2016年09月24日

スーパーメンチ 時代をプロデュースした男!(原題:Supermensch: The Legend of Shep Gordon)

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監督:マイク・マイヤーズ
撮影:マイケル・プルット=ブルン、アンドレア・フォン・シェーレ
出演:シェップ・ゴードン、アリス・クーパー、スティーヴン・タイラー、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローン他多数

1968年大学卒業後、ロサンゼルスに向かったシェップ・ゴードンはチェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合った。その場のなりゆきで音楽マネジメントの道に進むことになる。その後、1970年代のミュージックシーンを牽引する辣腕×剛腕プロデューサーとなり、今日まで多くのスターを誕生させてきた。1991年にゴードンと知り合ったマイク・マイヤーズは、それ以来親交を深め、ゴードンの破天荒な半生をドキュメンタリーにまとめた。

この作品を観るまで全く存在を知りませんでした。それもそのはず、プロデューサーとして裏方に徹してきたので、一般には知られていない人でした。しか〜し、ハリウッドでは超有名人物で陰の実力者といっても過言ではないらしいです。「暴力、セックス、反逆」をキーワードに、大人の嫌がることをすればあたる!とロックスターを作り出したようです。スターは過激ですが、ご本人は気さくで明るく人好きのする印象です。しかも、いつでも人のために全力を注ぎ、後押しをしてきたパワフルかつチャーミングな方でした。カリスマシェフの仕掛け人もこの方だったとは。
喧噪の都会から離れ、今やっと心安らぐ時間を持ったゴードン氏。「家族」に憧れながらついに自分の家族を作れずに来てしまった、と語る姿が寂しそうです。モテモテだったのにあんなに仕事していては、プライベートの時間はさぞ少なかったでしょう。たくさんの有名人の貴重なアーカイブ映像に、この人たちと一緒に走り続けてきたゴードン氏を重ねました。お疲れ様。(白)


2013年/アメリカ/カラー/86分
配給:ピクチャーズデプト
(C)2013 NoMoneyFun Films Inc.and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.
http://www.supermensch.jp/
★2016年9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
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白い帽子の女(原題:By the Sea)

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監督・脚本:アンジェリーナ・ジョリー・ピット
撮影:クリスティアン・ベルガー
音楽:ガブリエル・ヤーレ
出演:アンジェリーナ・ジョリー・ピット(ヴァネッサ)、ブラッド・ピット(ローランド)、メラニー・ロラン(レア)、メルビル・プポー(フランソワ)、ニエル・アレストリュプ(ミシェル)

1970年代の南フランス。作家のローランドと妻のヴァネッサが海辺のホテルにヴァカンスで訪れた。ローランドの執筆は進まず、カフェに入り浸り。ヴァネッサは殆どの時間をホテルで過ごしている。二人は思いがけない不幸に見舞われて以来、心の傷がふさがらずお互いに距離をおくようになっていた。
たまたま壁の穴に気づいたヴァネッサは、好奇心から覗いてみると隣の寝室が目に入った。ハネムーンでやってきた新婚カップルのむつまじい様子から目が離せなくなる。

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー・ピット夫妻のハネムーンの地でもあったマルタ島での物語。二人が知り合った『Mr. & Mrs. スミス』以来10年ぶりの共演作なのに、なぜかとても寂しい内容で、アンジェリーナは激やせで表情は暗いし、このとき体調が悪かったのかしら?とつい思ってしまいました。ドキュメンタリーじゃないんですけど。
屈託なく明るい新婚さんと、妻を亡くしたカフェの主人、毎日やってくる馴染み客との対比もあり、ローランド夫婦の愛と絆に思いをはせる作品。風景も優しいです。
ああ、それなのに現実ではつい先日“アンジェリーナから離婚申請”のニュースが駆け巡り、おしどり夫婦にいったい何が??(白)


本作で初めて、アンジェリーナ・ジョリー・ピットの名義で監督・製作・脚本に名を連ねているアンジェリーナ。なのに、離婚・・・  養子を含めて6人の子どもたちはどうなるの?と心配です。
それはさておき、本作の邦題『白い帽子の女』、確かに白い帽子を被って出てくる場面はあるのですが、原題の『By the Sea』の方が、やっぱりしっくりします。美しすぎる海辺での出来事。人生は美しいばかりでないのが際立ちます。(咲)


2015年/アメリカ/カラー/シネスコ/122分/R15+
配給:ビターズ・エンド、パルコ
(C)2015 UNIVERSAL STUDIOS
http://shiroiboushi.jp/
★2016年9月24日(土)シネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メカニック ワールドミッション(原題:Mechanic: Resurrection)

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監督:デニス・ガンゼル
脚本:フィリップ・シェルビー
出演:ジェイソン・ステイサム(アーサー・ビショップ)、ジェシカ・アルバ(ジーナ)、トミー・リー・ジョーンズ(マックス・アダムス)、ミシェル・ヨー(メイ)、サム・ヘイゼルダイン(クレイン)

元殺し屋のビショップは正確無比な仕事ぶりから“メカニック”と呼ばれていた。今は足を洗って身元を隠し、リオデジャネイロで穏やかに暮らしていた。ある日、子どもの頃いっしょに育てられたクレインという因縁の男から仕事の依頼が来る。クレインの追っ手をまいてタイに身を隠していたが、たまたま出くわした罪もない女性を人質に取られ、やむをえず依頼を受けることになってしまった。暗殺のターゲットは3人。いずれも武器商人として裏世界を牛耳る大物たちだった。

『メカニック』(2011/サイモン・ウェスト監督)から間があきましたが、待望の2作目です。前作でもその手際の良さに驚きました。紹介記事はこちら。今回も変わらず。整理整頓が苦手、段取りの悪い筆者には神業のように見えます。
ビショップが仕事をする上のルールは3つ、「一切の痕跡を残さない、100%事故死に見せる、誰とも組まない」。今回は3人がターゲットですが、セキュリティが半端なく高い相手ばかり。『ミッション:インポッシブル』かと思うような難題をこなしていきます。ジェイソン・ステイサムは全然年取っていないような気がしますが、もうすぐ50歳になるのでした。ミシェル・ヨーが顔を見せているのに、アクションは封印でちょっと残念。その分ジェシカ・アルバがお飾りでなく頑張っています。(白)


2016年/アメリカ/カラー/シネスコ/99分
配給:ショウゲート
(C)ME2 Productions, Inc. 2016
http://mechanic-movie.com/
★2016年9月24日(土)より新宿バルト9他全国ロードショー
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神聖なる一族24人の娘たち   原題:Nebesnye zheny lugovykh mari  英題:Celestial Wives of the Meadow Mari

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監督: アレクセイ・フェドルチェンコ
出演:ユーリア・アウグ、ヤーナ・エシポビッチ、ダリヤ・エカマソワ、オリガ・ドブリナ

500年もの間、ロシア西部のヴォルガ河畔で独自の言語と文化を保ってきたMari(マリ)人たち。ロシア連邦の中でも際立って特異な民族で、どこにもない宗教や世界観を持つ彼らの住むマリ・エル共和国は、まるで魔法のような世界。
10代から老婆まで、O(オー)で始まる名前の24人の女性たちが、「生」や「性」にまつわる自分の物語を語る。
理想の夫を選ぶ目を養うためにキノコの形を丹念に調べるオシュチレーチェ、か細い身体を豊満にするための儀式を受けるオシャニク、夫の股間の匂いを嗅いで浮気の確証を得ようとするオーニャ、夫に恋した森の精霊に呪いをかけられてしまうオロプチー・・・

マリ人のことを初めて知り、興味津々でした。ウラル語族系民族で、「マリ」という語には、《夫、男》という意味があるそうです。マリ語は、フィンランド語やハンガリー語と同系統のフィン・ウゴル系。伝統的に、人間と自然とが密接に繋がっていると考える自然崇拝とのことで、日本人にも相通じるところがあるような気がします。

アレクセイ・フェドルチェンコ監督は、民俗学者で作家のデニス・オソーキンと組み、マリの伝承や慣習をモチーフに女性たちの物語を作り上げ、マリ・エル共和国に移り住んで1年かけて撮影。四季折々の風景の中で女性たちが語る話には、ちょっと大胆な性にまつわる話もあって、実におおらか。
O(オー)で始まる名前にこだわったのは、“O”という文字が、車輪のような形で、太陽のようにも見え、なんといっても単純に美しいからだそう。
なんとも摩訶不思議な世界でした。 (咲)


配給:ノーム
2012年/ロシア/106分/カラー/DCP
公式サイト:http://24musume-movie.net/
★2016年9月24日(土) シアター・イメージフォーラム他、全国順次ロードショー

posted by sakiko at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハドソン川の奇跡   英題:SULLY

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監督:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー

2009年1月15日、乗客乗員155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨークのラガーディア空港を飛び立って程なく、高度850mの地点で鳥の群れに襲われ、両方のエンジンが停止してしまう。
管制室から近くの空港に着陸するよう指示があるが、機長のチェズレイ・サレンバーガー(愛称サリー)は、とっさの判断でハドソン川への不時着を決行する。水面に無事不時着し、乗客乗員全員生存の偉業を成し遂げる。それは、「ハドソン川の奇跡」として、機長サリーは一躍英雄として称賛されるはずだった。ところが、事故調査委員会は、ハドソン川への不時着以外の選択肢はなかったのか?と、機長と副操縦士の二人を執拗に追及する・・・

事故発生から、わずか208秒の間に判断し、無事ハドソン川に不時着させた機長サリー。その咄嗟の判断の背景には、彼のこれまでの長年の経験があるからにほかならない。
管制官の指示通りに空港への着陸を試みたら、もしかしたら、マンハッタンのビルに被害を与えることになったかもしれない。
全員生存しているのに、どうしてここまで攻め立てるのか・・・
中でも、調査官の「家庭で問題はなかったか?」との問いにはムッとさせられた。
事故が起こったのは、鳥に襲われたからで、不可抗力なのに!
クリント・イーストウッドが、このテーマを映画にしたのは、「正義」とは何かを描きたかったからなのかと感じた。

撮影にあたっては、極寒のハドソン川で実際に救助にあたった人たちに、当時どのように行動したかを再現してもらったという。
映画の最後に、機長サリーを囲んで、無事帰還した乗客の人たちが集う姿が出てくる。
サリーご本人は、笑顔が素敵な温和な面持ちの方。決して自分が英雄だなどとは思うタイプじゃなくて、そこがまた魅力。(咲)


2016年/アメリカ/96分/スコープサイズ(IMAX版はビスタサイズに拡大/2D、IMAX2D/ドルビーサラウンド7.1+ドルビ・アトモス(一部劇場のみ)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://www.hudson-kiseki.jp
★2016年9月24日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開
posted by sakiko at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真田十勇士

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監督:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
衣装デザイン:黒澤和子
出演:中村勘九郎(猿飛佐助)、松坂桃李(霧隠才蔵)、大島優子(火垂)、永山絢斗(根津甚八)、加藤和樹(由利鎌之助)、高橋光臣(筧十蔵)、石垣佑磨(仙九郎)、駿河太郎(三好清海)、村井良大(海野六郎)、荒井敦史(三好伊三)、望月歩(真田大助)、青木健(望月六郎)、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健(特別出演:徳川家康)、加藤雅也(真田幸村)、大竹しのぶ(淀殿)

関ケ原の戦いから14年。徳川家康の天下統一は目前、そうはさせじと亡き秀吉の側室淀殿は我が子秀頼を立て豊臣家の復興を狙っていた。戦国の世に名将の誉れ高いといえば真田幸村、しかしながら彼はたまたまその男前っぷりと幸運で勝ち残ってきただけであった。虚像と実像の差に悩む幸村と出会ったのが、抜け忍の猿飛佐助。幸村を「本物の天下一の英雄」に仕立てるために、同じく抜け忍の霧隠才蔵を誘い、10人の男たちが立ち上がった。

史上初の「映画と舞台が同時期に公開&上演!」となった本作。堤幸彦監督が両方の演出を手掛け、それぞれに仕掛けをたっぷりつめこんだエンタテインメント大作になりました。
人気の真田幸村が実は気弱な腰抜けだった?これまでになかった設定です。
中村勘九郎さんが元気いっぱいに演じる猿飛佐助がプロデュースの腕を発揮、仲間を束ね幸村を鼓舞して圧倒的な兵力の徳川方に向かっていきます。クールな魅力の霧隠才蔵を慕う火垂(ほたる)の恋路も気になるところ。「嘘もつきとおせば本物になる」と縦横無尽に暴れまわる若手キャストの十勇士をお楽しみください。ベテラン勢も書ききれないほどたくさんです。
舞台版は2014年1,2月に上演し、この秋再演。映画を連れてきましたって感じですね。キャストが少し違うので、両方見比べてみるのも面白そうです。(白)


クランクアップ報告会見の模様はこちらで
DSCF3724 sanada.jpg
豪華なクランクアップ報告には行ったのですが、実は、映画をまだ観てないです。観に行かねば!(咲)

2016年/日本/カラー/シネスコ/135分
配給:松竹・日活
(c)2016『真田十勇士』製作委員会
http://sanada10braves.jp/
★2016年9月22日(祝・木)全国ロードショー!
◎舞台版HPはこちら
posted by shiraishi at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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