2015年07月08日
群青色の、とおり道
監督:佐々部清
脚本:橋本剛実、佐々部清
撮影:早坂伸(J.S.C.)
音楽プロデューサー:ムシカラボ
劇中歌:「電車の窓から」back nunber(UNIVARSAL SIGMA)
出演:桐山漣(真山佳幸)、升毅(真山年男)、宮崎美子(真山明子)、杉野希妃(倉田唯香)、安田聖愛(真山幸恵)、伊嵜充則(小林徹)
町工場を継ぐのを嫌い、ミュージシャンになるのを夢見て故郷を出た真山佳幸。東京で頑張っているけれど、まだまだ胸を張って帰れる状態ではない。そうして10年も経ってしまっていた。重い腰を上げたのは、父から連絡が入ったからだ。以前と変わらず陽気に出迎えてくれた母、すっかり大きくなった妹、年老いた父、かつての級友たちに再会する。
群馬県太田市の合併10周年記念事業として製作された作品。題材は目新しいものではありませんが、誰にもおこりそうな、ありそうなエピソードを丁寧に重ねて描いています。仕事一筋の実直な父、優しくて明るい母、不在の兄の分までしっかりしている妹、10年経って大人になったけれど、変わらずに思ってくれる友人たち。平凡な暮らしの中で受け継がれている行事など、佳幸が離れていた大切なことにスポットライトをあてています。エピソードをつないでいるのが、いろいろな歌や音楽。繰り返し歌う劇中歌がいつまでも残りました。(白)
2015年/日本/カラー/105分
配給:クリーク・アンド・リバー
(C)「群青色の、とおり道」製作委員会、太田市
http://gunjyoiro.jp/
★2015年7月11日(土)ユーロスペース他全国順次ロードショー
ターミネーター:新起動/ジェニシス(原題:Terminator Genisys)
監督:アラン・テイラー
脚本:レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:ローン・バルフェ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)、エミリア・クラーク(サラ・コナー)、ジェイ・コートニー(カイル・リース)、ジェイソン・クラーク(ジョン・コナー)、イ・ビョンホン(T-1000)、J・K・シモンズ(オブライエン)
人類反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを抹消するため、未来から殺戮マシーンのターミネーター「T-800」が1984年に送り込まれる。ジョンに救われ、今や右腕と呼ばれるほどに成長していたカイル・リースは、それを阻止するために志願して同じ時間に飛んだ。そこで強力なT-1000型に追われ、逃げ惑っていたところを救ったのはなんとサラとT-800だった。
最初の『ターミネーター』が日本で公開されてから30周年。5作目の最新作を『ターミネーター3』以来12年ぶりに復帰したシュワルツェネッガー主演で観られるって凄いことです!
1、2のストーリーをベースにした新しいドラマが展開していきます。筋肉隆々の若き日と年を重ねて渋くなったシュワちゃん(なぜこの方には「ちゃん」がつくのでしょう?)が並ぶのですよっ!冒頭の懐かしいシーンからワクワクせずにいられません。
2で登場した液体金属型のT-1000はロバート・パトリックでしたが、本作ではハリウッドでの活躍著しいイ・ビョンホンが冷徹に演じてなかなか怖いです。ここまで見せるか?な予告編ですが、それはそれ、まずは本編でのT-800型ターミネーターの新旧対決をお楽しみに!!(白)
2015年/アメリカ/カラー/シネスコ/126 分
配給:パラマウント
(C)Paramount Pictures 2014. All Rights Reserved.
http://www.terminator-movie.jp/
★2015年7月10日(金)3D/2D公開
踊るアイラブユー♪(原題:Walking on Sunshine)
監督:マックス・ギワ、ダニア・パスクィーニ
脚本:ジョシュア・セント・ジョンストン
撮影:フィリップ・ブローバック
音楽:アン・ダッドリー
出演:ハンナ・アータートン(テイラー)、アナベル・スコーリー(マディ)、ジュリオ・ベルーチ(ラフ)、グレッグ・ワイズ(ダグ)、ケイティ・ブランド(リル)
大学を卒業したばかりのテイラーは姉のマディに招かれて、南イタリアのプーリアにやってきた。3年前まだ学生だったテイラーが恋した思い出の場所でもあった。久しぶりに会った恋多き姉の突然の「結婚宣言」に驚き、相手が初恋の相手だったラフだと知って大ショック。姉と違って控えめで慎重派のテイラーは、自分の気持ちを打ち明けもせず、姉も知らないことだった。ラフにも友だちにも口止めし、初対面のふりをするテイラーは今更ながらラフを忘れられない自分に気づく。
1980年代のヒット曲とダンスシーンがいっぱいのミュージカル映画。ヒロインの2人はテレビで活躍していたようで、この作品で初めて観ました。テイラー役のハンナ・アータートンはジェマ・アータートンの3つ下の妹。『アバター』(09)の主題歌「I See You」を歌ったレオナ・ルイスがテイラーの友人エレーナ役で出演しています。マディとくっついたり離れたりするダグ役のグレッグ・ワイズは、エマ・トンプソンの旦那様です。キャストがみなはつらつとしていて、南イタリアのビーチにぴったりの楽しい作品。インド映画みたいにマサラシステム(歌ったり踊ったり)を導入すると盛り上がりそうです。(白)
2014年/イギリス/カラー/97分
配給:ファントム・フィルム
(C)WOS DISTRIBUTION (IRELAND) LTD. 2014
http://odoru-iloveyou.com/
★2015年7月10日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開