2016年09月03日

アスファルト  原題:ASPHALTE  英題:Macadam Stories

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監督・脚本:サミュエル・ベンシェトリ
出演:イザベル・ユペール、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マイケル・ピット、ジュール・ベンシェトリ、ギュスタヴ・ケルヴァン、タサディット・マンディ

郊外の殺風景な団地を舞台に綴られる人間模様。
夜勤の看護士(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)にひとめ惚れするさえない中年男(ギュスタヴ・ケルヴァン)。
引っ越してきた往年の女優(イザベル・ユペール)と親しくなり、かつての出演作を一緒に観る隣家の青年シャルリ(ジュール・ベンシェトリ)。
アパートの屋上に不時着したNASAの宇宙飛行士(マイケル・ピット)を快く受け入れ、故郷の料理クスクスを振舞うアルジェリア移民のマダム・ハミダ(タサディット・マンディ)。宇宙飛行士は無事基地に戻れるのか・・・

突拍子もない人物との出会い。ありえなさそうで、案外、あるかも。
思いがけない出会いが、人生を豊かにしてくれることを感じさせてくれる。
冒頭、団地の誰かの一室に集まって、故障の多いエレベーターの交換についての話し合い。一人だけ「自分は2階だから使わない」と費用負担を拒否する男。その時、この男の目にうつったものが運命を変えるとは・・・ 2回観て、伏線探しするのも楽しい。(咲)


2015年/フランス/フランス語・英語・アラビア語/100分/カラー/スタンダード/ドルビー5.1ch/DCP
配給:ミモザフィルムズ
後援::在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 協力:ユニフランス
公式サイト:http://www.asphalte-film.com/
★2016年9月3日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ(モーニングショー)、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
posted by sakiko at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月02日

Start Line

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監督:今村彩子
撮影:堀田哲生、今村彩子
出演:今村 彩子、堀田 哲生、William J. Herlofsky

―耳、聞こえません。コミュニケーション、苦手です。
 そんな私の沖縄→北海道57日間の自転車旅―

生まれつき耳の聞こえない今村監督が自転車で日本を縦断する旅を記録したドキュメンタリー。沖縄を起点にゴールは最北端の北海道・宗谷岬。走った距離3842キロメートル、撮影した時間は349時間31分。出会った人は全国で300人。
伴走してくれたのは、行きつけの自転車屋さんのスタッフ堀田哲生さん。安易に手伝ったり、通訳したりしない、という取り決めをし、クロスバイク歴一年の初心者の旅が始まった。

『珈琲とエンピツ』(2012年)、『架け橋 きこえなかった3.11』(2013年)を送り出してきた今村監督が、肉親をなくして落ち込んでしまったとき、クロスバイク(スポーツ自転車/高価だけれど軽い)に出会いました。夢だった日本縦断をしたい+耳が聞こえないことで、苦手だったコミュニケ―ションに逃げずに向き合おう!と、この計画がスタートしたのだそうです。
伴走の堀田さんは、自転車の楽しみを教えてくれた人で、監督のダメなところもよく知ってくれている人、ただしあんなに厳しい人だったとは予想外だったとか。観る側からすると冷静で厳しい堀田さん、泣いても諦めない監督、なんともいいコンビです!楽しいことも辛いことも満載で、出会った人たちとのコミュニケ―ションに悩む姿も隠しません。そして旅の終わり近く、北海道で中途失聴者のウィルさんとの出会いも劇的。(白)

☆今村監督インタビュー記事

2016年/日本/カラー/BD/112分
配給:Studio AYA
(C)Stuidio AYA、AYAKO IMAMURA. All Rights Reserved.
http://studioaya.com/startline/
★ 2016年9月3日(土)新宿K's cinemaほか全国順次公開
posted by shiraishi at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

好きでもないくせに

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監督・脚本:吉田浩太
撮影:南秋寿
出演:璃子(沢石琴子)、根岸拓哉(川野陸)、川村亮介(剛田元気)、神戸浩、藤田朋子

沢石琴子は秋田から上京して5年。モデル事務所に所属しているけれど、そうそう仕事はなく、生活のために始めたキャバクラ勤めのほうが本業になりつつある。店ではナンバーワンで、お客を上手にあしらう術も身についてきた。ボーイのアルバイトの大学生、剛田は琴子がいつも気になっていた。ようやく彼氏と切れたと知って大学の友達を集めた合コンに琴子を誘う。琴子は中でも目立っていたモデルの川野陸に惹かれるが、常時モテモテの陸はそっけない。剛田はそんな琴子のようすを見て気が焦り、なかば強引にベッドインしてしまったのだが・・・。

シネジャでインタビューをさせていただいた『女の穴』(2014年)の吉田浩太監督の最新作。「聖女」と呼ばれるグラビアアイドル璃子さんを主人公に、本気で好きな人とはSEXできない女性と、彼女に恋する男の子のすれ違い恋模様を描いています。『スキマスキ』(2015年)でも大学生の男の子が性欲と純情のはざまで悶えていましたが、この剛田くんも右に同じ。そういう年頃なんですねぇ。
琴子は聖女の雰囲気ですが、強く出られると拒めない優柔不断な面があります。好きでもない相手では身体はともかく心では満足できないわけで、おばちゃん目線で見るとハラハラです。「そんなだから好きな人とエッチできないのよ!」と言いたくなります。見た目いい男に弱い琴子はこれからも傷つきそうだし、チャラ男の陸くんは今に痛い目に会うぞ、な予感。剛田くんにはほんとに好きな女子に出会うまで男を磨いていてほしいものです。芸能事務所のデキる女性役、藤田朋子さんが元気で場面をぱっと明るくしていました。(白)


2016年/日本/カラー/85分/R18+
配給:太秦
(C)2016 キングレコード
http://www.sukidemo.net/
★ 2016年9月3日(土)よりシネリーブル池袋にてレイトショー上映
posted by shiraishi at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

エミアビのはじまりとはじまり

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監督・脚本:渡辺謙作
撮影:藤澤順一
出演:森岡龍(実道憲次)、前野朋哉(海野一哉)、黒木華(高橋夏海)、新井浩文(黒沢拓馬)、山地まり(黒沢雛子)

漫才コンビ“エミアビ”の実道憲次と海野一哉は、自称モテ2枚目キャラとボケの3枚目キャラ2人の味のあるやりとりが受けて人気が上がっているところだった。絶頂も目前!それなのに海野がファンの雛子と一緒に自動車事故で死んでしまった。茫然自失の実道はマネージャーの夏海に促されて、雛子の兄・黒沢拓馬にやっと会いに行く。雛子が話題にしなかったので、つきあっていた海野も長く知らずにいたのだが、黒沢は二人をお笑いの世界に押し出してくれた先輩で恩人だった。その黒沢が7年前お笑いをやめたのには理由が…。

『舟を編む』(13/石井裕也監督)で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作監督のオリジナル脚本。アミエビ?エミアビってなんだろうと思っていたら、「笑み」をたくさん「浴びる」をつなげて作った言葉でした。海野が長くあたためていた名前という設定です。劇中で二人の舞台での掛け合い(大汗かきながら大奮闘)が見られます。一人になってしまった相方が気になる海野は雛子と一緒に見守っていますが、実道には見えません。ファンタジーの味付けで、大切な人の死と向き合わねばならなくなった人の喪失と再生を描いています。新井浩文さんの芸人役を初めて観ましたが、間が良くてうまい!
森岡龍さんは「あまちゃん」や「天皇の料理番」に出演。前野朋哉さんは黒木華さんと共演したテレビドラマ「重版出来!」(じゅうはんしゅったい)でもいい人な漫画家さん、auのCMでも注目されていますね。二人は漫才コンビ“エミアビ”として「M-1グランプリ2016」に出場。8月の1回戦を突破し、9月に2回戦に挑むそうです。←10月でした。すみません。M−1のHPはこちらです。(白)


2016年/日本/カラー/ビスタ/87分
配給:ビターズ・エンド
(C)2016「エミアビのはじまりとはじまり」製作委員会
http://bitters.co.jp/emiabi/
★ 2016年9月3日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開
posted by shiraishi at 03:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(原題:Now You See Me 2)

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監督:ジョン・M・チュウ
脚本:エド・ソロモン
撮影:ピーター・デミング
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ(J・ダニエル・アトラス)、マーク・ラファロ(ディラン・ローズ)、ウッディ・ハレルソン(メリット・マッキニー)、デイブ・フランコ(ジャック・ワイルダー)、ダニエル・ラドクリフ(ウォルター・メイブリー)、リジー・キャプラン(ルーラ)、ジェイ・チョウ(リー)、サナ・レイサン(ナタリー・オースティン)、マイケル・ケイン(アーサー・トレスラー)、モーガン・フリーマン(サディアス・ブラッドリー)

大観衆の前にスーパー・イリュージョニストのチーム“フォー・ホースメン”が帰ってきた。前回はパリの銀行の大金庫を破り、大金を奪い取るという前代未聞のイリュージョンを成功させている。誰も傷つけず、証拠も残さず、FBIもインターポールもトリックを暴くことができなかった。
正義の犯罪集団の新たなミッションは、巨大IT企業オクタ社の個人情報売買を暴露するというもの。あと少しというところで、天才エンジニアのウォルター・メイブリーに阻止され、窮地に追い込まれてしまった。

前作の『グランド・イリュージョン』(2013年)には「おお〜」と目を見張りました。ルイ・レテリエ監督が製作総指揮に回り、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013年)のジョン・M・チュウ監督がメガホンをとり、今回はさらにパワーアップしたマジックを見せてくれます。「どうせCGでしょ」というなかれ。デビッド・カッパーフィールドら超一流のマジシャンたちが監修にあたり、俳優が実際に特訓して演じています。CGを使ったほうが楽なくらい、大変な合宿だったようです。映画として成立させるために最小限の効果は加えているようですが、どれもライブでできるものだそうで、ええっほんとに!とまたびっくりしました。
これは映画にひたって気持ちよく騙され、観終わってワイワイと盛り上がれる作品です。監督のご縁なのか、台湾の歌手・俳優のジェイ・チョウが出てきたときはびっくりでした。お楽しみに。(白)


2016年/アメリカ/カラー/シネスコ/130分
配給:KADOKAWA
TM & (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
http://grandillusion.jp/
★ 2016年9月1日(木)映画サービスデーに全国公開
posted by shiraishi at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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