2015年11月08日

コードネーム U.N.C.L.E.(原題:The Man from U.N.C.L.E.)

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監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
撮影:ジョン・マシソン
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:ヘンリー・カビル(ナポレオン・ソロ)、アーミー・ハマー(イリヤ・クリヤキン)、アリシア・ビカンダー(ギャビー[ガブリエラ]・テラー)、エリザベス・デビッキ(ヴィクトリア・ヴィンチグエラ)、ヒュー・グラント(アレキサンダー・ウェーバリー)

1960年代前半。世は東西冷戦真っ只中。各国がスパイ合戦をしているとき、アメリカのCIAエージェント、ナポレオン・ソロと、ソ連のKGB工作員イリヤ・クリヤキンが出会ってしまう。互いの能力を駆使して戦う二人だったが、2国間だけでなく、世界中を巻き込む一大テロの危険が高まっていた。阻止するのが第一と、応酬はいったんおさめて手を組め、と上層部の命令がくだる。キーパーソンはドイツ人科学者の娘ギャビー。彼女を守りながら科学者を探し出す、というミッションを果たすため、真逆な二人はどう協力しあえるのか?

60年代にテレビを見ていた人なら必ずチャンネル(!)を合わせたに違いない超人気番組の「0011ナポレオン・ソロ」。その映画リメイク版です。観ないでおられますかっ。
敵として戦っていたのに、いきなり相棒にと言われても・・・ですが無茶振りするのが上司というもの。調子のいいソロと違って、頑固なイリヤがしぶしぶ行動するようすが笑えます。二人が自分のスパイ道具で競い合ったり、相手が窮地に陥ったときにちょっと逡巡したりと、面白いシーンがありました。
同じ日に『007 スペクター』の試写があり、期せずして新旧のスパイ映画を見比べることができました。車や武器などは進歩していますが、映画の作りは共通するものが多々ありました。『007〜』は12月初めの公開なので、機会があれば2本続けて観るのも一興です。
映画公開にあわせ、CS放送局「衛星劇場」でオリジナルの「0011ナポレオン・ソロ」を11月14日(土)23時から放映。日本語字幕版の全4シーズン分です!(白)


2014年/アメリカ/カラー/シネスコ/116分
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2015 WarnerBros.Ent.All Rights Reserved
http://wwws.warnerbros.co.jp/codename-uncle/
★2015年11月14日(土)全国ロードショー
posted by shiraishi at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローマに消えた男(原題:Viva la liberta)

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監督・原作・脚本:ロベルト・アンドー
出演:トニ・セルヴィッロ(エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニ)、ヴァレリオ・マスタンドレア(アンドレア)、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(ダニエル)、ミケーラ・チェスコン(アンナ・オリヴェーリ)、アンナ・ボナウイート(イブリーナ)、エリック・グエン(ムング)

エンリコ・オリヴェーリはイタリア最大の野党の書記長をつとめている。国政選挙が近いというのにこのごろ支持率は下がる一方、なんら解決の策も浮かばないまま党大会に出席した。その壇上で、客席から厳しい罵声を受けるが、返す言葉もなかった。翌日秘書のアンドレアが迎えにいくと「一人になりたい」と手紙を残してエンリコは姿を消していた。エンリコの妻アンナに相談したアンドレアは双子の兄弟がいるという情報を掴む。そのジョヴァンニはエンリコとは疎遠。哲学教授だったが、心の病で長く施設にいて、退院したばかり。アンナも会ったことはないという。アンドレアは藁にもすがる思いでジョヴァンニを訪ね、瓜二つの彼に替え玉作戦を持ちかける。
そのころ、ローマを出奔したエンリコは元恋人のダニエルを頼ってパリに身を隠していた。

イタリアで大ヒットし、昨年GWのイタリア映画祭で『自由に乾杯』のタイトルで上映された作品です。原題そのままの訳ですが、今度の邦題はミステリぽくしています。皮肉を含んだコメディ作品でもあり、え?というようなミステリーでもあり。とても見ごたえがあります。試写の後、あれれ?と宣伝さんに尋ねている方もいましたが、それは観た方それぞれが答えを出すものでしょうね。
トニ・セルヴィッロが双子のエンリコ、ジョヴァンニを一人二役で演じていますが、エンリコになったジョヴァンニも数えると3役?では最後に現われたのはどっちなのか?目を皿にして見守ってください。
友だちが双子なのを知らずにもう一人と会ったとき、すっごく驚いたことが2度ありました。一卵性の双子さんは、自分とそっくりなもう一人とどう向き合って生きていくのでしょう?(白)


2013年/イタリア/カラー/シネスコ/94分
配給:レスペ、トランスフォーマー
(C)Bibi Film (C)Rai Cinema
http://romanikieta-otoko.com/

★2015年11月14日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
posted by shiraishi at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クライム・スピード(原題:American Heist)

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監督:サリク・アンドレアシアン
脚本:ラウル・イングリス
撮影:アントニオ・カルバッシュ
出演:ヘイデン・クリステンセン(ジェームズ)、エイドリアン・ブロディ(フランキー)、ジョーダナ・ブリュースター(エミリー)、トリー・キトルズ(レイ)、アリウネ・“エイコン”・チアム(シュガー)

爆弾製造に手を染め逮捕されたジェームズは、出所後に自動車販売店を始めたかったが銀行に融資を断られる。修理を頼みに店にやってきたのはかつて恋人だったエイミー。再会をきっかけによりを戻し、彼女のためにも堅実な生活をと考えていたとき、犯罪を繰り返して10年も服役していた兄フランキーが訪ねてくる。たった一人の兄にすげなくもできず、友人に会いに行くのだというフランキーを送り届けることになった。
急に始まった銃撃戦にまきこまれ、パトカーに追われるはめになってしまったジェームズ。彼の運転テクニックを見込んだフランキーたちが、銀行強盗の仲間にと誘う。エイミーをたてに脅されたジェームズはいやいや協力するほかなかった。

スティーブ・マックイーン主演『セントルイス銀行強盗』(1959年)のリメイク作品。オリジナルから大分変わって、切りたくても切れない兄弟の絆が主軸になっています。銀行強盗がうまく行くと思ったところ、いや強盗を思いついたところでもう道を間違っています。
情けない兄フランキー役のエイドリアン・ブロディのダメッぷりが涙を誘うほどで、ほんとに上手い!弟ジェームズも迷惑な兄から逃れて、エイミーとの幸せを手にしたいのに、という焦燥感がありあり。こういうとき非情にできませんよね。情に流されない人が成功していくんだろう、しかし、それでは寂しいんじゃないかと、人生を考えてしまったのでした。(白)


2014年/アメリカ/カラー//94分
配給:東京テアトル、日活
(C)Copyright 2014 Glacier Entertainment SARL of Luxembourg.All rights reserved.
http://crimespeed.jp/
★2015年11月7日(土)よりロードショー
posted by shiraishi at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サヨナラの代わりに(原題:You're Not You)

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監督:ジョージ・C・ウルフ
出演:ヒラリー・スワンク(ケイト)、エミー・ロッサム(ベック)、ジョシュ・デュアメル(エヴァン)、ロレッタ・デバイン(マリリン)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(エリザベス)

ケイトは弁護士の夫と友人たちに囲まれ、誕生日を祝っていた。得意のピアノを披露しているとき指に異変がある。その場は取り繕ったものの、病院での診断は次第に身体が不自由になっていく難病のALSだった。それから1年半、料理が好きで家事全般に有能だったケイトは車椅子生活になり、自分の着替えにも人の手を借りねばならない。夫のエヴァンは彼女を励まし続けるが、気持ちは晴れなかった。介護人を断り、女子大生のベックの面接をする。エヴァンは家事も介護も満足にできないベックを雇うのに反対するが、ケイトは病人扱いしない友人として彼女が必要だった。

東京国際映画祭招待作品になり、プロデューサーも兼ねている主演のヒラリー・スワンクが来日し笑顔で観客を魅了していきました。綺麗でした。2度のアカデミー賞主演女優賞に輝き、すっかりベテランの風格も出てきたヒラリーですが、スタイルの良さと「男前」なのは変わりません。新しい友情を得て、難病に侵されながらも日々楽しむことを忘れないケイトをきりりと演じています。髪型もファッションも生き方もケイトと正反対のベックをエミー・ロッサム、歌手でもある彼女の歌声も聞くことができます。女性版『最強のふたり』といえば当たっているかも。
そういえばオマール・シーもエミー・ロッサムも口が大きいです。陽気でで包容力を感じるのは人相学にもあるんでしょうか。我慢してきたケイトと、共感したベックが向かい合って大声で叫ぶシーン、最近大きな声を出すことがないのでちょっと羨ましかったのでした。山か海にいかないと迷惑ですね、あ、カラオケという手もある。(白)


2014年/アメリカ/カラー/ビスタ/102分
配給:キノフィルムズ
(C)2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.
http://sayonarano-kawarini.com/
★2015年11月7日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
posted by shiraishi at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

はしっこでも世界。ムヴィオラ15周年特集上映

映画配給会社ムヴィオラさんの15周年を記念して、これまでに配給された
映画のほぼすべてが一挙上映されます。
アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、日本から“ほぼ30本”一挙上映。

また、来年(2016年)公開するアピチャッポン・ウィーラーセタクンの『世紀の光』、ヤスミン・アフマドの『タレンタイム(原題)』の特別先行上映、ワン・ビンの『鉄西区』三部作一挙上映&フランスのギャラリーの好意で特別上映する『名前のない男』、さらには国内最終上映となるスティーヴ・ジェイムス監督のドキュメンタリーの傑作『スティーヴィー』などなど盛りだくさんです。トークイベントもあります。

開催場所:新宿 K’s cinema http://www.ks-cinema.com/access/
開催期間:11/7(土)〜11/20(金)
当日料金 :一般・大・高:1,500円/中・小・シニア:1,000円
特別鑑賞券:5回券:5,000円

今一度観てみたい作品や、見逃している作品、先駆けて観たい作品・・・
どうぞお出かけください。
公式サイト:http://moviola15th.tumblr.com/


★シネマジャーナルでは、下記のインタビューでムヴィオラさんにお世話になりました。

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『子供の情景』ハナ・マフマルバフ監督来日レポート
http://www.cinemajournal.net/special/2009/kodomo/index.html

『もうひとりの息子』ロレーヌ・レヴィ監督、ジュール・ シュトリクさん(俳優)、ヴェルジニー・ラコンブさん(プロデューサー)インタビュー 86号に掲載
http://www.cinemajournal.net/bn/86/cj86.jpg

『追憶と、踊りながら』ホン・カウ監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2015/tsuioku/index.html

ほかの多くの作品も、シネマジャーナル本誌やWeb版で紹介しています。




posted by sakiko at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする