2016年07月10日

ファインディング・ドリー(原題:Finding Dory)

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監督:アンドリュー・スタントン
脚本:アンドリュー・スタントン、ビクトリア・ストラウス
音楽:トーマス・ニューマン
出演:エレン・デジェネレス(ドリー)、アルバート・ブルックス(マーリン)、ヘイデン・ローレンス(ニモ)、エド・オニール(ハンク)、ケイトリン・オルソン(デスティニー)
日本語吹き替え:室井滋(ドリー)、木梨憲武(マーリン)、上川隆也(ハンク)、中村アン(デスティニー)、菊地慶(ニモ)、八代亜紀

カクレクマノミのマーリンが愛する息子ニモを探してはるばる旅を続け、奇跡の再会を果たしてから1年。2匹の親友となったナンヨウハギのドリーも一緒に穏やかに暮らしていた。あいかわらず忘れんぼうだけれど、いつもドリーの心にひっかかっているもの…それは「家族」だった。小さな子どものときからなんでもすぐ忘れちゃうドリーは、いつのまにか迷子になって家に帰れなくなっていたのだ。夢をきっかけに家族の思い出が少し戻ったドリーは「両親を探しにいかなくっちゃ!」と決心する。心配性のマーリンは反対するけれど、ニモは「ドリーのおかげでパパに会えた。今度は僕たちが助ける番だよ」と言う。

2003年の夏、全米で公開された『ファインディング・ニモ』はアニメーション史上第1位のヒットを記録しました。日本では同年12月に公開、やはり洋画アニメ―ションの新記録を樹立。現在は『アナと雪の女王』(2013年)に次ぐ第2位です。この大ヒット作の続編は作られない予定だったそうですが、どうしてもドリーのことが頭から離れないスタントン監督が彼女のストーリーを完結させなくては、と思ったところから始まったそうです。そこで13年ぶりの本作は、前作で助演だったドリーが主演。別れたままの家族を探すのを今度はニモ親子が手伝います。
技術も格段に進歩しさらに美しくなった映像、新しく加わったキャラクターたちとの冒険をご家族、お友達と一緒にお楽しみください。特に変幻自在のタコのハンクには最新の技術が注ぎ込まれているそうです。吸盤の動きもとってもリアル!ヒレの片方が小さなニモ、忘れんぼうのドリー、新しいキャラたちもどこかにハンディを持っています。それが人間界とも重なって胸を熱くさせるのでしょう。そうそう、八代亜紀さんがどこに登場するのか(日本語版ね)お楽しみに。(白)


2016年/アメリカ/カラー/ビスタ/1時間43分(短編を含む)2D/3D
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C)2016 Disney/Pixar. All Rights eserved.
http://www.disney.co.jp/movie/dory.html
★2016年7月16日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いしぶみ

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監督:是枝裕和
原案:薄田純一郎
原構成:松山善三
プロデューサー:橋本佳子、佐藤宏
出演:綾瀬はるか、池上彰

昭和20年8月6日8時15分、旧制広島二中の1年生は広島市の中心部を流れる本川の土手で建物の解体作業にあたっていた。500m先の上空で炸裂した原子爆弾は、この生徒たち全員の命を奪った。一瞬で亡くなった子もいれば、苦しんだ末に亡くなった子もいる。その数321人。一人ひとりの写真や残っていた映像や写真と共に、遺族の手記にある彼らの最後のようすや言葉を、広島出身の綾瀬はるかさんが朗読する。
ジャーナリストの池上彰さんは、関係者や遺族を訪ねてインタビューし、河畔に建てられた慰霊碑に手を合わせる。

昭和44年、広島テレビで放送された「碑(いしぶみ)」は、名女優杉村春子さんを語り部として製作されました。国内外でいくつもの賞を受けています。
戦後70周年の昨年、是枝監督が特別番組として手がけた「いしぶみ〜忘れない。あなたたちのことを〜」を劇場用に再編集したのがこの作品です。
簡素な舞台にリンゴ箱が並び、中央に白いブラウスに黒いスカートの女先生風の綾瀬さんが座っています。旧制中学の1年生は12歳。まだあどけない男の子たちの笑顔の写真が後ろのスクリーンせましと並び、それを見ているだけで胸がいっぱいになりました。
生徒は最初322人と慰霊碑に刻まれましたが、のちに生存が確認された方が(当日具合が悪くて勤労動員を休んだ)、池上さんのインタビューに登場していました。引率の先生4人も亡くなられています。
広島では当時36万人の人口だったそうですが、この原爆により8月から12月の間に9万〜12万人が亡くなったと言われています。(白)


2016年/日本/カラー/HD/16:9/85分
配給:広島テレビ
(C)広島テレビ
http://ishibumi.jp/
★2016年7月16日(土)より、東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場、広島・八丁座にて公開。ほか全国で劇場公開
posted by shiraishi at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パレス・ダウン   原題: Taj Mahal

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監督:ニコラ・サーダ
出演:ステイシー・マーティン、ルイ=ド・ドゥ・ランクザン、アルバ・ロルバケル

2008年11月、18歳のルイーズは、父の転勤で両親と共にインドのムンバイにやって来た。新居が決まるまで、タージマハル・ホテルに滞在することになる。フロントが用意してくれたのは、インド門を見下ろす海に面した広いスイートルーム。ある晩、両親が会食に出かけ、ルイーズが一人で部屋にいた時、ドアを激しく叩かれる。不穏な空気を感じたルイーズは、息を殺して部屋に篭る。外で何が起こっているのかわからない。携帯電話が唯一の頼りだ。父と連絡が取れ、ホテルが武装グループに襲われたことを知る。ルイーズは、無事、脱出できるのか・・・

2008年11月26日。インド・ムンバイで起こった同時多発テロ。高級ホテル「オベロイ・トライデント」と「タージマハル・ホテル」、観光客向けレストラン、ユダヤ教関連施設「ナリマンハウス」、そして中央駅が、10人のテロリストからなる武装グループの襲撃を受けた。
本作は、実際にテロ事件の折にタージマハル・ホテルに滞在していた少女のことを知人から聞いた監督が、触発されて映画にしたもの。
つい先日も、バングラデシュで日本人の方たちも犠牲になる凄惨なテロが起こりましたが、今、どこでテロに襲われるか予測がつきません。2008年のこのムンバイでのテロの時にも、ほんの1時間前までオベロイ・ホテルで会食していたという後輩がいます。
不可抗力で犠牲になってしまうことも多々ありますが、とっさの判断と強靭な精神力が命を救う可能性もあることを、本作は感じさせてくれます。

本作では、到着早々、ルイーズはタクシーに乗って、ムンバイの町を見てまわります。喧騒あふれる市場、モスクで音楽を奏でる人たち・・・ 異文化に興味を持ち、溶け込もうとするルイーズ。異国で暮らすのに、まず必要な心構えも見せてくれます。(咲)


フランス映画際の折のQ&Aは、こちらで!
http://unifrance.jp/festival/2016/report/taj-mahal-2

2015年/フランス/91分/フランス語・英語/DCP/PG12
配給:パップ
公式サイト:http://www.vap.co.jp/palace-down/
★新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(7月16日〜8月19日)上映作品。
7/29(金)16時、8/2(火)13時、8/13(土)10時の3回のみ
posted by sakiko at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする