2016年02月28日
マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 原題:The Second Best Exotic Marigold Hotel
監督:ジョン・マッデン
出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、デヴ・パテル、リチャード・ギア
インド、ジャイプールのマリーゴールド・ホテルの若きオーナー、ソニーは、事業拡大のためアメリカにやってきた。宿泊客から共同マネージャーとなったイギリス女性ミュリエルと共に投資会社を訪ねるが、まずい紅茶を出され、本物の紅茶は・・・と熱弁をふるうミュリエル。そんな彼女の姿に、投資会社社長は心を動かし、長期滞在型というコンセプトのマリーゴールド・ホテルに身分を伏せた鑑定人を送り込むという。
ソニーが帰国すると、予約なしの客が二人訪れる。母親の代理で下見に来たという女性と、小説を書きに来たという男性ガイ(リチャード・ギア)。ソニーは、ガイが鑑定人だと思い込む・・・
前作、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2011)で、老後をインドのエレガントなリゾートホテルで過ごそう!と、ネットの案内に惹かれてイギリスからやってきた7人のシニアたち。おんぼろホテルに最初はびっくりだったけれど、それぞれに楽しみ方を見つけました。7人のうちの5人は、今やすっかりマリーゴールド・ホテルの主になっています。
続編の本作のメインは、前作の最後に恋を実らせたマリーゴールド・ホテルの若きオーナーであるインド人青年ソニーと、スナイナ嬢の結婚式。1週間続くインド式結婚式をたっぷり楽しめます。
あらたな長期滞在客としてリチャード・ギアが登壇。自称小説家ですが、ほんとは何者?という役柄をひょうひょうと素敵に演じています。
ボリウッド映画お決まりの豪華なダンスシーンも、リチャード・ギアさまもしっかり楽しんでいます。
前作『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』を観ていない人には、冒頭のアメリカ出張の場面は、ちょっと唐突かも。前作の最後にめでたしめでたしとなったソニーとスナイナ嬢も、すんなり結婚式にこぎつけるので、もう少し山あり谷ありでもよかったかなと。そして、せっかくなら、ボリウッドのスターも登場させてほしかった! 夢のまた夢かもですが、アミターブ・バッチャンとリチャード・ギアの共演(饗宴!)が実現していたなら、これはもう卒倒ものですねぇ。 (咲)
2014年/イギリス・アメリカ/2時間3分/カラー/シネマスコープ
配給:20世紀フォックス映画
公式サイト:http://marigold-hotel.jp
★2016年3月4日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
母よ、 原題:Mia Madre
監督:ナンニ・モレッティ
出演:マルゲリータ・ブイ(『はじまりは5つ星ホテルから』)、ジョン・タトゥーロ(『バートン・フィンク』『ジゴロ・イン・ニューヨーク』)、ナンニ・モレッティ(『息子の部屋』)、ジュリア・ラッツァリーニ
新作映画に取り組む映画監督のマルゲリータ。別れたばかりの恋人が出演していて何かと気まずい。主演俳優のバリーがアメリカから到着し、撮影はいよいよ佳境に入るが、バリーはイタリア語の台詞を間違えてばかりで、思うように進まない。おまけに、離婚した夫との娘は反抗期だし、何より、入院中の母アーダが気がかりだ。兄ジョヴァンニが手作りの料理を差し入れたりして甲斐甲斐しく看病しているが、病院は嫌だ、家に帰りたいという。ラテン語の教師をしていた母だが、物忘れがひどくなり、あんなに聡明だった母がとマルゲリータはショックだ。そんな折、医師から母の余命がわずかだと聞かされる・・・
ナンニ・モレッティ監督が前作『ローマ法王の休日』の編集中に母親を亡くしたことから生まれた物語。監督としての本人の体験は、自身が演じている兄ジョヴァンニではなく、ヒロインの女性監督マルゲリータに投影。母親アーダにも、教え子に慕われた元教師でラテン語やギリシャ語に精通していた監督のお母様が投影されているそうです。
冒頭、病室で母親の食事を手伝う場面から、亡き母が入院していた時のことを思い出して、どっと涙が溢れました。誰しもが経験する肉親との別れ。余命宣言をされても、仕事を抱えていては、それを放り出してずっとそばにいることはなかなかできることではないでしょう。マルゲリータは、ある時、兄ジョヴァンニが仕事を辞めて母親に寄り添っていることを知ります。撮影の合間をぬって母に会いにいくと、あなたがそばにいてくれることが一番と言われます。ほんとうに、少しでも長く一緒にいたいと思います。現実はなかなか厳しいでしょう。私は仕事に就いてなかったので、その点、幸せだったとつくづく思います。
本作は、介護や親との別れといった普遍的なことを描く一方で、映画撮影の現場を生き生きと見せてくれます。主役に抜擢されてアメリカから呼ばれたのに、台詞を覚えられない大スター役をジョン・タトゥーロが実に楽しく演じています。まったく困ったちゃんなのですが、その大スターに気を使うスタッフたちや、長々と待たされるエキストラたちの姿も見せてくれます。そして、現場ですべてを把握して指示しないといけない監督。そうやって1本の映画ができあがるのですね。
それにしても、本作、マルゲリータを取り巻く男性たちの関係がちょっとわかりにくいです。俳優である別れたばかりの恋人は、娘の父親ではない。元夫かな?と一瞬思ったのは、ナンニ・モレッティ監督自身が演じる兄ジョヴァンニ。ま、世の中、人間関係は他人にはわからないものです。(咲)
2015年/イタリア・フランス/107分/カラー/ビスタサイズ/5.1ch
配給:キノフィルムズ
公式サイト:http://www.hahayo-movie.com/
★2016年3月12日(土)よりBunkamuraル・シネマ他にて公開
エヴェレスト 神々の山嶺
監督:平山秀幸
脚本:加藤正人 音楽:加古隆
原作:夢枕獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
主題歌:イル・ディーヴォ「喜びのシンフォニー」
(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子
ピエール瀧 甲本雅裕 風間俊介
テインレィ・ロンドゥップ 佐々木蔵之介
1993年、ネパール。日本のエヴェレスト遠征チームは二人を滑落事故で失い、登頂を断念する。一行に参加していた山岳カメラマンの深町誠は、予定していた写真集が駄目になり意気消沈してカトマンドゥの町を彷徨っていたとき、ある骨董屋で古いカメラに目を止める。イギリスの登山家ジョージ・マロリーが、1942年6月8日にエヴェレスト初登頂に成功したかどうかの鍵を握るカメラではないかと直感し買い求める。そこにシェルパの老人と共に現われた髭面の大男が、自分たちから盗まれたカメラだと持っていってしまう。深町はその男が数年前に消息を絶った孤高の天才クライマー羽生丈二だと気づく。なぜ羽生がマロリーのカメラを持っているのか? 帰国した深町はスクープを狙って羽生の過去を調べ始める。そんな深町のところに、羽生と登山中に事故死した岸文太郎の妹、岸涼子が訪ねてくる。兄の死をきっかけに羽生と交際していた涼子だが、自分の前から突然消えた羽生を探していたのだ。深町と涼子は羽生の行方を追ってネパールに赴く・・・
エヴェレスト標高5200m地点での撮影を敢行した本作。去る12月に行われた完成報告会見で、平山秀幸監督と、主演の岡田准一さん、阿部寛さん、尾野真千子さんの3人から、エヴェレストでの過酷な撮影を乗り切った思いを伺い、映画を楽しみに拝見しました。
雪の絶壁に挑む男たちの荒い息づかいは本物。命がけで崇高な山エヴェレストに挑む姿に圧倒されました。(ほんとの山頂近くは、さらに空気が薄いけれど!) 大地震直前のカトマンドゥの町の姿も貴重。なによりシェルパのテインレィ・ロンドゥップさんが、なんとも味があって、山男たちを支えてきた人生を感じさせてくれました。
ジョージ・マロリーが初登頂者だったのかどうかは謎のままですが、世界一高い山エヴェレストに惹き付けられる人の数だけ、それぞれに物語があるのだと思います。私自身にとっては、山は遠くから眺めて楽しむもの。エヴェレストもK2も3番目に高いカンチェンジュンガも実は見たことがあります。でも、お金を貰っても決して登ろうとは思わないのが山。それが六甲山や高尾山のような低い山でも! 根性なしの私です。(咲)
『エヴェレスト 神々の山嶺』完成報告会見のさわりをスタッフ日記ブログでどうぞ!
★完成報告会見レポートを、シネジャ最新号96号に掲載しています。
(岡田准一さんの写真あり)
後日、Web版特別記事でもお届けします。
(Web版には、岡田准一さんの写真は掲載しません)
☆『エヴェレスト 神々の山嶺』公開記念<エヴェレスト展>
ここでしか見ることが出来ない、岡田准一さん自身がエヴェレストロケ中に撮影した写真のパネル展示をはじめ、実際に撮影で使用した衣装や小道具、高度5,200M級の世界が広がる写真パネルなどが展示されます。
■MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 2月25日〜終了日未定
■福岡パルコ 2月26日〜3月13日
■紀伊國屋書店新宿本店 3月1日〜終了日未定
■アミュプラザ小倉 3月4日〜3月27日
■モンベル グランベリーモール店 3月5日〜3月21日
■モンベル 名古屋店 3月5日〜3月21日
■ひらかたパーク 3月5日〜4月10日
■サッポロファクトリー 3月12日〜3月21日
2016年/日本/カラー/2時間2分/シネマスコープサイズ
配給:東宝、アスミック・エース
(C)2016『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会
公式サイト http://everest-movie.jp
★2016年3月12日(土)全国ロードショー!!
第11回大阪アジアン映画祭
第11回大阪アジアン映画祭 作品ラインナップ!
2016年3月4日(金)〜3月13日(日)の10日間開催。
「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにお届けする大阪アジアン映画祭。今年で11 回目となる同映画祭の作品ラインナップが決定しました。
作品本数は、過去最多の計55本(うち、世界初上映9本、海外初上映10本、アジア初上映1本、日本初上映22本)、上映作品の製作国・地域は、中国、香港、台湾、韓国、モンゴル、ベトナム、タイ、カンボジア、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、イラン、ドイツ、フランス、アメリカ、日本の 17の国と地域。
梅田ブルク7、ABC ホール、シネ・リーブル梅田、第七藝術劇場などを会場に開催される第11回大阪アジアン映画祭。コンペティション部門、特別招待作品部門、特集企画、インディ・フォーラム部門を柱に、アジア映画最新作の上映や、多彩なゲストを迎えてのトークイベントなどを実施。シンポジウムや、ゲストを迎えてのウエルカム・パーティも開催されます。
【オープニング作品】
【クロージング作品】
『モヒカン故郷に帰る』(THE MOHICAN COMES HOME) /日本/監督:沖田修一/配給:東京テアトル
【コンペティション部門】
1.『3688』(3688/想入飛飛) 日本初上映/シンガポール/監督:ロイストン・タン(陳子謙)
2.『香港はもう明日』(ALREADY TOMORROW IN HONG KONG) 日本初上映/香港・アメリカ/監督:エミリー・ティン
3.『そんな風に私を見ないで』(DON'T LOOK AT ME THAT WAY) アジア初上映/ドイツ・モンゴル/監督:ウィゼマ・ボルヒュ
4.『師父』(THE MASTER/師父) 日本初上映/中国/監督:シュー・ハオフェン(徐浩峰)
5.『フリーランス』 (HEART ATTACK (FREELANCE)) 日本初上映/タイ/監督:ナワポン・タムロンラタナリット
6.『ご飯だ!』(LET'S EAT!/開飯啦) 海外初上映/マレーシア・シンガポール/監督:チャップマン・トー(杜汶澤)
7.『欠けてる一族』(THE MISSING PIECE/缺角一族) 日本初上映/台湾/監督:ジャン・フォンホ(江豐宏)
8.『豚のような女』(MY SISTER, THE PIG LADY) 日本初上映/韓国/監督:チャン・ムニル
9.『眠らない』(SLEEPLESS) 海外初上映/フィリピン/監督:プライム・クルズ
10.『つむぐもの』(TSUMUGU) 世界初上映/日本/監督:犬童一利/配給:マジックアワー
11.『王家欣 ウォン・カーヤン』(WONG KA YAN/王家欣) 日本初上映/香港/監督:ベニー・ラウ(劉偉恒)
12.『ないでしょ、永遠』(# WALANG FOREVER) 海外初上映/フィリピン/監督:ダン・ヴィリエガス
【特別招待作品部門】
1.『断食芸人』(ARTIST OF FASTING) 日本・韓国/監督:足立正生/配給:太秦
2.『暗殺(原題)』(ASSASSINATION) 日本初上映/韓国/監督:チェ・ドンフン/配給:ハーク
3.『アトミック・ハート』(ATOMIC HEART) 日本初上映/イラン/監督:アリ・アフマドザデ
5.『モヒカン故郷に帰る』(THE MOHICAN COMES HOME) ※クロージング作品として上映
6.『私の少女時代 -Our Times-』(OUR TIMES/我的少女時代) 日本初上映/台湾/監督:フランキー・チェン(陳玉珊)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
7.『私たちが飛べる日』(SHE REMEMBERS, HE FORGETS/哪一天我們會飛) 日本初上映/香港/監督:アダム・ウォン(黃修平)
8.『花、香る歌』(THE SOUND OF A FLOWER) 日本初上映/韓国/監督:イ・ジョンピル/配給:CJEntertainmentJapan
9.『いばらきの夏』(THE SUMMER IN IBARAKI) 海外初上映/韓国/監督:チョン・ソンホ
【特集企画】 25本(うち、5本はコンペティション部門または特別招待作品部門と重複)
≪ニューアクション! サウスイースト≫ 13本
「アクション」をキーワードに、主に東南アジアで製作された新作を一挙に紹介します。〈小特集:刷新と乱れ咲き ベトナム・シネマのここ数年〉、〈サウスイースト・クラシック〉にもご注目ください。
1.『3 TIGA(原題)』(3 (TIGA))海外初上映/インドネシア/監督:アンギ・ウンバラ/配給:キュリオスコープ
2.『心からの複製』(A COPY OF MY MIND)日本初上映/インドネシア・韓国/監督:ジョコ・アンワール
3.『汝の父を敬え』(HONOR THY FATHER)日本初上映/フィリピン/監督:エリック・マッティ
4.『部屋のなかで』(IN THE ROOM/無限春光 27)日本初上映/香港・シンガポール/監督:エリック・クー(邱金海)
5.『わたし、ニューヨーク育ち』(THE KID FROM THE BIG APPLE/我來自紐約)日本初上映/マレーシア/監督:ジェス・チョン(張爵西)
6.『あの店長』(THE MASTER)日本初上映/タイ/監督:ナワポン・タムロンラタナリット
〈小特集:刷新と乱れ咲き ベトナム・シネマのここ数年〉
7.『大親父と、小親父と、その他の話』(BIG FATHER, SMALL FATHER AND OTHER STORIES)日本初上映/ベトナム・フランス/監督:ファン・ダン・ジー
8.『どこでもない空中で羽ばたく』(FLAPPING IN THE MIDDLE OF NOWHERE)/ベトナム/監督:グエン・ホアン・ディップ/協力:あいち国際女性映画祭
9.『レディ・アサシン 美人計』(THE LADY ASSASSIN)日本初上映/ベトナム/監督:グエン・クアン・ユン/配給:キュリオスコープ
10.『超人X.』(SUPER X.)/ベトナム/監督:グエン・クアン・ユン/
配給:キュリオスコープ/協力:アジアフォーカス・福岡国際映画祭
11.『草原に黄色い花を見つける』(YELLOW FLOWERS ON THE GREEN GRASS)日本初上映/ベトナム/監督:ビクター・ブー
12.『ベトナムの怪しい彼女』(SWEET 20)海外初上映/ベトナム/監督:ファン・ザー・ニャット・リン〈サウスイースト・クラシック〉
13.『12 人姉妹』(12 SISTERS)カンボジア/監督:リー・ブン・イム/
協力:株式会社東京光音、恵比寿映像祭、Berlinale Forum、PassoPasso
≪台湾:電影ルネッサンス 2016≫
6本(うち、2本はコンペまたは特別招待作品部門と重複)
台湾文化部、台北駐日經濟文化代表處 台湾文化センターにご協力いただき、活況を呈する台湾映画の“今”を感じることのできる作品をラインアップです。
1.『雲の国』(CLOUD NATION/雲之國)海外初上映/台湾/監督:ホアン・シンヤオ(黃信堯)
2.『The Kids(仮)』(THE KIDS/小孩)/台湾/監督:サニー・ユイ(于瑋珊)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
3.『欠けてる一族』(THE MISSING PIECE/缺角一族) ※コンペティション部門でも上映。
4.『あの頃、この時』(THE MOMENT/那時.此刻)/台湾/監督:ヤン・リーチョウ(楊力州)/協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭
5.『私の少女時代 -Our Times-』(OUR TIMES/我的少女時代) ※特別招待作品部門でも上映。
6.『湾生回家』(WANSEI BACK HOME/湾生回家) ※オープニング作品として上映 TAIWAN NIGHT作品
≪Special Focus on Hong Kong 2016≫ 5本 香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)にご協力いただき、香港の話題作や人気作をピックアップしました。
1.『レイジー・ヘイジー・クレイジー』(LAZY HAZY CRAZY/同班同學)/香港/監督:ジョディ・ロック(陸以心)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
3.『荒らし』(ROBBERY/老笠)日本初上映/香港/監督:ファイヤー・リー(火火)
4.『私たちが飛べる日』(SHE REMEMBERS, HE FORGETS/哪一天我們會飛)
※特別招待作品部門でも上映。
HONG KONG NIGHT作品
5.『十年』(TEN YEARS [十年])海外初上映/香港/監督:クォック・ジョン(郭臻)、ウォン・フェイパン(黃飛鵬)、ジェヴォンズ・アウ(歐文傑)、キウィ・チョウ(周冠威)、ン・ガーリョン(伍嘉良)
6.『王家欣 ウォン・カーヤン』(WONG KA YAN/王家欣) ※コンペティション部門でも上映。
【インディ・フォーラム部門】 14本
斬新で挑戦的な作品を紹介するインディ・フォーラム部門。CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)助成作品3 本に加え、新鋭監督による11 作品を上映します。新しい才能の出現にご注目ください。
1.『5時から 9時まで ファイブ トゥ ナイン』(5 TO 9)日本初上映/シンガポール・日本・中国・タイ/監督:テイ・ビーピン(鄭彌彬)、宮崎大祐、ヴィンセント・トゥ(杜海)、ラーシケート・スックカーン
2.『函館珈琲』(HAKODATE COFFEE)日本/監督:西尾孔志/配給:太秦
3.『けんじ君の春』(KENJI-KUN NO HARU)日本/監督:森田亜紀
4.『KISARAZU』 世界初上映/日本/監督:齋藤俊道
5.『あの電燈』(A LIGHT IN THE DISTANCE)日本/監督:鶴岡慧子
6.『マッド・タイガー』(MAD TIGER)海外初上映/日本・アメリカ/監督:ジョナサン・イー、マイケル・ヘルトライン
7.『ルマ』(RUMAH)日本/監督:ヨセプ・アンギ・ノエン/配給:OCVB 沖縄フィルムオフィス
8.『想い出の中で』(SOMEWHERE IN MY MEMORY)日本/監督:完山京洪
9.『ともに担げば』(TOMO NI KATSUGEBA: ON OUR SHOULDERS)世界初上映/日本/監督:鶴岡慧子
10.『椿、母に会いに』(TO SEE MOTHER)世界初上映/日本/監督:木駿一
11.『夢の女 ユメノヒト』(YUME・NO・HITO)世界初上映/日本/監督:坂本礼/配給:インターフィルム
[第12回CO2助成作品]
CO2選考委員によって選ばれた3人のシネアストが、60万円の助成金を受け完成させた長編作品をワールド・プレミア上映!
12.『見栄を張る』(ERIKO, PRETENDED)世界初上映/日本/監督:藤村明世
13.『私は兵器』(I AM A WEAPON)世界初上映/日本/監督:三間旭浩
14.『食べられる男』(THE MAN WHO WAS EATEN)世界初上映/日本/監督:近藤啓介
【スペシャル・プレゼンテーション】 1本
1.『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』(CHAMBARA: THE ART OF JAPANESE SWORDPLAY)/日本/監督:中島貞夫
大阪アジアン映画祭HP
http://www.oaff.jp/2016/ja/index.html
2016年3月4日(金)〜3月13日(日)の10日間開催。
「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにお届けする大阪アジアン映画祭。今年で11 回目となる同映画祭の作品ラインナップが決定しました。
作品本数は、過去最多の計55本(うち、世界初上映9本、海外初上映10本、アジア初上映1本、日本初上映22本)、上映作品の製作国・地域は、中国、香港、台湾、韓国、モンゴル、ベトナム、タイ、カンボジア、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、イラン、ドイツ、フランス、アメリカ、日本の 17の国と地域。
梅田ブルク7、ABC ホール、シネ・リーブル梅田、第七藝術劇場などを会場に開催される第11回大阪アジアン映画祭。コンペティション部門、特別招待作品部門、特集企画、インディ・フォーラム部門を柱に、アジア映画最新作の上映や、多彩なゲストを迎えてのトークイベントなどを実施。シンポジウムや、ゲストを迎えてのウエルカム・パーティも開催されます。
【オープニング作品】
『湾生回家』(WANSEI BACK HOME/湾生回家)海外初上映/台湾/監督:ホァン・ミンチェン(黄銘正)/提供:マクザム、ワコー、太秦/配給:太秦
c Tanazawa Publish Co., Ltd.
c Tanazawa Publish Co., Ltd.
【クロージング作品】
『モヒカン故郷に帰る』(THE MOHICAN COMES HOME) /日本/監督:沖田修一/配給:東京テアトル
【コンペティション部門】
1.『3688』(3688/想入飛飛) 日本初上映/シンガポール/監督:ロイストン・タン(陳子謙)
2.『香港はもう明日』(ALREADY TOMORROW IN HONG KONG) 日本初上映/香港・アメリカ/監督:エミリー・ティン
3.『そんな風に私を見ないで』(DON'T LOOK AT ME THAT WAY) アジア初上映/ドイツ・モンゴル/監督:ウィゼマ・ボルヒュ
4.『師父』(THE MASTER/師父) 日本初上映/中国/監督:シュー・ハオフェン(徐浩峰)
5.『フリーランス』 (HEART ATTACK (FREELANCE)) 日本初上映/タイ/監督:ナワポン・タムロンラタナリット
6.『ご飯だ!』(LET'S EAT!/開飯啦) 海外初上映/マレーシア・シンガポール/監督:チャップマン・トー(杜汶澤)
7.『欠けてる一族』(THE MISSING PIECE/缺角一族) 日本初上映/台湾/監督:ジャン・フォンホ(江豐宏)
8.『豚のような女』(MY SISTER, THE PIG LADY) 日本初上映/韓国/監督:チャン・ムニル
9.『眠らない』(SLEEPLESS) 海外初上映/フィリピン/監督:プライム・クルズ
10.『つむぐもの』(TSUMUGU) 世界初上映/日本/監督:犬童一利/配給:マジックアワー
11.『王家欣 ウォン・カーヤン』(WONG KA YAN/王家欣) 日本初上映/香港/監督:ベニー・ラウ(劉偉恒)
12.『ないでしょ、永遠』(# WALANG FOREVER) 海外初上映/フィリピン/監督:ダン・ヴィリエガス
【特別招待作品部門】
1.『断食芸人』(ARTIST OF FASTING) 日本・韓国/監督:足立正生/配給:太秦
2.『暗殺(原題)』(ASSASSINATION) 日本初上映/韓国/監督:チェ・ドンフン/配給:ハーク
3.『アトミック・ハート』(ATOMIC HEART) 日本初上映/イラン/監督:アリ・アフマドザデ
5.『モヒカン故郷に帰る』(THE MOHICAN COMES HOME) ※クロージング作品として上映
6.『私の少女時代 -Our Times-』(OUR TIMES/我的少女時代) 日本初上映/台湾/監督:フランキー・チェン(陳玉珊)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
7.『私たちが飛べる日』(SHE REMEMBERS, HE FORGETS/哪一天我們會飛) 日本初上映/香港/監督:アダム・ウォン(黃修平)
8.『花、香る歌』(THE SOUND OF A FLOWER) 日本初上映/韓国/監督:イ・ジョンピル/配給:CJEntertainmentJapan
9.『いばらきの夏』(THE SUMMER IN IBARAKI) 海外初上映/韓国/監督:チョン・ソンホ
【特集企画】 25本(うち、5本はコンペティション部門または特別招待作品部門と重複)
≪ニューアクション! サウスイースト≫ 13本
「アクション」をキーワードに、主に東南アジアで製作された新作を一挙に紹介します。〈小特集:刷新と乱れ咲き ベトナム・シネマのここ数年〉、〈サウスイースト・クラシック〉にもご注目ください。
1.『3 TIGA(原題)』(3 (TIGA))海外初上映/インドネシア/監督:アンギ・ウンバラ/配給:キュリオスコープ
2.『心からの複製』(A COPY OF MY MIND)日本初上映/インドネシア・韓国/監督:ジョコ・アンワール
3.『汝の父を敬え』(HONOR THY FATHER)日本初上映/フィリピン/監督:エリック・マッティ
4.『部屋のなかで』(IN THE ROOM/無限春光 27)日本初上映/香港・シンガポール/監督:エリック・クー(邱金海)
5.『わたし、ニューヨーク育ち』(THE KID FROM THE BIG APPLE/我來自紐約)日本初上映/マレーシア/監督:ジェス・チョン(張爵西)
6.『あの店長』(THE MASTER)日本初上映/タイ/監督:ナワポン・タムロンラタナリット
〈小特集:刷新と乱れ咲き ベトナム・シネマのここ数年〉
7.『大親父と、小親父と、その他の話』(BIG FATHER, SMALL FATHER AND OTHER STORIES)日本初上映/ベトナム・フランス/監督:ファン・ダン・ジー
8.『どこでもない空中で羽ばたく』(FLAPPING IN THE MIDDLE OF NOWHERE)/ベトナム/監督:グエン・ホアン・ディップ/協力:あいち国際女性映画祭
9.『レディ・アサシン 美人計』(THE LADY ASSASSIN)日本初上映/ベトナム/監督:グエン・クアン・ユン/配給:キュリオスコープ
10.『超人X.』(SUPER X.)/ベトナム/監督:グエン・クアン・ユン/
配給:キュリオスコープ/協力:アジアフォーカス・福岡国際映画祭
11.『草原に黄色い花を見つける』(YELLOW FLOWERS ON THE GREEN GRASS)日本初上映/ベトナム/監督:ビクター・ブー
12.『ベトナムの怪しい彼女』(SWEET 20)海外初上映/ベトナム/監督:ファン・ザー・ニャット・リン〈サウスイースト・クラシック〉
13.『12 人姉妹』(12 SISTERS)カンボジア/監督:リー・ブン・イム/
協力:株式会社東京光音、恵比寿映像祭、Berlinale Forum、PassoPasso
≪台湾:電影ルネッサンス 2016≫
6本(うち、2本はコンペまたは特別招待作品部門と重複)
台湾文化部、台北駐日經濟文化代表處 台湾文化センターにご協力いただき、活況を呈する台湾映画の“今”を感じることのできる作品をラインアップです。
1.『雲の国』(CLOUD NATION/雲之國)海外初上映/台湾/監督:ホアン・シンヤオ(黃信堯)
2.『The Kids(仮)』(THE KIDS/小孩)/台湾/監督:サニー・ユイ(于瑋珊)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
3.『欠けてる一族』(THE MISSING PIECE/缺角一族) ※コンペティション部門でも上映。
4.『あの頃、この時』(THE MOMENT/那時.此刻)/台湾/監督:ヤン・リーチョウ(楊力州)/協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭
5.『私の少女時代 -Our Times-』(OUR TIMES/我的少女時代) ※特別招待作品部門でも上映。
6.『湾生回家』(WANSEI BACK HOME/湾生回家) ※オープニング作品として上映 TAIWAN NIGHT作品
≪Special Focus on Hong Kong 2016≫ 5本 香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)にご協力いただき、香港の話題作や人気作をピックアップしました。
1.『レイジー・ヘイジー・クレイジー』(LAZY HAZY CRAZY/同班同學)/香港/監督:ジョディ・ロック(陸以心)/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ◯
3.『荒らし』(ROBBERY/老笠)日本初上映/香港/監督:ファイヤー・リー(火火)
4.『私たちが飛べる日』(SHE REMEMBERS, HE FORGETS/哪一天我們會飛)
※特別招待作品部門でも上映。
HONG KONG NIGHT作品
5.『十年』(TEN YEARS [十年])海外初上映/香港/監督:クォック・ジョン(郭臻)、ウォン・フェイパン(黃飛鵬)、ジェヴォンズ・アウ(歐文傑)、キウィ・チョウ(周冠威)、ン・ガーリョン(伍嘉良)
6.『王家欣 ウォン・カーヤン』(WONG KA YAN/王家欣) ※コンペティション部門でも上映。
【インディ・フォーラム部門】 14本
斬新で挑戦的な作品を紹介するインディ・フォーラム部門。CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)助成作品3 本に加え、新鋭監督による11 作品を上映します。新しい才能の出現にご注目ください。
1.『5時から 9時まで ファイブ トゥ ナイン』(5 TO 9)日本初上映/シンガポール・日本・中国・タイ/監督:テイ・ビーピン(鄭彌彬)、宮崎大祐、ヴィンセント・トゥ(杜海)、ラーシケート・スックカーン
2.『函館珈琲』(HAKODATE COFFEE)日本/監督:西尾孔志/配給:太秦
3.『けんじ君の春』(KENJI-KUN NO HARU)日本/監督:森田亜紀
4.『KISARAZU』 世界初上映/日本/監督:齋藤俊道
5.『あの電燈』(A LIGHT IN THE DISTANCE)日本/監督:鶴岡慧子
6.『マッド・タイガー』(MAD TIGER)海外初上映/日本・アメリカ/監督:ジョナサン・イー、マイケル・ヘルトライン
7.『ルマ』(RUMAH)日本/監督:ヨセプ・アンギ・ノエン/配給:OCVB 沖縄フィルムオフィス
8.『想い出の中で』(SOMEWHERE IN MY MEMORY)日本/監督:完山京洪
9.『ともに担げば』(TOMO NI KATSUGEBA: ON OUR SHOULDERS)世界初上映/日本/監督:鶴岡慧子
10.『椿、母に会いに』(TO SEE MOTHER)世界初上映/日本/監督:木駿一
11.『夢の女 ユメノヒト』(YUME・NO・HITO)世界初上映/日本/監督:坂本礼/配給:インターフィルム
[第12回CO2助成作品]
CO2選考委員によって選ばれた3人のシネアストが、60万円の助成金を受け完成させた長編作品をワールド・プレミア上映!
12.『見栄を張る』(ERIKO, PRETENDED)世界初上映/日本/監督:藤村明世
13.『私は兵器』(I AM A WEAPON)世界初上映/日本/監督:三間旭浩
14.『食べられる男』(THE MAN WHO WAS EATEN)世界初上映/日本/監督:近藤啓介
【スペシャル・プレゼンテーション】 1本
1.『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』(CHAMBARA: THE ART OF JAPANESE SWORDPLAY)/日本/監督:中島貞夫
大阪アジアン映画祭HP
http://www.oaff.jp/2016/ja/index.html
2016年02月27日
桜ノ雨
監督:ウエダアツシ 原作:halyosy 脚本:小林弘利
製作総指揮:吉田尚剛
出演:山本舞香、浅香航大、広田亮平、久松郁実、田畑智子 他
初音ミクをボーカルに使用して中高生の定番卒業ソングとなった人気ボーカロイド楽曲「桜ノ雨」を映画化、作詞作曲のhalyosyが原作・原案を自ら手がけた。小さな町の高校を舞台に、合唱部の活動に情熱を傾ける高校生たちの姿を描き出す。合唱コンクールで金賞を目指す主人公・未来役に本作が映画初主演となる「暗殺教室」の山本舞香、共演に「桐島、部活やめるってよ」の浅香航大など。 ハードな練習の前に部員たちの気持ちはバラバラに…。だが未来のひたむきな思いが少しずつ部員の心を動かしていく--。
卒業式で定番て全然知らなかった… そう、私の高校卒業なんて、もう20年ほど前(爆)舞台は海辺にある高校。海無し県で育った私にはそれだけでも羨ましいのに、合唱部部長ハル先輩がステキ過ぎ!!あんな先輩がいたら私も好きになっちゃうよ… 出演者たちが半年以上、実際に合唱部さながらの厳しい練習を受けたそうです。その素晴らしい合唱も必見。 (千)
2015/日本/配給 AMGエンタテインメント 98分
http://sakuranoame-movie.com/
★3月5土曜日より全国ロードショー!!