2016年11月27日

私の少女時代 Our Times(原題:我的少女時代 Our Times)

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監督:フランキー・チェン
製作総指揮:アンディ・ラウ
脚本:ツェン・ヨンティン
撮影:ジャン・ミンチュアン、リー・グォロン
音楽:クリス・ホウ
出演:ビビアン・ソン(リン・チェンシン)、ダレン・ワン(シュー・タイユィ)、ディノ・リー(オウヤン・フェイファン)、デヴィ・チェン(タオ・ミンミン)、アンディ・ラウ

90年代の台湾。チェンシンは、香港の人気スター アンディ・ラウの大ファン。グッズを集め、歌を聞き、愛する彼と結婚するのを夢見る女子高生。もう一人の心の王子様は、校内人気ナンバーワンのバスケ部のイケメン 優等生オウヤン。けれど彼はアイドル並みの人気女子ミンミンと仲がいい。不良のタイユィは、ミンミンに思いを寄せていて、二人を別れさせようとチェンシンに共闘を持ちかける。お互いに都合がいいから手を組んだはずだったのに、なぜかタイユィのパシリ≠ノなってしまったチェンシン。しかし、苦労の甲斐あってついにダブルデートにまでこぎつけた。


 昨年台湾で興行収入第1位、アジア各国でも大ヒットした青春ラブコメ作品がようやく日本で公開されます。出演する若手俳優たちはお初な分フレッシュ、役柄そのままに受け取れました。誰にもあった淡いあこがれや初恋のトキメキ、もう戻れない青春の日々は国も年代も問わず共感できる題材です。欧米の青春ものも数ありますが、特に台湾の青春映画には、いつも胸をキュンとしめつけられます。感性が似ているんでしょうか。きっかけになる「不幸の手紙」は台湾でも流行っていたんですね。
ヒロインのビビアン・ソンは、始まりはいかにも平凡に描かれますが、二人の男子の間で揺れ動いているうちに、隠れていた良さが表に出てきます。二階堂ふみさんにちょっと似ています。彼女も5月公開の『オオカミ少女と黒王子』で女子高生役をやったばかり。ダレン・ワンが、実は細やかで傷を抱えているタイユィを演じて魅力的。粗野にふるまうのは弱みを見せたくないから。
本作は製作にもあたっている香港のスター「アンディ・ラウ」はじめ香港芸能ネタがあちこちにまぶしてありました。フランキー・チェン監督は絶対にアンディファンに違いない!もしかしてグッズもチェン監督の私物ではあるまいか? 
イケメン王子のオウヤンは、当時の台湾アイドルだったジミー・リンの雰囲気。タイユィは、まんま若きアンディでした。服装やいろんなポーズがいちいち昔を思い出させて、特にアンディファンは必見です。(白)


2015年/台湾/カラー/シネスコ/134分
配給:ココロヲ・動かす・映画社○(まる)
(C)2015 Hualien Media Intl. Co., Ltd、Spring Thunder Entertainment、Huace Pictures, Co., Ltd.、Focus Film Limited
http://maru-movie.com/ourtimes.html
★2016年2016年11月26日より新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月20日

メン・イン・キャット(原題:Nine Lives)

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監督:バリー・ソネンフェルド
出演:ケヴィン・スペイシー(トム・ブランド)、ジェニファー・ガーナー(ララ・ブランド)、ロビー・アメル(デヴィッド・ブランド)、シェリル・ハインズ(マディソン・カムデン)、クリストファー・ウォーケン(フェリックス・パーキンス)

仕事一筋のゴーマン社長トム・ブランドは愛する一人娘の誕生日プレゼントをまだ用意していないのに気がついた。娘の希望どおり猫を手に入れようとペットショップを訪ねる。実は猫が苦手のトムはしぶしぶやってきたのだが、不思議な老店主が薦めるままに大きな猫を買うことになった。猫を連れて帰る途中、ビルから転落してしまい、そのとたんトムの意識が猫に移ってしまった。トムの身体は入院中。猫になったトムの言葉は誰にも理解してもらえず、しかも社長が留守中の会社は不穏な空気に包まれていた。いったいどうなっちゃうの??

普段はわりあい暗〜い役が多いケヴィン・スペイシー、彼が猫になるコメディとは!興味津々で試写に行きました。主人公の猫はサイベリアンフォレストキャットというロシア原産の長毛種。モフモフでかわいいです(でも中身はゴーマン社長)。猫になって初めて知る家族の気持ち…これまでのゴーマンぶりも反省するトムですが、どうやったら元に戻れるのか?
ペット店主役のクリストファー・ウォーケンは猫好きだそうで、たくさんの猫に囲まれて楽しそうです。注:予告動画は日本語ですが、本編は英語・日本語字幕です。(白)


2016年/フランス・中国/カラー/ビスタ/87分
配給:アスミック・エース
(C)2016 - EUROPACORP - All rights reserved
http://mic.asmik-ace.co.jp/
★2016年11月25日(土) ほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち  原題:Nicky's Family

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監督・脚本・製作:マテイ・ミナーチュ
製作・脚本:パトリック・パッシュ  
音楽:ヤヌシュ・ストクロサ
出演:ニコラス・ウィントン、ヴェラ・ギッシング、アリス・マスターズ、ベン・アベレス、クラーラ・イソヴァー、エリ・ヴィーゼル、ダライ・ラマ14世
ナレーション:ジョー・シュレシンジャー

ナチスの迫害から669人の子どもたちを救ったニコラス・ウィントンの物語。

1938年、第二次大戦開戦前夜のチェコスロヴァキア。ナチス・ドイツによる迫害の危機が迫り、イギリスのビジネスマン、ニコラス・ウィントンが中心となって、ユダヤ人の子どもたちを安全な国に疎開させる<キンダートランスポート>の活動を始める。だが、多くの国が協力を拒否し、唯一子どもたちの入国を受け入れたのはニコラスの母国イギリスだけだった。ニコラスはイギリスで里親を探し、書類を偽造して、子どもたちを次々と列車で出国させるが、1939年9月1日の第二次世界大戦勃発によって中止を余儀なくされてしまう。彼が救った669人の子どもたちはホロコーストを生き延び、各国でさまざまな職に就き、その子孫はいまや約6000人におよぶ。
ナレーションを務めたジョー・シュレシンジャーも、ウィントンに助けられた子どもたちの一人。

多くの子どもたちを救ったニコラス・ウィントンですが、彼はそのことを家族にさえ一切話していませんでした。本人は偉業を成し遂げたという意識はなく、それよりも受け入れ先の里親も決まっていたのに、戦争勃発で救えなかった子どもたちのことを思うと胸が痛み、とても口に出せなかったようです。
50年後の1988年、ウィントンの奥様が屋根裏部屋で当時のことを克明に記録した一冊のスクラップブックを見つけたことから、ウィントンの偉業が世に知らされ、ウィントンに救われた当時の子どもたちとの再会が実現します。
感心したのは、ウィントンが一人一人の記録をきちんと整理し、戦争が終わった後、親子が再会できるようにしていたことです。
ニコラス・ウィントンは、2015年7月1日、子どもや孫たちに囲まれながら106歳で亡くなられました。この映画をどんな思いでご覧になったのでしょう。(咲)


2011年/チェコ+スロヴァキア合作/101分/英語/カラー&BW/1:1.85ビスタ
後援: チェコ共和国大使館、チェコ・センター、スロヴァキア共和国大使館 
配給:エデン+ポニーキャニオン  
公式サイト:http://www.nicholaswinton.jp
★2016年11月26日(土)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開
posted by sakiko at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イタズラなKiss THE MOVIE ハイスクール編

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監督・脚本:溝口稔
原作:多田かおる
撮影:堂前徹之
主題歌:Happiness
出演:佐藤寛太(入江直樹)、美沙玲奈(相原琴子)、山口乃々華(石川理美)、大倉士門(池沢金之助)、灯敦生(小森じんこ)、石塚英彦(直樹の父 入江重樹)、石田ひかり(直樹の母 入江紀子)、陣内孝則(琴子の父 相原重雄)

万年落ちこぼれクラスの琴子は、エリートクラスの入江直樹に入学式で一目ぼれして以来恋している。3年になり、勇気を振り絞って告白するが、あっさり玉砕。しかも父がやっと手に入れた新居が欠陥住宅で崩壊し、父娘は住むところがなくなってしまった。父の幼馴染の親友宅に厄介になったが、なんとそこは入江直樹の家だった。直樹の両親は二人を大歓迎、娘がほしかったという直樹の母は、琴子に「お嫁さんになっちゃえばずっと一緒」という始末。思いがけず、直樹一家と暮らすことになった琴子は有頂天になるが、直樹は相変わらず冷たい。

原作の「イタズラな Kiss」は1990年から別冊マーガレットに長く連載された人気漫画。作者の多田かおるさんの不慮の死により1999年に中断。テレビでドラマ、アニメとして放映、アジア各地でもヒットして台湾、韓国、タイでテレビドラマが作られたそうです。11月19日に公開された『聖の青春』の中で天才棋士・村山聖さんのお気に入り漫画として登場しています。
今作は初めての実写版映画、フレッシュな若手俳優たちが元気いっぱいに演じています。直樹役の佐藤寛太くんは福岡出身、劇団EXILEのメンバーで映画初主演。角度によって香港のスター、レスリー・チャンに激似です。レスリーファンはぜひチェックしてください。(白)


2016年/日本/カラー/103分
配給:ギャガ・プラス
(C)「イタズラな Kiss THE MOVIE」製作委員会 
(C)多田かおる/ミナトプロ・エムズ
http://itakiss-movie.com/
★2016年11月25日(金)TOHO シネマズ 新宿 ほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖の青春

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監督:森義隆
原作:大崎善生
脚本:向井康介
撮影:柳島克己
音楽:半野喜弘
主題歌:秦基博「終わりのない空」
出演:松山ケンイチ(村山聖)、東出昌大(羽生善治)、染谷将太(江川貢)、安田顕(橘正一郎)、柄本時生(荒崎学)、鶴見辰吾 北見敏之村(山伸一)、筒井道隆(樋口陽二)、竹下景子(村山トミコ)、リリー・フランキー(森信雄)

村山聖(さとし)は幼いころ、腎ネフローゼと診断された。病院と縁の切れない腎臓の難病である。入院中に父が見舞いに持ってきてくれた将棋セットに夢中になる。小学生のうちにアマチュアの段位をとり、中学生でプロ棋士を目指した。父母は彼の希望ならと、師匠探しをして大阪の森信雄を紹介される。森の親身の世話を受け、奨励会に入会し1986年には念願のプロデビューを果たす。名人になることを目標に、闘病しながら命がけで将棋と取り組み、数々の逸話や名勝負を残しながら29歳の若さで亡くなった。

大崎善生による同名ノンフィクション小説が原作。病気のため、まん丸な風貌から「怪童丸」と呼ばれた若き天才棋士の短く激しい青春を、松山ケンイチが20kgも体重を増やして体現しています。優しい森師匠との出会いから、プロ棋士となって同世代のライバルたちとの盤上での戦いを描いています。
ことに東出昌大演じる羽生善治との対局は、双方が棋譜を暗記して長回しで撮影した息詰まるシーン。将棋を知っている方には面白く観られるはずです。将棋世界を全く知らない私でもその凄絶な一生に心揺さぶられました。病を抱えながら抜きんでた才能を花開かせた努力に驚嘆し、両親や師匠の愛情に涙しました。辛い場面ばかりでなく、優しさのにじみ出るエピソードや若者らしい言葉の数々もちりばめられています。脇を支える方々も適役!(白)


2016年/日本/カラー/シネスコ/124分
配給: KADOKAWA
(C)2016「聖の青春」製作委員会
http://satoshi-movie.jp/
★2016年11月19日(土)より全国ロードショー
posted by shiraishi at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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