2015年06月14日

海街diary

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監督:是枝裕和
原作:吉田秋生
脚本:是枝裕和
音楽:菅野よう子
出演:綾瀬はるか(香田幸)、長澤まさみ(香田佳乃)、夏帆(香田千佳)、広瀬すず(浅野すず)、加瀬亮(坂下美海)、樹木希林(菊池史代)、リリー・フランキー(福田仙一)、風吹ジュン(二ノ宮さち子)、堤真一(椎名和也)、大竹しのぶ(佐々木都)

鎌倉の古い家に住む三姉妹、長女幸、次女佳乃、三女千佳のもとに、15年前に家族を捨てて他の女性と所帯を持った父の訃報が届いた。父と離婚した母も再婚して家を出てしまい、しっかり者の幸がずっと妹たちを支えてきた。3人の父への思いはそれぞれ違ってはいるが、葬儀のため電車を乗り継いでいく。出迎えたのは腹違いの妹すずだった。父はすずの母が亡くなった後、子連れの女性と再婚し、すずは義母と遺されていた。別れ際、幸はすずに「一緒に暮らさない?」と声をかける。
すずは鎌倉にやって来て、4人姉妹となった。

現代の「若草物語」か「細雪」か、美人姉妹が主人公です。眼福。始まり部分が『チチを撮りに』に似ていましたが、離婚が多いので腹違いの兄弟姉妹の物語も増えているようです。
しっかりものの長女、奔放な次女、マイペースの三女、新しい家族になった中学生の四女の和やかな暮らしが始まります。不倫して出ていった父を許せない幸が自分も妻のある医師と付き合い、勝気な次女が年下の男と酒に弱かったり、すずが中学生らしからぬ気遣いを見せたり、なかなかドラマチックな要素もあり。
人気漫画家の吉田秋生原作で、どんな風に映画化されるのか楽しみにしていました。キャラクターにぴったりの女優さんたちに原作ファンも満足のはずです。役名と同じ芸名のすずさん、先輩たちの中にあっても光る魅力があります。是枝監督作品はどれも自然なセリフが良く、家のたたずまいと風景、点描される人の温かさに癒される作品でした。(白)


2015年/日本/カラー/ビスタサイズ/126分
配給:東宝、ギャガ
(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
http://umimachi.gaga.ne.jp/
★2015年6月13日(土)全国公開
posted by shiraishi at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする