2016年03月06日

セーラー服と機関銃 卒業

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監督:前田弘二
原作:赤川次郎「セーラー服と機関銃・その後-卒業-」(角川文庫刊)
脚本:高田亮
主題歌:橋本環奈「セーラー服と機関銃」(YM3D/YOSHIMOTO R and C)
出演:橋本環奈、長谷川博己、安藤政信、大野拓朗、宇野祥平、古舘寛治、鶴見辰吾、榎木孝明、伊武雅刀、武田鉄矢

18歳、高校三年生の星泉(ほし・いずみ)。ヤクザ間の抗争で、組長をしていた伯父が殺されたあと目高組の組長を引き継いだが、伯父を殺した敵を機関銃で襲撃する事件を起こし、組は解散。今は、シャッター商店街の中で「メダカカフェ」を経営。「組長」あらため「店長」として元組員たちと過ごす日々。高校卒業を間近にしたある日、友達からモデル詐欺にあったと相談を受ける。泉は正義感に燃え、自らモデル事務所に乗り込む・・・

あの薬師丸ひろ子主演の『セーラー服と機関銃』のその後。
1981年に公開された頃とは、すっかり社会を取り巻く状況が変わったことを感じます。
なにしろ、ヤクザが本来の活動をしないで、カフェをひっそり開いているのですから。
榎木孝明さんが出演している♪と、楽しみに見始めたら、遺影で榎木さんが登場・・・  ヤクザの組長をしていて殺された伯父の役でした。回想場面で、なかなかいい雰囲気でした。
思えば、前田弘二監督の『婚前特急』にも榎木さん、出演していましたねぇ。(咲
)

2016年/日本/119分/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch
配給: KADOKAWA
公式サイト:http://sk-movie.jp/
★2016年3月5日(土) 公開
posted by sakiko at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロブスター(原題:The Lobster)

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監督・共同脚本・製作:ヨルゴス・ランティモス(『籠の中の乙女』)
出演:コリン・ファレル(デヴィッド)、レイチェル・ワイズ(近視の女)、レア・セドゥー(独身者たちのリーダー)、ベン・ウィショー(足の悪い男)、ジョン・C・ライリー(滑舌の悪い男)

突然妻に去られたデヴィッドは、あるホテルに送られた。この国では「独身は罪」であり、独身者が集められるここで45日間のうちに配偶者を見つけなければ、動物に変えられてしまう。入居にあたって面接があり、パートナーを見つけられなかったとき「なりたい動物」を聞かれたデヴィッドは「ロブスター」と答える。一緒に連れてきた犬は元は兄だった。犬の希望者は多く、増えすぎて今は受け付けられない。規則に反対し、独身を貫く者たちは追っ手に捕まらないように山中に隠れ住んでいる。

ヨルゴス・ランティモス監督の前作『籠の中の乙女』(2009年)はカンヌ映画祭「ある視点部門」グランプリを獲得。2012年に日本公開されています。新作のこちらもかなり奇妙な設定の世界のお話です。「おひとりさま」が罪としたら罪人だらけになり、動物が一挙に増えてしまいます。まあよくしたもので(?)、この規則に抗うグループもちゃんと存在しています。『美女と野獣』で美しいドレス姿を見せたレア・セドゥがこのリーダー。ただしその中にも規則があり、それに外れてしまう者が必ず出てくるんですね。ジャンル分けすると、これはとっても皮肉をきかせたコメディ作品。公式サイトのトップに「あなたの動物占い」がありますので、試してみてはどうでしょうか。私は「マニアックなイヌ ひとりが好きで、自分の流儀を持っている。身内びいきで、初対面ではとっつきにくい」でした。(白)

2015年/アイルランド、イギリス・ギリシャ・フランス・オランダ・アメリカ合作/カラー/ビスタ/118分
配給:ファインフィルムズ
http://www.finefilms.co.jp/lobster/
(C)2015 Element Pictures, Scarlet Films, Faliro House Productions SA, Haut et Court, Lemming Film,
The British Film Institute, Channel Four Television Corporation.

★2016年3月5日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開
posted by shiraishi at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | アイルランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幸せをつかむ歌(原題:Ricki and the Flash)

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監督:ジョナサン・デミ
脚本・製作:ディアブロ・コディ
撮影デクラン・クイン
出演:メリル・ストリープ(リッキー)、ケビン・クライン(元夫ピート)、メイミー・ガマー(娘ジュリー)、リック・スプリングフィールド(グレッグ) 他

ロサンゼルスのライブハウスで、ロックバンドを率いているリッキーは、20年前ミュージシャンになるために家族を捨てて家を出た。娘と二人の息子たちを育てたのは夫の再婚相手。娘のジュリーは結婚して家庭を持ったものの、夫がほかの女性に走って捨てられてしまう。実家に戻ったジュリーが憔悴しきっていると元夫のピートから連絡が入り、リッキーは飛行機代を工面して娘に会いに行く。母親に捨てられたことを恨んでいるジュリーは、20年ぶりに再会したリッキーに毒づくばかり。二人の間の溝は簡単には埋まらない。

『マンマ・ミーア!』 (2008)『イントゥ・ザ・ウッズ』 (2014)と歌声を披露してきたメリル・ストリープが、今度はギターを弾きながらシャウトするロックミュージシャンに扮しています。ちゃんと演奏して歌って、力まずとっても楽しそうで、さすが大女優です。
リッキーはじゃらじゃらと安っぽいアクセサリーをつけ、濃い化粧のいささか浮いたスタイルで自暴自棄の娘に会いに帰りますが、歓迎されません。実の娘のエイミー・ガマーが母を許せない娘役。おまけに夫に捨てられ自分の「女」も捨てちゃって髪はボサボサ、顔も洗わず、不幸のどん底なので笑顔もなし。母親より老けて見えるのです。そんな娘のために母として奮闘するリッキー。声をかけた元夫とその再婚相手がなかなかエライ!バンド仲間のグレッグもリッキーを支え、お金はなくてもけっこう恵まれているではありませんか。(白)


2015/アメリカ/カラー/シネスコ/101分
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメン
http://www.shiawase-uta.jp/
★2016年3月5日(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(原題:IRIS)

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監督・撮影:アルバート・メイズルス
出演:アイリス・アプフェル、カール・アプフェル、マーガレット・ラッセル、カニエ・ウェスト、ブルース・ウェバーほか

アイリス・アプフェルは1921年生まれ。撮影当時94歳、最高齢のファッション・アイコンの彼女のドキュメンタリー。テキスタルデザイナーとして大成功し、ホワイトハウスやセレブの大邸宅の内装を手掛ける。2005年、84歳のときに、コレクションしていたアクセサリーやデザイナーズブランドの洋服などが、メトロポリタン美術館で展示され記録的な入場者を集める。

コレクションのためにいくつもの専用部屋があり、カメラはそのおもちゃ箱のような部屋も映します。一日かけても見終らないほどたくさんです。一つ一つのアイテムについて説明できるアイリスの記憶の良さ、独特のセンスで組み合わせる手早さに目が丸くなります。なんとも魅力的な女性でした。とても「おばあちゃん」とは呼べません。
「仕事のために子供は持たなかった、両方は無理よ」というアイリス。「僕のお金はみんな妻の洋服になる」「子供みたいな妻ともっといろんなことをしたい」と語る100歳の夫カール。仕事の上でも良きパートナーで、仲睦まじい二人がほほえましかったのですが、昨年101歳の誕生日を前に亡くなられたそうです。アルバート・メイズルス監督は1926年生まれ、この作品を最後に昨年3月、88歳で亡くなられました。(白)


2015年/アメリカ/カラー//80分
配給:KADOKAWA
(C)IRIS APFEL FILM, LLC.
http://irisapfel-movie.jp/
★2016年3月5日(土)角川シネマ有楽町他全国ロードショー
posted by shiraishi at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第3回 グリーンイメージ国際環境映像祭 The 3rd Green Image Film Festival

環境をキーワードに、アニメーションからドキュメンタリーまで、ジャンルを越えた世界の優れた映像作品を上映する、年に1度のフェスティバル。

日程:2016年3月23日(水)〜 25日(金)
会場:日比谷図書文化館コンベンションホール
(東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)
http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

◆3月23日(水)
15:30  『太陽が落ちた日』The Day the Sun Fell
(スイス・フィンランド / 監督 : Aya DOMENIG)
赤十字病院に勤め、広島の原爆後の被害者を診てきた祖父。祖父は体験を語ることはなかった・・・ 

17:00 『波伝谷に生きる人びと』The People Living in HADENYA
(日本 / 監督:我妻和樹/ 135分)
津波で壊滅した宮城県南三陸町の漁村、波伝谷(はでんや)。2008年3月から2011年3月11日にかけての日常を追ったドキュメンタリー。

19:25 『新地町の漁師たち』Fukushima Fishermen
(日本 / 監督:山田徹 / 95分)
東日本大震災で被災した福島県新地町の漁師たちを、2011年6月から2014年11月3日の安波祭までの3年半記録したドキュメンタリー。
【上映後トーク】我妻和樹さん『波伝谷に生きる人びと』監督 ×山田徹さん『新地町の漁師たち』監督 21:40終了予定

◆3月24日(木)
12:30特別プログラム
いのちと食・農を考える特集上映
ヤーミー監督 追悼上映

14:55 『最後のハンダハン』The Last Moose of Ao Lu Gu Ya
(中国 / 監督:GU Tao / 100分)
狩猟を生業としてきた先住民のWeijia。土地を奪われ、銃を没収された彼は酒に溺れ、かつての良き日々の記憶を絵にしていた。そんな彼に転機が訪れる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波作品。

16:45 『BALAZHER ― 現実の修正』 BALAZHER. The Corrections of Reality
(スイス・ウクライナ / 監督:Lesia KORDONETS / 30分)
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ソ連時代からいまも使われているウクライナの古びたバスはEU境界線のすぐ外側を走り続けている。バス停で人々は忍耐強くバスを待ち、夢見る。バスがよりよい未来へ連れていってくれることを。

17:15 『ロンリーレイク』 Lonely Lake
(イラン / 監督:Mohammad EHSANI / 46分)
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イラン北西部のオルーミーイェ湖は、死海に次いで世界で2番目に大きい塩湖。かつては渡り鳥が数多く飛来し、人々の暮らしを支えた豊かな湖は、いまや消滅の危機に直面している。

18:30 『魚道―長良川河口堰運用から20年』
(日本 / 監督:吉田 修、鎌倉 英也 / 43分)
長良川「世界農業遺産」登録申請の対象地域から外された下流域。豊富な鮎の漁場だった下流域漁師は次々廃業。その中で漁を続ける唯一最後の兄弟漁師の「魚道」と言うべき人生。建設反対から賛成に転じた自治体の思惑・・・ 変貌した長良川下流で今を生きる人々の思いを描く。
【上映後トーク】 吉田 修監督、鎌倉 英也監督

19:45 『テラキスの帰郷』 Millets Back Home
(台湾 / 監督:SAYUN Simug / 72分)
台湾山岳地域の原住民族の村。伝統的な文化と生活が失われていく中、村に生きる3家族が織り成す物語。
【上映後トーク】 SAYUN Simug監督


◆3月25日(金)
11:15 『100万回のステップ』 One Million Steps
(ドイツ・トルコ / 監督:Eva STOTZ / 20分)
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イスタンブールの街に飛び込んだタップダンサーは踊り目撃する。生きる場所と自由を求める大規模デモと警察の催涙ガスに逃げ惑う大勢の人々。

11:40 『スティックス & ストーンズ』 Sticks and Stones
(カナダ / 監督:Isaac KING / 4分)
技術とソーシャルメディアを手に世界へ踏み出していく少年のアニメーション。

11:45 『縄文号とパクール号の航海』 Passage of Jomon and Pakur
(日本 / 監督:水本 博之 / 122分)
「グレートジャーニー」の探検家、関野吉晴の企画した途方もない旅。自然から集めた素材で作った鉄器で舟を作り、エンジンを使わず島影と星を頼りにインドネシアから日本へ。
【上映後トーク】水本 博之さん『縄文号とパクール号の航海』監督 ×関野 吉晴さん『縄文号とパクール号の航海』プロデューサー×竹山 史朗さん(モンベル広報部本部長)

15:15特別上映 『映像で伝える森を活かす古くて新しい技術・馬搬』
(日本 / 60分)
馬搬は「馬方」と呼ばれる専門職が馬を使って山から木を搬出する作業。今では岩手県遠野を中心に数名の技術保持者が残るのみである。

16:15シンポジウム「馬と暮らす里山」(仮題)
[パネリスト]
岩間 敬さん(遠野馬搬振興会・馬力舎)
加藤 大吾さん(NPO法人都留環境フォーラム理事長・はたらく馬協会代表)
中川 剛さん(木曽馬保存会事務局)
尾立 愛子(グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会事務局長)

18:00表彰式
【審査委員】
佐藤 忠男さん(審査委員長 / 映画評論家)
鵜飼 哲さん(一橋大学大学院 言語社会研究科教授)
田中 加奈子さん(科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター主任研究員)
千田 良仁さん(一般社団法人村楽 代表理事) 19:00終了予定

公式サイト: http://green-image.jp/
posted by sakiko at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エスコバル 楽園の掟   原題:Escobar: Paradise Lost

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監督・脚本:アンドレア・ディ・ステファノ
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、 ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム、アナ・ジラルド

サーファーのカナダ人ニック(ジョシュ・ハッチャーソン)は兄のいるコロンビアを訪れる。青い空に白い砂浜。ニックは美しいコロンビア女性マリア(クラウディア・トレイザック)と恋に落ちる。ニックはマリアの敬愛する叔父パブロ・エスコバルに紹介される。国会議員として人望も厚い大富豪のエスコバルは、姪マリアの恋人を暖かくファミリーに迎え入れる。楽園のようなエスコバルの王国。やがて、ニックは楽園の裏の面に気づくが、簡単には抜け出せない世界だった・・・

貧困な家庭で育ちながら、1989年には世界7番目の富豪にのぼりつめた麻薬王パブロ・エスコバル。国会議員として様々な慈善事業に携わり、民衆に愛される一方、主導権を握った麻薬貿易を阻む者がいれば容赦なく抹殺した。そのエスコバルの世界に何も知らずに入り込んでしまった青年を軸に、恐ろしいエスコバルの裏の顔をあぶりだした物語。
姪のマリアにとっては、優しく気前のいい叔父。思えば、どんな悪人も、家族には愛すべき人。それはわかるが、このエスコバルという人物、筋金入りの悪者なのに、人々に愛され、今もお墓は崇拝の場なのだそう。よほど人当たりの良いイイ男だったのでしょう。
そして、コロンビアといえば、美人の多いところ。もっともマリアを演じたクラウディア・トレイザックはスペイン出身。純粋に叔父を信じる女性を好演しています。(咲)


2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー
配給:トランスフォーマー
公式サイト:http://www.movie-escobar.com/
★2016年3月12日(土)よりシネマサンシャイン池袋他全国順次公開
posted by sakiko at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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