードル(マイルス・デイヴィス)、ユアン・マクレガー(デイヴ・ブレイデン)、エマヤツィ・コーリナルディ(フランシス・テイラー)、レイキース・リー・スタンフィールド(ジュニア)、マイケル・スタールバーグ(ハーパ)

1970年代後半のニューヨーク。音楽活動を休止していたマイルス・デイヴィスの自宅に、音楽誌の記者デイヴが訪れる。彼のカムバック記事を書いて、自分も成功しようという心づもりだった。愛妻でミューズでもあったフランシスと別れたマイルスは、酒とドラッグ漬になってカムバックどころではなかった。未発表の曲が入ったマスターテープをデイヴが見つけたために、悪辣なプロデューサーの手にわたってしまう。二人は大切なテープを取り戻そうとするが。

『ホテル・ルワンダ』(2004年)の好演で主演男優賞にノミネートされたドン・チードルの初監督・主演作。製作、共同脚本にも名を連ねていて、力の入れ方が伝わります。“ジャズの帝王”と呼ばれ一世を風靡したマイルス・デイヴィスの空白の5年間を、史実とフィクションを交えて描いています。記者のデイヴはきっかけを作る役回りですが、並みのトランぺッターではないマイルスのパワーに振り回されっぱなし。体調が悪かったんじゃないの?と思わず突っ込み。ユアン・マクレガーは巻き込まれ型の災難を呼ぶ役が多いみたい。ライブシーンには、マイルスとの共演もあったトップクラスのミュージシャンが登場して大いに盛り上がります。
フランシス・テイラーは舞台「ウエストサイドストーリー」でベストダンサーに選ばれた女性なんだそうですが、マイルスは彼女を独り占めしたかったようです。才能ある女性を家庭に閉じ込めるのは、まだそういう時代だったのかもしれませんが気の毒。結局破たんしてマイルスはますます酒とドラックに溺れますが、カムバックして来日公演も果たしています。(白)


2015年/アメリカ/カラー/シネスコ/100分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
http://www.miles-ahead.jp/
★2016年12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする